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2010年1月25日月曜日

東京都 K様 JBL L65 Jubal 修理のご用命

かなりぼろぼろになったこの『JBL L65 Jubal』ですが、K様はもう30年くらいお使いだそうです。思い入れのあるスピーカーをキレイに修理する。オリジナルの部品はできるだけ変えず、リペアしてほしいというご希望でした。

L65は天板にガラス板がはめ込まれており、縁を囲うようにトリムがでています。しかし、ガラス板をもう使っておらずトリムも崩れかけてきました。従って、トリムを全て削り取り天板をフラットに加工することとなりました。写真では分かりませんが、キャビネットも下部がごっそりと、えぐれております。

サランネットもフレームがひどく反って、複数箇所が折れているので、完全に一から製作です。

JBL L65 jubal
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JBL L65 Jubal
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JBL L65 Jubal
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フレームが反っていて本体に装着不可能な状態です。

JBL L65 Jubal
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早速、製作したフレームが向かって左、右が折れ曲がっている純正品。金属枠は流用します。

JBL L65 Jubal
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このように綺麗な製作品が仕上がりました。L150など用サランネットも同様に製作可能です。

JBL L65 Jubal
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生地色はブラックへ変更希望です。もちろん、JBL純正のダブルニット生地を用います。

JBL L65 Jubal
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さあ、ここまでキレイに蘇りました。最初の画像と比較してみてください。

JBL L65 Jubal
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天板もこの通り、元からこの仕様だったと言われても気づきませんね。

JBL L65 Jubal
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サランネットもぴったりと収まり、純正品と全く変わりません。


K様にも大変ご満足頂けました。お土産のリンゴまで頂戴してありがとうございます。再び末永くお使いください。

※修理内容と参考費用 JBL L65 Jubal 修理

・ウーファーエッジ交換
・センターキャップ新品交換
・キャビネット補修
・天板フラット加工
・サランネットフレーム製作(JBL純正新品生地込み)
・アッテネーター洗浄
・大型金メッキ端子交換
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合計 179,000円