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2017年6月17日土曜日

お客様の声 鳥取県 谷本様 JBL K145 x 4本ご購入 再着磁&リコーン







【お客様のコメント】

ケンリックサウンド(株)様

その節は大変お世話になりました。おかげさまで私の求めていた音になりました。

K145はフレームの外周がすごく分厚くてSPとSPの間にあるバルクヘッドをカットしてやっと収まりました。取り付けボルトも4本から8本に変更し、ブレーシングも改造して、箱のビビリとうなりを取りました。

しかしK145はアメリカでもとことん探しましたが、なかなか見つかりませんでしたが、在庫を多数お持ちとは、さすがケンリックサウンドさん。

さすがプロ、半端ではないですね。恐れ入りました。

そしてなによりも感心させられたのは全社一丸となって、仕事に取り組む姿勢です。

口先で誤魔化し、いい加減な商品を提供する事の多い昨今ですが、プロはこうでなくてはいけません。

ですからリピートのお客様が増えるんでしょうね。

社長及びスタッフの方の後のフォローも申し分ないです。まだまだ書きたいことはありますが紙面の関係上ここまでとします。有難うございました。

PS エージングの進捗状況は追って報告します。

谷本


【ケンリックサウンドからのコメント】

谷本様、このたびはJBL K145 x 4本のご購入ありがとうございます。

谷本様から「K145を4発探しております。お持ちではないでしょうか?また当時の厚いコーン紙は手に入りますか?」とメールを頂戴したのが今年の年始でした。当社で着磁済みのK145を10本ほど倉庫に有しておりましたので、すぐに確認してお返事する旨をご案内しました。良質な4本を谷本様に確保するお約束をして、ご注文を承りましたので早速作業に移ります。JBLに特化した当社の強みは、リペア用、カスタム用に、これら貴重なユニット、パーツ類を倉庫に大切に保管してあるということです。

谷本様はJBL 4450エンクロージャーに、ダブルウーファーとしてK145をペアでお使いになるという目的でしたので、ユニット同士厳密なマッチングが重要となります。着磁、リコーン、金メッキ端子交換、4本すべての足並みがそろうように作業を進めます。パンチーな音がほしいということでしたので、既存の2220から入れ替えにはK145はうってつけだとお勧めしました。

当社で用いるコーン紙はJBLオリジナル準拠の厚いもので、リコーン後、エッジ部分をダンプ材と軟化剤にてエージング処理を致します。

インピーダンスが同じということだけでは、音色は決して揃いません。着磁、リコーンは必須でして、特に4550で4本一緒に使う場合は確実に大切な要素です。磁力のばらつきもあれば、コーン・ボイスコイルの反応もばらばらです。

K145はコーン紙の傾斜角が大きく、ナローギャップ、ペーパーボビンなど、難度が高い上限が揃っており、リコーン作業は難儀を極めます。一旦、谷本様に納品した後も、ギャップ清掃時に除去しきれなかったマグネットヨーク内の細かなダストがユニット振幅時に舞出て、ボイスコイルタッチを誘発してしまいました。お詫びと正確な検証・再作業を速やかに対処致しましたことは、谷本様から大きく評価して頂きました。ありがたく存じます。

以下は谷本様から届いた第一報ご報告です。

私の求める音は正にこの音です。PAやステージ上のサイドモニターの音そのものです。それもそのはずで当時は日比野さんの所をはじめ、みんなこのK145を使っていました。なぜJBLはこれをモニターSPといわないでしょうかね。マイルスのカインドOFブルーの木BやロンカーターのローE弦などの音程がハッキリ出てきました。300~400HZの中域もいいですね。

まだまだたくさん感想はありますが、まずはお礼まで。そして御社のポリシーは私の所もそうですが、誤魔化さないところが気持ちが良いです。これからも宜しくお願いします。社長にも宜しくお伝え下さい。

谷本様、今後とも末永く大切にお使いください。ご注文に感謝致します。