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2013年5月8日水曜日

お客様の声 大阪府 名村様 JBL 4311 修理・メンテナンス



【お客様のコメント】

ケンリックサウンド様

今回スピーカー修理をお願いしました名村です。
5月2日無事に修理が完了し自宅に届きました。

修理いただいたJBL4311WXAは購入から約30年近く経っており低音から高音までのバランスが悪く修理できるところを探していたのですがなかなか見つからず、たまたまインターネット検索をしている時にケンリックサウンド様を見つけることができ、早々修理のお願いを
しました。

引取り梱包、修理完了後の発送では、送付先を変更にも対応頂き無事にけて頂きました。

早速梱包を開封し配線のセットアップ後、音声出力をしました。

音のバランスは良く購入当初の状態まで戻していただくことができたことの技術力の高さに感謝しています。

これからも大切にしていきたいと思っています。
ご対応ありがとうございました。



【ケンリックサウンドからのコメント】

名村様より下記のメールを頂戴したのが、3月のことです。

『今回ホームページを閲覧し、JBLスピーカーの修理をケンリックサンドで行っていると知り、メールをお送りさせて頂きます。現在所有のJBL4311WX-Aがアッテネーター不具合で本来の性能が出ません。修理を致したくお願いいたします。』

その後スピーカーを引き上げさせて頂き、早速点検を行いました。

すると、アッテネーター不具合の他、キャビネットのくたびれが目立ちました。表面の油分も揮発して乾燥している状態ですので、箱鳴りも含めて音作りの4311にとっては、音の出方に大きく影響する部分です。そこで、事前にお知らせしていたメンテナンス内容(プランB)に、外観の新品仕上げを追加したお見積もり(プランA)をご案内しました。同時に、錆が見られるユニットの固定ボルトも新品に交換する内容が含まれており、音だけでなく外観も、弊社で取り扱う個体と同じように新品のように生まれ変わるのが、プランAでした。

両者には50,000円ほどの差がありますが、やはり箱の状態が重要であるというご理解を頂き、外観も含めて修理を施しました。結果、ご満足頂けたようで光栄です。

よくお客様から修理の依頼を頂くときに「音に関わる部分だけ直してくれれば、外見は気にしないからボロボロのままでいいよ」というお話を頂きます。しかし、JBLスピーカー、とりわけ80年代以前のものは、箱の響きも含めた出音こそが音色を決める要素であり、外観の仕上げは内部と同じだけ大切です。従って、一般的に流通する中古スピーカーの多くが経年でくたびれたルックスと同じように音もぼけてしまっています。たとえ、保管状態が良くてキズやシミがないとしても、天然木仕上げのスピーカーボックスは人間の肌と同じように乾燥し、潤いがなく、パサついた響き方になってしまうのです。

キズは埋め、欠けは補い、毛羽立ちは整え、適度にオイルで保湿させることで、響きの潤いと、表面保護を約束します。キャビネット面を替え、丁寧に時間をかけて作業する修理項目ですから、他店ではまず行うことが出来ません。自社内の工房で大型エアツールと手作業でのみ実施できる加工作業となります。

名村様、末永く大切にお使い下さい。
ありがとうございました。

【参考修理料金】
・内部配線+コンデンサー交換・・・65,000円
・ロジウムメッキ端子交換4本・・・28,000円
・ツイータースポンジリング交換ペア・・・10,000円
・アッテネーター4個交換・・・40,000円
・キャビネット新品仕上げ(ボルト新品含む)・・・50,000円
・往路送料・・・5,600円
・復路送料(厳重梱包費込み)・・・10,600円
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・合計・・・209,200円