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2018年9月6日木曜日

良い音が鳴るスピーカーの大切な要素 ~レストア・カスタム・チューニング~



まず、ユニット、ネットワーク、キャビネット、これらは三位一体であり、その全てが無理なくストレスのかからない状態で成り立つよう、センス良く丁寧に仕立てられていることが大前提です。

次に、アンプからの音楽信号を素直に受け入れ、ありのままに空間へ振幅変換できる体制を整えてあげる(=レストア・カスタム・チューニング)ことは、どこまでも伸びやかで、気持ちよく音粒を放ってくれるようになる、最も大切で基礎的な要素となります。

これらのポイントを的確に押さえたヴィンテージスピーカーからは、聴いていて自然と体がリズムを刻んでしまう、もっともっと聴きたくなる”音楽”そのものが浮かび上がります。

力強いエネルギーを伴うこの音は、楽しいだけではなくて、様々な感情を呼び起こし、時にどうしようもなく涙が溢れるような経験をも引き起こすのです。それだけ、生きた音が魂として宿るという驚異的な実体験が存在する世界なのです。

オーディオを趣味とする、あるいは音に関わる仕事をする人にとっては、是非にとも味わって頂きたいものだと、私は日頃から考えています。

ケンリックサウンドが手がける芸術領域のスペシャルスピーカーたちは、皆様をそうした恵まれた時間に誘うために生まれてきました。いつまでも特別な体験を提供できるだけの魅力が、たっぷりと詰まった逸品であります。