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2013年6月17日月曜日

JBLの特徴 ブルーバッフル

JBLといえばブルーバッフルですが、映画や絵画の世界でもBlueをひとつの要素として取り入れていることはご存知の通りです。北野武監督が好んで使う気品あるブルー、「キタノブルー」や、デレク ジャーマンの「Blue」、真っ青な画面を写しながら延々とセリフが続きます。神秘的なチリチリとしたBlueを身体に浴びながら、リリカルな言葉を聞いていると危うい陶酔感に包まれます。



絵画ではピカソも画面全体が青を基調としている時代があります。よく引き合いに出されるキュビズムではなく、所謂「青の時代」です。キュビズムでは限られた二次元の空間の中に、対象を真摯に捉えようとするピカソの多角的な視線と、あくまでも二次元的に処理していく余裕のない10代の自分の視線に違和感を持っていましたが、青の時代ではすんなりシンクロできた記憶があります。中でも「セレスティーナ」という片目の女性の肖像が好きです。

ブルーバッフルにはカリフォルニアの青い空と海を想起します。様々な青に魅せられる。そのシチュエーションを空想しながら、色合わせに臨む今日この頃でした(なかなか大変)。