河内秀夫(カワチヒデオ)自己紹介5月10日からケンリックサウンドのスタッフとして新たに参加させて頂きました、技術担当の河内秀夫と申します。皆様のお役に立てる様に頑張って参ります。初回ですので簡単に自己紹介させて頂きます。私は先月還暦を迎えましたが、電気、機械の設計エンジニアとして38年間設計一筋の仕事をしてきました。1970年代はカセット全盛時代でカセットデッキの設計から始まり、1980年代はCDが開発されて業務用CDプレイヤー、デジタルテープレコーダーの設計を行い、2000年代はMDウォークマンの設計を行い、昨年まではBlu-ray光ディスクの開発を手がけて参りました。ケンリックサウンドは若い会社ですが、還暦を迎えた私の様なアナログオーディオ技術や経験を少しでも若い世代に受け継いで行く事が私の目標です。早速、技術的な視点で改善点を見出し更なるパフォーマンス向上に向けて取り組みを開始しました。第一弾はスピーカーの磁石に視点を当て、永い年月を経過した磁石の磁束密度の実態測定と初期状態に戻す手法の検討を開始しました。
ウーファーマグネットギャップの磁束密度をプローブで計測中です。
測定結果は磁石の極性と磁束密度が表示されます。磁束密度の単位はテスラ[T]です。1万倍すると昔の単位のガウスになります。ちなみに計測値結果に表示されています1129mTは11290ガウスになります。今回はまだ測定の途中経過ですがご覧ください。今後第2弾、第3弾と続きますのでご期待ください。