母の日の一輪挿し と JBL4343BWX

それはあたたかい静寂。先日の母の日に一輪挿しをプレゼントしました。北欧のメーカーが日本にインスパイアされて作った一輪挿しです。今話題の北陸は石川県、七尾市とのゆかりもある長谷川等伯の松林図を思わせる⁉︎品でした。







水墨画のようにしっとりと、淡く儚さを奏でています。水墨画との違いは図の部分が青みがより強くかかっていること、そして地の部分がこちらも強めに淡くクリーム色をしています。そのためある種のストイックで硬質な印象が薄まり、それ故女性的な優しさが加わります。0.5ミリに満たない細い、手描きの線が直線的に降り注ぎ、重なり合うことで静かな雨音が広がっています。









その線は描きっぱなしではなく、その上に地となるオフホワイトが霞のようにかかり、湿度を高め、奥行きも生まれています。フォルムは優しい張りのあるボディに日本的な控えめな端反りの形をした口が合わせてあります。


今でこそ女性の活躍も見せている日本の工芸、クラフト品ですが、古典と言われる名品もまつわる文化も多くが男性が主導していました。その男性的なものを北欧と女性的な視点でうまく昇華した一品ではないでしょうか。












そして、こちらは野生的なフォルムのJBL4343BWXがレストアが完成しました。フェライトマグネットが躍動する38cmコーン型ウーファー JBL2231H、そして、中低域に25cmコーン型ミッドウーファーのJBL2121H！JBLブルーに染まったバッフルからどうぞ西風を感じて下さい！