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2008年12月23日火曜日
お客様からのお便り 石川県 H様 音響レンズ
当店から音響レンズをお買いあげ頂いたお客様、石川県 H様からのお便りです。ご自分で入手された4343のレストアに必要な、各種パーツを合わせてご注文いただきました。
こつこつと愛情をかけて手直しされているようです。スピーカーが、非常に綺麗に生まれ変わりましたね。
KENRICK SOUND 細井様
商品受け取りました。丁重な梱包ありがとうございます。商品の方はクォリティが高く大変満足できました。音響レンズ同梱のシールなども細井様のこだわりと情熱がうかがえます。迷わずレンズに貼り付けました。ネームプレートもご相談いたして大正解でした。こちらも大変気に入りました。これですべて部品に関しては完了みたいです。
思い起こせば我が家に4343が彗星のごとくやってきて、粗大ゴミ?とか言われながらもコツコツと直していきました。最初はエンクロージャーにシミ、小傷、日焼けによるツートンカラーみたいになっていており、スピーカーに関してはエッジが2231、2121共にボロボロ(と言うか無い!)グリルエンブレム無し、音響レンズ無し、ほこりまみれと言うすごい状態でした。
とりあえずエッジ張り替えと掃除をして満足していたもののいざアンプに繋いで音出ししたところアッテネーターのガリ、1本は音が出ないと言う悲惨な状態でまたもや、バラバラに.....アッテネーターは内部分解清掃で何とか直り、1本音のでないのはターミナル接触不良と判明しバラバラにして隅々まで磨きました。とりあえずリビングに設置しようとしたところ外見のみでクレームがつきどうしたものかと、ネットでウロウロしていたKENRICK SOUNDさんのホームページに行き着きました。
試しにウッドエンクロージャーワックスを購入し細井様のご指示通り、サンディング→塗り込みを行ったら見違えるようになりめでたくリビングに収まりました。(ワックスはすべて無くなりましたが...)スピーカーが綺麗になると今度は足りないものが気になりだして音響レンズ購入を決め、あとはグリルエンブレムをどうしようかと悩んでいたところメールでありますとのことでKENRICK SOUNDさんの底力がうかがえます。
かなり商品もこだわりと言うかポリシーみたいなものがあるんでしょうね。この度は大変ありがとうございました、今後ともよろしくお願いいたします。貴社のご活躍を期待しております。
この時代のJBLスピーカーは既に生産中止で、レストアに必要なパーツも入手が困難になっていますが、ケンリックサウンドでは今後も製品ラインナップを増やしていき、古いものを大切に蘇らせる精神で頑張りたいと思います。H様、またよろしくお願いします。
2008年12月17日水曜日
大変お待たせをしております。ケンリックサウンド 音響レンズ 新品ペア
こんばんは。中国から無事に帰国しました。今回訪問したのは広州です[:ビル:]広州へ行くのは今回が2回目ですが2年前より警察官が増え治安がとても良くなりました。大気汚染は相変わらずのようですが・・。そして、新商品のケンリックサウンド音響レンズ新品ペアの発送が追いつきません・・。想像以上に注文が殺到してしまい、大変お待たせをする可能性があります。申し訳ございません。厳重に梱包をして発送致しますので今しばらくお待ちください。
2008年12月10日水曜日
お客様からのお便り 神奈川県 M様 JBL 4343BWX
当店からJBL 4343BWXをお買いあげ頂いたお客様、神奈川県 M様からのお便りです。M様には直接お越しいただき、商品をじっくり吟味いただいた上でご購入頂きました。
防音室をご自宅に作り、準備万端でこの4343BWXを迎え入れられたようです。
11月30日、スピーカーが無事届き設置し鳴らす事が出来ました。学生の頃よりSTEREOを趣味としておりましたが、当時JBLは憧れのスピーカーでした。その当時、バイトで貯めたお金でパイオニアのCS-3000Aを購入し今まで聴いていましたが、大きな音では鳴らせませんでした。
今回家族の音楽活動の為、ヤマハ楽器殿にオーダーし、一部屋改造し防音室を造る事が出来、34年目にしてやっと大きな音でSTEREOを聴く事が出来る様になり、今まで大切にしていたCS-3000Aを鳴らしましたが、今ひとつ満足出来なく憧れのJBLを購入する事を決め、インターネットでいろいろ探しKENRICK SOUND殿を知りました。
中古でも高価な製品の為、やはり現品を確認して購入したく直接お電話し試聴をお願いしましたところ、こころよく対応して頂き細井さんの人柄も気に入り購入を決めました。錆びたビスも交換しリビルトされており、中古品とは思えない製品であり音色も響きも含め大変満足しております。
防音室が出来てから、深夜も音楽を聴いており、最近は寝不足気味です(昼間〜夕方は家内や子供たちが使用するため、お父さんは深夜しか使用出来ません・・・笑い)
購入後もメンテナンス対応をして頂ける点も大変安心しております。
今後も宜しくお願いします。
��使用している機種>
プリアンプ オンキョー製 P-308
メインアンプ オンキョー製 M-508
��パイオニアCS-3000A用)Accuphase製 P-500(中古品)
��JBL4343BWX用として今回購入)
CDプレーヤー TEAC製
スピーカー パイオニア製 CS-3000A
スピーカー JBL製 4343B
お会いしてお話しした時に、当店がスピーカーに施す細かなメンテナンス、例えばボルトを全部新品に交換する点や内部調整などについて、お褒めの言葉を頂戴しました。以前からポリシーとしてこだわっている部分ではありますが、他ではできないマメなサービスが大切であると改めて感じることができました。M様、どうぞこれからも大切に愛用してください。またよろしくお願い致します。
2008年12月9日火曜日
商品撮影用カメラを3年ぶりに変更 Canon EOS 5D MarkII
インターネットで高額商品を取り扱う場合、ショップの信用性と並んで重要となるのが、商品写真の品質です。特に一つ一つ状態が異なる中古品においては写真こそが命です。
ショップの所在地が近くであれば、足を運んで品物を直接チェックすることが出来ますが、遠方や海外からのお客様は、おいそれと現物を見に移動することは難しいでしょう。
複数の角度から、鮮明に、手に取るように状態がわからなければ、お客様から興味を持っていただくことはできないと考えています。
KENRICK SOUNDではその画質にこだわっています。このたび、撮影用カメラを3年ぶりに変更しました。これまで使用していた、Canon EOS 5Dから、Canon EOS 5D MarkIIに機種変更です。
このカメラは先代のモデルに比べ、圧倒的な画素数、暗部、明部の階調表現の向上、輝度の低い場所での対ノイズ性能が上がっています。加えて、フルハイビジョンでの動画撮影が可能なため、多彩な交換レンズを使った作品作りに適しており、一眼レフデジカメを使った新たな動画分野の期待が高まっています。
上記の画像は先代のEOS 5Dとの比較です。5Dにはバッテリーグリップを装着しているために、サイズが異なるように見えますが、実際のボディサイズは同等です。ホットシューに乗せているのは、動画撮影用の外部マイク、RODE NT4です。
KENRICK SOUNDでは、徐々に商品紹介に動画を織り交ぜていく予定です。
2008年12月7日日曜日
未来のお客様からのお便り 高校一年生 Iさん
今回は、将来のお客様、高校一年生の、Iさんからのメールです。KENRICK SOUNDのホームページと営業についてとても興味を持ってくださり、いつかKENRICK SOUNDでスピーカーを購入したいという、喜ばしいメールを頂きました。そのほとばしる熱意をとにかくご紹介したいと思います。
オーディオ離れしている若年層からは、貴重な熱い声です。これを読んで私も、どのように現在の仕事にかかわるようになったかを語りたくなりました。
無我夢中で読み漁った専門誌や、穴が開くほど眺めたカタログスペック、まるで相手にされなくともしつこく通ったオーディオ専門店など、憧れを追い続けていた頃を思い出します・・・
僕は高校1年生にしてオーディオに憧れを持っているIという者です!(いまどき珍しいと思いますが、、)
あ、忙しいでしょうから興味なかったらスルーして頂いても大丈夫です!
遠い未来の話ですが、大学に入ったらバイトをがんばってオーディオが買いたいなと思っています。
それで、オーディオに興味を持って(まだ最近なんですが;)からオーディオのことについて調べていたところKenrickSoundさんのことを知りました。
KenrickSoundさんのホームページを見たとき、はじめは「変わった商売をしているなあ」と思って流していたのですが、改めて見てみると普通の中古屋さんでは見ないような新品と言われてもわからない4343や4344などがぶわーーっと並んでいてすごく驚きました。
しかもオリジナルの商品なんかも手がけていて、写真を見ると若い方なのにいったいどんなだよっ、と思っていました(もちろんいい意味で!!)。
「お客様の声」のページや「スピーカーメンテナンス内容」のページ、アメリカの工房の様子などを見てすっごく憧れてしまいました。
なんか驚くほど気の早い話なんですが、スピーカはKenrickSoundさんで買う!!中古のUSAMarantzのセパレートと合わせるんだ!!なんて思ってしまっています(本当に気が早すぎる;)
それからなんだかKenrickSoundさんのページにちょくちょく見にくるようになっていて自分でもどーよと思うくらいにのめりこんでしまっています。
ここで話が変わるんですが、細井さんがなんでこのような仕事をしようと思ったのか(一言で言うとルーツってヤツですかねぇ・・)や、Rickさんと出会ったきっかけなんかも聞かせていただけるとうれしいです。
また、細井さんご自身は主にどんな組み合わせ(例:4343A+McIntoshのXXXX・・・など...)で聞く、どんな音楽が好き(JBLだからきっとJAZZだとは思いますが2番目に聞くジャンルとか・・)なんでしょうか。
あ、あと変な話値引きなんかもしてるんでしょうか・・・?
なんか調子にのったこと喋ってしまいましたが、ホントに忙しいでしょうからウザかったら無視で大丈夫なので; もしよろしければ聞かせてください。
Iさん
はじめまして。
生き生きとしたストレートな声を寄せていただき、とても嬉しいです。
普段であれば、初めてのお客様には、「I様」で書き初めますが、敢えて、「Iさん」という少しフランクな書き方でお返事させてください。せっかく興味を持ってもらえているのに、よそよそしくしても仕方ないですからね。
自分がIさんと同じくらいの年齢のときに、恐る恐る立ち寄ったオーディオ専門店でとても無下な対応をされた嫌な思い出があるので、オーディオに関心を抱いてくれる貴重な若者に同じ思いをさせたくないんです(笑)
僕は、本音を言うと、若い世代にこそ、大型のスピーカーで聴く音楽の気持ち良さを、どうにかして広めたいとも日々思いながら、この時代のJBLスピーカーと共に育った、団塊の世代のお客様と一緒に楽しみながら営業しているというのが主たるスタイルです。
今、僕は30歳でして、この70〜80年代に全盛だったJBLスピーカーを取り扱うにしては、若く、珍しい存在だと思います。
ちょうど、中学、高校時代にオーディオに興味を持ち、家族はもとより、誰一人周りに同じ趣味を持つ友人や師事する人がいない中、ひたすら独力で自分の目指す音を追い求めることが楽しみでしたね。学生時代、お金がないからカタログをもらってきてはスペックを眺めて悦に入ったりしながら、改造した安物のコンポで好みの音を探るんです・・・。そんな折、個性が強くて無骨な鳴り方をする、JBLを好きになりました。
20代になり、ワンルームでも自分だけの部屋を持てるようになったとき、とにかく兼ねてから憧れだった、JBLの大型スピーカー、4344を手にすることになったのです。
当時、カメラマンアシスタントという安月給の身分不相応ながら、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、3年ローンを決断します。それまで店頭でしか目にすることができなかった憧れの4344が、自宅への配達日を境に、ずっと自分の部屋にあるということだけで、毎日興奮していました。とても大切にしましたね。
しかし、相応の年月を経たスピーカーだから、目を凝らせば汚れや傷もそれなりにある。やっぱり、そこは当時の僕と同じほどの歳をとっているわけです。それで自分なりに一生懸命クリーニングをして、購入時よりもずっと若返らせてあげることに注力しました。
やがて、しばらく使った4344は大変気に入っていたのですが、どうもアルニコ磁石を使ったモデルである、4343というやつが気になる・・・ということで、数年後、手元の4344をヤフーオークションで売却することになります。隅々までクリーニングした状態が功を奏して、これが高値で取引されました。
きっかけは、そこですね。
アシスタント時代を含めて7年ほど携わったカメラマンの仕事を辞め、趣味であったオーディオを生業にしてしまいました。それも、JBL4300シリーズのラージモニター専門という特異なジャンルです。好きだからこそ、コツコツと続けていられるのだと思います。
お客様の平均年齢は50歳前後ですが、年齢、世代を超えて、JBLが好きという部分で共感できることが、何よりワクワクする仕事の原動力です。
実は、リック氏との出会いも、お互いがJBL好きという条件が揃ったからこそ実現しました。決してビジネス主体では結びつかなかった縁だと思います。ホームページでは「アメリカ出張・・・」と謳っていますが、今ではビジネスパートナーであるという以前に、友人、同志、そして家族ぐるみの付き合いがあり、友好を深めるために彼の元を訪ねています。
そして向こうにいる間、僕も彼も、ビジネスの話をしているよりも、一緒にビールを飲みながら、浴びるようにJBLサウンドに浸っている時間が一番好きなんです。
僕はジャズを聴きますが、R&B、テクノ、ハウスも聴きます。往年のJBLスピーカーを団塊世代に喜んでもらえるのも至福ですが、KENRICK SOUNDのオリジナル大型スピーカーを、若者が集うカフェラウンジに導入してもらえるなんていうのは希望ですね。
さて、僕は学生の味方ですから、頑張って値引きをして差し上げますし、購入如何に関わらず、ぜひJBLラージモニタースピーカーの音を聴きに来てほしいと思います。そして、足繁く通ううちに、僕みたいに強い意志できっと素晴らしいスピーカーを手に入れてもらいたいと願っています。
今はまだ先の理想と描いていても、想いは遠のけず絶えず温め続けてください。いつでも相談に乗りますよ。
ケンリックサウンド
代表:細井研志
2008年11月29日土曜日
お客様からのお便り 東京都 N様 進工舎キャビネット JBL D130 + LE85 + 2405
当店が1円スタートキャンペーンで、ヤフーオークションに出品したJBLスピーカー(JBL D130 + LE85 + 2405 進工舎キャビネット)をお買いあげ頂いたお客様、東京都のN様からのお便りです。およそJBL 4333の構成と同じですが、キャビネット容積がそれよりも若干小さい分、非常に小気味よく鳴ることができます。4333は床面積が大きく、ある程度設置スペースを要求しますが、このスピーカーはわずかな床面積しか占領しません。実に扱いやすい機種だと思います。N様にとってもその点が大きな魅力だったようです。固定価格ではなくて1円からオークションスタートする目玉商品は、ときどきしか出品されませんので、次回もぜひお見逃しなく。
ケンリックサウンド代表:細井研志 様
先日オークションにて、JBL D130 + LE85 + 2405 進工舎キャビネット3wayスピーカーを購入いたしましたNです。ようやくセッティングも完了し、主にジャズを鳴らして楽しんでおります。
大きさも手ごろ(当方の住宅事情ではこのサイズがギリギリです。)でよかったと思っています。
もともとサンスイのSP505J(D123+N2400+075)を使っていましたが、写真のように並べて配置(女房はあきれ顔、一人で苦労しました。)して、音の違いをソースを変えて楽しんでいます。音の傾向は似ていますが、D130 + LE85 + 2405はスケール感が格段に大きくなったような感じです。ただ、長時間聴いていても疲れないという点ではD123+N2400+075のほうに軍配が上がるような気がいたします。
セッティング後の写真を添付いたしますのでご覧いただければ幸いです。この度は良品を購入できて良かったです。また何かありましたらご相談するかもしれませんので、その時はよろしくお願いいたします。
N様、サンスイのSP505Jともきれいに並んでいて、非常に収まりが良いように見えます。ソースに応じてスピーカーをセレクトして聴く楽しみは、われわれJBL好きにとっては醍醐味ですね。またどうぞよろしくお願いいたします。
2008年11月12日水曜日
お客様からのお便り 東京都 M様 JBL 4344
当店からJBL 4344をお買いあげ頂いたお客様、東京都のM様からのお便りです。先日お伺いして端子交換をさせていただいた方で、セッティングが落ち着いたとのことで改めてコメントを頂戴しました。過去のブログにM様宅にお伺いした経緯を説明しておりますので、そちらも併せてご覧ください。 →JBL 4344 端子交換の出張作業
細井様
お世話になっております。先日はご足労いただき、ありがとうございました。
あれから907KXを売却し、フライングモールを4台のマルチチャンネルで駆動しています。
また、低音のこもりを解消する為にスピーカー下にエアパッキンを詰め、低域のスピーカーコードをオヤイデ TSUNAMI NIGOに変更したところ、低音のこもりが解消され定位が増しました。(コードが太すぎて入らなかった為、オヤイデのSRBNを使用しました)
さらに電源周りを再整備を行い、プリ(クレルKRC-2)の電源コードをオヤイデ TSUNAMI、P079、C079の組み合わせで試したところ、中域にだいぶ厚みが出てきました。
今後はクリプトンのタップの電源コードの変更、高中域のフライングモールの電源コード変更等をのんびりやっていきたいと思います。
4344は何か一つ変えるだけで、ものすごくリアルに変わりますね。
どれがいいってなかなか難しいのですが、変えるたびにいつもの音楽が変わって聞こえます。
一生大切にしたいと思います。
システム周りの写真を送ります。ブースは移動し、押し入れを改造しました。ブースの背面に4312があるのですが、ブースモニターとしてコントロール1でも追加しようと思っています。
本当にいい買い物でした。夫婦で本当に楽しめてます。今後とも、よろしくお願いします。
M様、テレビラックがお伺いしたときの暫定ラックからしっかりとしたものに変わって、レイアウトがすっきりしましたね。まだまだ手をかけられる要素がたくさんあるスピーカーで、使い込むごとに新しい音をみせてくれます。お友達を招いたホームパーティでも存分に活躍してくれそうですね。またどうぞよろしくお願いいたします。
2008年11月11日火曜日
お客様宅のご紹介 東京都 M様 JBL 4344 端子交換の出張作業
先般、JBL 4344をお買い上げいただいたM様より、出張による端子交換のご依頼をいただきました・・・とご紹介したいのですが、正しく申し上げると、スピーカー納品時に交換した状態でお渡ししなければいけなかったものを、私の不手際で忘れてしまったということです。。。後日お宅にお邪魔してからの交換となり、申し訳ありませんでした。
当店で最近ご利用いただけるようになったローン分割決済にてお支払いいただいた初めてのお客様が、実はM様でした。ウェブ上で簡単スピーディーにお申し込みいただけるローンですが、当方にとっても初めての手続きであったことと、こちらの4344はメンテナンス前から予約にてご注文承っていたので、急いで納品して差し上げなければという感覚が第一に働き、ついうっかり端子交換をせずに納品してしまったのです。
さて、ご存じのように43シリーズのお客様年齢層はいわゆる団塊の世代の方が圧倒的に多いですが、私は若い世代にもこのスピーカーの魅力を広めていきたいと常々考えております。M様はありがたいことに私と同世代の若い方です。
ハウスミュージックのDJをされていてご自宅にDJブースもあります。やはり私同様に身近にオーディオの趣味を共有できる同志がいないとのことですが、ぜひ、クラブ仲間にも流行らせていただきたいスピーカーです。
恐縮しながらお邪魔するなり、早速ロジウム端子に交換する作業に入らせてもらいました。この作業も想像以上に時間と根気がいるものなのです。夕食の時間帯にまで被ってしまいました。
M様お時間を取らせてしまい失礼しました。長く大切にお使いいただけることを願っております。ありがとうございました。
端子交換や各種ご用命の出張依頼は右記よりお願いいたします。 →出張依頼
お客様からのお便り 北海道 I様 JBL 4425
当店からJBL 4425をお買いあげ頂いたお客様、北海道のI様からのお便りです。I様は4425の出物、それもかなり状態が良いものを探されていて、途中何度かご紹介した4425は見送られ、どうしても状態が良いものをというご相談で、それから3度目に入荷した4425で決断されました。長らくお待たせいたしました。
初雪の便りが各地から聞こえてきます、今日この頃の小樽です。窓越しに見える向かえ山に白い雪が、朝日に輝いています。寒い朝でした。
細井様、今晩は!!(10月6日スピーカー到着)
さすが・・・・素晴らしい!!厳重に梱包された機器を部屋に運び込み、発売から20年余りの時間の経過を思わせないリフレッシュされたJBL4425の梱包を外した時の感動は・・・今でも忘れはしません。(USED購入者だけに与えられる感動)
微少レベルでも、バランス良くジャズやロックに威力を発揮するスピーカーはないものかと、ネットで情報を集めていたところ「一瞬のうちに空気は旋律へと変る。その音場は、熱く繊細。広くそして深い。あなたのすべての神経に、未知の体験が響いてきます。JBL60余年に及ぶホーンへの情熱と、最新の音響理論が結晶した、バイ・ラジアルホーン。」との一言が、JBL4425の出会いでした。
デザインも気に入り、中古で有るが故に予算的には購入範囲でしたのでしたので、再度ネットで検索していたところ、「JBL大型スピーカー中古専門店KENRICK SOUND」の細井様との出会でした。
商品の在庫確認等について照会したのは、北海道もようやく初夏の声を聴かれる頃。あれから2度・3度と連絡を頂き今回に至ったところです。色々と有り難うございました。細井様の云われるとおり、USEDの年代物JBLスピーカーをインターネットの通販で購入するには、高額でもあり、なかなか不安に思いは有りましたが、
KENRICK SOUNDのJBLに賭ける・・・素朴な熱い思いが一抹の不安を感じさせなかったのかと思います。途中待ち切れず最新鋭の機器をとも思いましたが、一種独特の形をしているラジアルホーンが忘れられないでいたところです。
エンクロジャーの側面に多少のざらつきがありましたが、乾いた柔らかい布で拭いていたら、ざらつきもとれ尚一層光沢も出たようです。手をかけるごとに、なお一層の愛着を感じるこの頃です。強いて天番のようにつるつるに仕上げなかったのは「一時も早く自分のものとしての愛着を感じさせる」ための細井様の心意気かなと感じた次第です。設定状況の画像をお送り致します。(音については未調整)
今回は有難うございました。今後とも、貴社のご活躍を期待しております。
お買い上げ誠にありがとうございました。一刻も早く納品して差し上げたいという思いでメンテナンスを施しました。お気に召すサウンドに成長するまではまだ各党が必要かもしれませんが、ぜひ楽しみながらよい音を引き出してください。またご相談などありましたらご連絡ください。ありがとうございました。
2008年10月30日木曜日
スピーカー・アンプなどのショッピングローンについて
こんにちは。10月20日よりケンリックサウンドでは、ショッピングローンのサービスが開始されました。ケンリックサウンドで気に入ったスピーカーやアンプが見つかった・・・。でも予算的にちょっと厳しいかも・・・。そんな時は是非こちらのショッピングローンをご検討下さい。・安心の後払い!・手続きらくらく!・最長60回払い!・最短24時間で審査完了!
2008年10月22日水曜日
JBL 43XXスピーカー素材は、本物のウォールナット木材ではない!
意外と知られていないというよりも、かなり誤解されている事実の一つとして、JBL 43XXスピーカーのキャビネットが本物のウォールナット木材からできていると信じている方が多いということです。
キャビネット表面には、天然の木目があるため、一見するとそれが本物(無垢)の板材だと判断してしまうのでしょう。しかし、実際には、1mm強のウォールナット・スライス材(ツキ板)を見ていることになります。下記画像
そのツキ板が合板などに貼られている構造です。ベースとなる木材は、1インチのパーティクルボードか、3/4インチのカバ材積層合板です。それらは、スピーカーのモデルにより異なります。詳しくはこちらの記事をご確認ください。
ただし、一か所だけ、本物のウォールナット(無垢)が使われているところがあります。それは、フロントエッジトリムと呼ばれる部分で、正面から見るとテーパーがかかっているコーナーの場所です。下記はエッジトリムにまだ角度を付ける前の様子です。エッジトリムには、グルーラインと呼ばれる小さな溝があります。バッフル面に位置していますが、43XXの初期には存在しません。
ツキ板も張り終え、エッジトリムのカットが終わると、ご存じのような形状になります。このあと、ステインとオイル仕上げで完成です。
ケンリックサウンドでは、上記の構造、製造方法を、JBL製品と寸分たがわず作業することができます。JBLオリジナルスピーカーのレストア、リビルトだけではなく、ケンリックサウンド製作のリプロダクトであっても、全て同一のハイクオリティが約束されます。
キャビネット表面には、天然の木目があるため、一見するとそれが本物(無垢)の板材だと判断してしまうのでしょう。しかし、実際には、1mm強のウォールナット・スライス材(ツキ板)を見ていることになります。下記画像
そのツキ板が合板などに貼られている構造です。ベースとなる木材は、1インチのパーティクルボードか、3/4インチのカバ材積層合板です。それらは、スピーカーのモデルにより異なります。詳しくはこちらの記事をご確認ください。
ただし、一か所だけ、本物のウォールナット(無垢)が使われているところがあります。それは、フロントエッジトリムと呼ばれる部分で、正面から見るとテーパーがかかっているコーナーの場所です。下記はエッジトリムにまだ角度を付ける前の様子です。エッジトリムには、グルーラインと呼ばれる小さな溝があります。バッフル面に位置していますが、43XXの初期には存在しません。
ツキ板も張り終え、エッジトリムのカットが終わると、ご存じのような形状になります。このあと、ステインとオイル仕上げで完成です。
ケンリックサウンドでは、上記の構造、製造方法を、JBL製品と寸分たがわず作業することができます。JBLオリジナルスピーカーのレストア、リビルトだけではなく、ケンリックサウンド製作のリプロダクトであっても、全て同一のハイクオリティが約束されます。
2008年10月16日木曜日
【アメリカ・イリノイ州より】 出品予定スピーカーたち
今回のアメリカ出張にて出品予定のスピーカーたちです。日本国内でのメンテナンス品と比較すると、ツキ板を新品に張り替えることを基本とした究極のレストア品です。リプロダクトに関しては、JBLとまったく同じパーツ、製作工程を模しながらも、クオリティは凌駕する品質の商品です。
4315B(新品レストア)
4343B(新品レストア)
4344(新品レストア)
4355(新品リプロダクト)
4350(新品リプロダクト・カスタムメイド)
KENRICK SOUND 4351
KENRICK SOUND 4346(新製品)
上記以外に帰国後に日本から出品予定のスピーカーは、
4343A
4343B
4344
となっています。
ご希望の方はお早めのお問い合わせをお勧めします。
JBL 43XXシリーズスタジオモニターの秘密 ~No.1~
JBLが43XXスピーカーに用いた多種の木材種類と製作工程を忠実に再現
左から、イエローポプラ、カバ材積層合板、パイン(米松)
1970年代に大ヒットした4343をきっかけに、日本では43系モニターのブームが訪れます。アメリカ製品でありながら、今日その生産国であるアメリカでは、ほとんど4343を目にすることはありません。4344にいたっては、ほぼ日本向けに出荷したスピーカーと言っても過言ではなく、こちらアメリカではその存在すらあまり知られていないのが現実です。
さて、当時JBLのユニットに使われたマグネットは、原材料のコバルトが入手困難になり始めた時期、アルニコからフェライトへと移行します。同じく、コストの面から、そして音質配慮の点から、キャビネットに使われる木材も変化を遂げています。
この木材の違いについて詳細を把握されている方は、かなりの43モニターフリークと言えるでしょう。キャビネットはウォールナットのツキ板で覆われ、内部構造については分解しなければ判断困難だからです。
JBL 4320、つまり43シリーズが生まれた1971年、キャビネットは全て、3/4インチ・カバ材積層合板から構成されていました。74年に4340が登場すると、キャビネットは全て、1インチ・高密度パーティクルボードに変わります。
バッフルは、積層合板、他部位にはパーティクルボードというモデルが4344などです。その他下記表にまとめました。
3/4" Baltic Birch | 1" H.D.P.B. (1インチ・高密度パーティクルボード) | Brace (補強材寸法) | |
4315/B | All 3/4" H.D.P.B. (全て3/4インチ・高密度パーティクルボード) | 3/4 x 2 | |
4320 | All(全て) | None(未使用) | Not sure (未確認) |
4331/3 | Baffle(バッフル面のみ) | All other(その他全て) | Varied(多種) |
4340/41 | None | All | Not sure (未確認) |
4343/B | None | All | 1 x 2 1/2 |
4344 | Baffle | All other | 1 x 3 |
4345 | Baffle | All other | 1 x 3 |
4350/B | All | None | 1 1/2 x 2 1/2 |
4355 | Baffle | All other | 1 x 3 |
ケンリックサウンドで製作するリプロダクトは、JBLで使われたあらゆるパーツ、素材、製作工程も、より忠実に遵守、そしてクオリティでは凌駕します。ツキ板、バッフルカラーの変更が可能というのもカスタムオーダーの利点です。
Brace(内部補強材)についての秘密はまた次回・・・。