2012年4月30日月曜日

JBL 2121H ボイスコイルの巻き戻し作業風景(インピーダンス整合)

こんにちは、丸山です。

今回はJBL2121Hのボイスコイルの巻き戻しの様子です。エッジ交換依頼と言うことでお預かりしておりましたが、左右それぞれデータを取ったところ、特性の違いが大幅にあったため、ボイスコイルの巻き戻し作業を行いました。これら2本のユニットは実はJBL 4343Bに工場出荷時から収まっていると思われる個体ですが、驚くことに初期段階よりこのように左右の差違が見られるということが多々あります。

写真はボイスコイルの幅を測っている所です。ユニット右側が7.5mm、ユニット左側が6.5mmということで、ボイスコイル幅が1mmも異なります。つまり、それだけ巻き数が違うということ、左右でインピーダンスが大きく異なります。ユニットのダンパーを外し、内部の様子をチェックします。直流抵抗値は左右それぞれ下記の通りです。

 作業前のDCR値
右ユニット:7.0Ω
左ユニット:6.1Ω

1Ωの差はじっくりと聞き比べると、同じレベルでも音圧の違いが確認できます。インピーダンス測定器にて計測しても、その差は明らかでした。


 それでは巻き戻しの作業を行います。写真は右ユニットのボイスコイルを2周巻き戻し、直流抵抗を確認しているところです。左ユニットに関しては、リード線の調整を行い、多少抵抗値が上がりました。

2周巻き戻し後のDCR値
右ユニット:6.7Ω
左ユニット:6.3Ω

取り除いたボイスコイルの線材です。

上記写真後、更に2巻きほど巻き戻すと、直流抵抗はほぼ同じになりました。ほどいたコイルの先端と、リード線に伸びる線の先端部分を半田で接合します。手先の器用な熟練したKRSスタッフでないと、この巻き戻し作業は大変難しい作業です。

・巻き戻し前
コイルの巻き幅が、左右異なるのは一目瞭然です。左右で約1mmの巻き幅の差がありました。

・巻き戻し後
直流抵抗をチェックしつつ、巻き戻し作業を行いました。左右のコイルの巻き幅が同じになりました。

巻き戻し後のDCR値
右ユニット:6.3Ω
左ユニット:6.3Ω

以上の様に、左右のDCR値はぴったり同じになりました。同じくインピーダンスのグラフもほぼ同じカーブになりました。

これ以外にも左右のインピーダンス違いのケースとして挙げられるのが、ボイスコイルがギャップ内で擦れてショートし、インピーダンスが下がるということや、リード線の劣化による抵抗値の上昇があります。リード線に関しては最悪のパターンだと撚り線の内部断線ということもあります。

修理依頼を頂くお客様のユニットは様々です。ロット差などから、左右で特性の異なるユニットがペアのスピーカーに組み込まれていることも希ではありません。ケンリックサウンドでは左右の特性を揃え、同じ音圧に調節することで、ストレス無く、より快適な音楽を堪能して頂く事が可能となります。

お客様からのお便り 大阪府 加藤様 JBL 4343B ご来店・ご購入






【お客様のコメント】

2012年、4月某日、ケンリックサウンドスペシャル4343B(JBL 4343B ローズウッドキャビネット×黒檀バッフル スペシャル)が届きました。まず定位置に設置した上、結線してみる。最初から、こなれた、キレのある音である。すでに十分楽しめる音が出ています。しばらくそのまま、LPレコードを鑑賞しました。次にスピーカーの位置を調整してみた。まず左右の間隔を考えてみる。目一杯広げた状態から少しずつ狭くしてみる。

ある程度左右が小さくなると、スピーカ設置場所の外側にもステレオイメージが形成されている事に気づきます。左右の壁の影響が減るので少し迫力が減じるが、純度は向上する。当然、小さくしすぎると融像されるものが小さくなるので、何度も聞きながら調整をしてみる。内側に角度をつける場合も同じような作業である。結局左右目一杯から10センチくらい小さくすることに仮に決める。

今回、ケンリックサウンド特製のキャスター付きスタンドも購入したので、上記の作業は、簡単、快適で楽しいものであった。スピーカの高さが決定されているので、低音の出方もあまり考えなくてもベストに近いものが簡単に得られます。結果的に低音の調整は背面の壁からの距離を少し調整して終わりました。試聴が進むと、このスタンドが極めて優秀であることがわかる。量感を損なわず、クリアーな低音である他に、低音の弾力やうるおいを感じるのである。

ケンリックサウンドスペシャル4343Bは、おそらく純正4343Bよりも少し締まった、パワフルな音質であり、このため、あまり部屋の影響も少ないと思います。どんなふうに置いても、良い音で好ましいと思いました。先代、先々代のスピーカーで、置く位置によっては、使い物にならない音質だったのが嘘のようです。大きな喜びが簡単に得られるので、良い買い物をしたと思っています。


【ケンリックサウンドからのコメント】

加藤様、このたびはご来店並びに弊社カスタムの4343Bをご購入くださいまして誠にありがとうございます。加藤様が今までお使いだったJBL DD55000 エベレストの下取りも感謝致します。

ご来店前には希望機種をまだお決めになっておらず、弊社のお薦めをということでしたので、エベレストからの買い換えに相応しい、4343Bカスタムをご用意してお待ちしておりました。

このカスタム4343Bは、弊社が新開発した最高グレードのセーム革エッジを採用しています。柔らかな一般の人工皮革のエッジと比べると、エージングを進めた新品ウレタンのコシに近く、なおかつ半永久耐性の性質を持つ理想的なエッジです。このエッジを搭載したウーファーユニットから繰り出される低域は歯切れがあり、なおかつ階調表現に優れるという特徴があります。それを当日はバイアンプドライブでお聴き頂きました。

加藤様はご自身で楽器の演奏をなさるのですが、カスタム4343Bから放たれるキレと表現力が多分にある音にご満足頂き、ご購入と相成りました。

納品されてからも専用ウォールナットスタンドとの組み合わせが功を奏したようで、われわれも嬉しく思います。画像を拝見すると、カスタム4343Bのローズウッド×黒檀バッフルのキャビネットが加藤様のリスニングルームの印象にぴったりと合っていますね。

今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

2012年4月24日火曜日

KENRICK SOUND スタッフの誕生日(4月ver.)part2

こんにちは、丸山です。今月2人目の誕生日を祝いました!!4/23は河内の誕生日でした!河内は今年で62回目の誕生日を迎えました。ちょうど同じ日に、スペシャルパラゴンの発送があり皆でスピーカー前にて記念撮影を行いました。
新品以上 JBLパラゴン PARAGON ケンリックから世界一のレストア

河内が貰ったプレゼントは「金箔入りの焼酎」。これからも宜しくお願いしますと言うことで、細井が選びました。

私も河内からはこれからもたくさんの事を学び、一緒に仕事をしていきたいと思っています。これからも一緒に頑張って行きましょう!

JBL ファイナル 結果はどうなる?

日本バスケットボールの最高峰リーグ「JBL」。 「JBL Finals Game4 4月22日21:30~」 アイシン VS トヨタ トヨタが勝てば優勝です。アイシンが勝てばGame5へ持ち越し。 さあ結果はどうなる?楽しみです。

2012年4月19日木曜日

アンプ修理のお客様からの頂き物 Quatre

こんにちは、丸山です。

本日ご来店頂いたお客様から美味しいお菓子を頂きました!ありがとうございます。

頂いたお菓子は"Quatre"(キャトル)というお店の焼き菓子の詰め合わせです。早速スタッフみんなで美味しく頂きました。ごちそうさまでした☆

KENRICKSOUNDがプラスチックダンボールを使う理由

こんにちは、丸山です。

ケンリックサウンドでは、アンプやプレイヤーなど重量級製品の社内輸送用には頑丈な輸送箱を使用しております。(プラダン)プラスチック製ダンボールは強度が高く、耐水性に優れており、折り曲げにも強いことから、何度も使用することができます。

私たちケンリックサウンドは、お客様の商品を大事に安全に取り扱うのは勿論ですが、環境にも優しい会社を目指しております。

2012年4月13日金曜日

KENRICK SOUND スタッフの誕生日(4月ver.)

こんにちは、丸山です。

先日は純子さんの誕生日でした。おめでとうございます!!


純子さんは主にwebページの更新、経理の業務をしています。いつも皆様がご覧になっているケンリックサウンドのjbl43のページも作りました。

現在はさなえちゃんの面倒をみないといけないということも有り、毎日非常に忙しそうです。私は時々webの仕事を頂き手伝っております。これからもっと沢山の仕事を貰えるようになり純子さんの負担が減れば良いのですが…頑張ります。

それにしてもケンリックサウンドは年始めから毎月のように誕生日の社員がおります。人数が多くないのに非常に珍しいことです。次は誰の誕生日がくるのか楽しみですね☆

音響担当のKENRICK SOUND in 世田谷公園の花見

こんにちは、丸山です。

先週末、ケンリックサウンドスタッフは、音響担当としてお花見に行って来ました!


世田谷公園は近くに一般の家があるので、あまり大きなスピーカーは持って行けませんでしたが、大きさに劣らない物を準備しました。




時々強い風が吹き、肌寒い事もありましたが、だんだんと人が集まってきて賑やかになり寒さを忘れるくらいの賑わいでした。

スピーカーはWestlake AudioのLC 6.75、ケンリックサウンドオリジナルスタンドに乗せて使用しました。Ipodドック→AUNEの小型DAC→RASTEME RSDA302Pの組み合わせです。花見参加者に評判が良く、みんな踊り出すほどでした。贅沢な花見のBGMとなりました。

KENRICK SOUND 社員旅行 in 熱海

こんにちは丸山です。

先日、ケンリックサウンドは日曜日にお休みを頂き、社員全員で熱海に旅行に行って来ました!KRSが創設して以来初めての社員旅行、非常に充実した時間でした。

熱海社員旅行1日目:

今回の「魚ごころ 季魚喜人」の"豪快漁師丼"










前回(1年半前)の"季魚喜人丼"
熱海に着いて先ずは昼食。「魚ごころ 季魚喜人」にて"豪快漁師丼"という海鮮丼を食べました。丼の上に乗っている刺身は新鮮で、豪快の名に劣りません。しかし、オーナーが変わったのか、1年半前に訪れた時よりも豪快さ、が下がったように思えます。写真を比べると、今回はお椀の伊勢エビはあら部分のみで、丸々1匹入っていません。丼は刺身の種類は増えているようですが、ウニ、いくらの量が1/3以下しか載っていません。価格も上がっており、期待していっただけあって残念でしたが、その他焼き物や天盛なども注文しており、みんな相当満腹になることができました。




それからホテルに向かう道中、私はその坂道に驚きました。道幅は2台の乗用車が何とかすれ違えるくらい狭く、且つ急な勾配でした。しかし、それを抜けると熱海の町を一望できる見晴らしの良い場所にホテルがありました。Relax Resort Hotelは高級感のあるちょっと落ち着いた雰囲気のホテルです。

部屋に荷物を置くとまもなく、アロマエステの2時間コースを体験しました。KRSの男メンバーはエステ初体験でしたが、これがまた非常に気持ちよく、JBL大型スピーカーのレストアで溜まった疲労もとれたようで上機嫌でした。










夕食はフレンチのフルコース。前菜、スープ、パスタ、魚料理、肉料理、デザートの順で出される食事をドレスコードでビシッと決めて頂きました。少々構えてしまっていたのは私だけでしょうか?ケンリックは赤ワインが皆好きなようです。

お腹が一杯になったら本日のメインイベント花火大会。実は日中は天気があまり良くなかったのですが、夕方には雨は止み、澄んだ空気の中での良い条件が揃った花火大会になりました。ホテルのバルコニーから見える花火は視覚的、聴覚的に驚くような迫力でした。

私はここでも写真を撮っておりましたが、花火を撮影する事は非常に難しく、細井に的確なアドバイスを貰いながら何とか花火らしい写真を撮ることに成功しました。なので、実際花火はファインダー越しに見ておりました。

熱海社員旅行2日目:








2日目は午前中にホテルを発ち、以前4345を購入して頂いた荒川様宅に向かいました。道中、「多賀」というそば屋で昼食をとりました。ほんのり蕎麦の香りがし、少しコシがあり、非常に上品な味で美味しかったです。




実は、荒川様ご主人は2012年3月15日にご病気のためお亡くなりになりました。2010年9月にお店をオープンしたときに撮影した細井とのインタビュー動画は貴重な思い出です。心よりご冥福をお祈り致します。現在は一時休業中ですが、奥様がお店に立たれて来月からまたオープンするそうです。

さて、外観は別荘のような白をベースにしたウィークエンドハウスで、お店の入り口は防音扉になっています。中に入るとウォールナットをベースにした非常に落ち着きのあるアットホームな空間が広がります。Jazzライブなども開かれる事もあるのでJazz好きにはもってこいのBarです。お近くに行かれる際は是非一度お立ち寄り下さい



帰り道、伊豆スカイラインを通って東京に向かいました。日が傾き始めた頃に、富士山が非常に綺麗に見えたので、つい車を止めて写真を撮りました。こんなに綺麗な富士山がこんなに近くで見ることができ、とても感動しました。

今回の社員旅行ができたのは紛れもないケンリックサウンドを信頼して支えて下さっているお客様の皆様の御陰です。有難うございます。私たちケンリックサウンド一同はこれからも日々努力し、お客様の皆様にそれぞれの求める最高の音を提供していきたいと思いますので、これからも宜しくお願い致します。