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2013年10月25日金曜日

JBL 名機4345 バッフル面のレストア

JBL 名機4345は、バッフル面のクリーニングとタッチアップを行いました。 バッフル面はその構造上、隅に埃がたまり、黒ずんでいることが多いです。写真ではサランネットをはめていない状態ですが、この窪みの構造を見ますとサランネットとバッフル面の隙間に埃が溜まっていくことは容易に想像できます。日常生活の中でサランネットを外して、隙間に対して掃除機をかけたり、箒や掃除道具を当てたりするのはなかなか手間でしょう。その家で掃除を毎日行う人であれば、自ずと優先順位を下げる箇所だと思います。



そうしますと、ここケンリックサウンドに送られてくる、この手のタイプはどうしてもくすんでいることが多いです。このような部分は金ベラのような硬くて薄く、弾力性に富んだ板状のものに、ウエスを一巻きしてクリーニングします。ガチガチに固まっている埃の場合には、その塊に刃をそいれて取り除き、場合によってはパテ埋めしてタッチアップします。実際、塗装面は乾燥が進み、そのせいで剥がれてしまってるところがありますので、そのような部分もタッチアップを施します。この工程を経るとくすみが取れ、バッフル面の統一感が出て、生き生きとしてきます。この後、バックパネルの塗装、木部にオイルを塗布しました!