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2018年12月25日火曜日
メリー・クリスマス! KRS (KENRICK SOUND) Model 4351 で聴く心温まるクリスマス・ソング
スウェーデン・ストックホルムの五つ星ホテル「Hotel At Six」にあるラウンジ「ホソイ」にも導入されたケンリックサウンドスピーカー KRS 4351 にて鳴らすクリスマス・ソングは、ホームパーティーの主役にもなれる圧倒的な音を生み出します。
全てのKENRICK & JBLファンへ、メリー・クリスマス!!
2018年12月22日土曜日
本日出荷のケンリックサウンド特大JBLパッケージギフトは、KENRICK SOUND Model 4346 です。
本日出荷のケンリックサウンド特大JBLパッケージギフトは、KENRICK SOUND Model 4346 です。外装、中身のチューンともに、トップグレードの出来映えです。スウェーデン・ストックホルムの五つ星ホテル「Hotel At Six」に納まったKRS 4351のように、とあるスペシャルなスペースに設置されるため、ここでは全貌をお目にかけられませんが、KRS 4346をご存じない方は以下の標準モデルをご参照ください。
参考商品:ウォールナット&ブルーバッフルの標準型 KRS 4346
2018年12月21日金曜日
細井研志 ラジオ出演本編『オーディオって音楽だ!』当社DDC&カスタムDAC VS Marantz SACDプレーヤーの音質比較他
先日のブログで案内しておりました、 ラジオ番組『オーディオって音楽だ!』への出演本編トーク内容をYouTubeにアップいたしました。
当社オリジナルDDCとカスタムDACによる再生音と、Marantz SA-10 SACDプレーヤーによる同一CDの音質比較は、YouTube越しでも違いが大きく分かり、面白い実験だと感じます。ケンリックサウンドの生い立ちについて語るようすも必聴です。
当社開発のDDCは受注生産で価格は1,900,000円(税別)です。どのような既存のDACと組合わせても、圧倒的な音質でPCオーディオ再生が楽しめます。あえてPCM再生に特化した超高音質設計です。
スウェーデン・ストックホルムの五つ星ホテル「Hotel At Six」にあるケンリックサウンドスピーカー KRS 4351 が聴けるラウンジ「ホソイ」
スウェーデン・ストックホルムの五つ星ホテル「Hotel At Six」に導入された当社オリジナルスピーカーKRS 4351があるラウンジの名前は、何と私の名字そのままの「ホソイ」。リスペクトを込めて命名して頂き、とてもありがたいと感じておりますが、まだ一度も訪れていないことを恐縮しております。来年は是非行ってみたい場所の一つです。著名なアーティストたちが、スピーカー「KRS 4351」と一緒に写真を撮ってくれているようです。
ホテル「Hotel At Six」のラウンジ「ホソイ」
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お客様の声 東京都 下条様 JBL 4311B オーバーホールご依頼 専用ウォールナット無垢スタンド購入
2018年12月9日日曜日
ボルドー色 JBL Lancer L101 ランサー・スペシャル 4台2ペア同時完成!!
ボルドー色 JBL Lancer L101 ランサー が4台2ペア同時完成致しました。(販売価格:980,000円/ペア)
マルチドライブに迫るトランス式アッテネーター採用した、とにかくスペシャルなランサー101をお探しの方は、必見です!!JBL LE14Aと、LE175DLHを搭載したスピーカー、ランサー101のケンリックサウンド・カスタム品のキャビネットは、美しいボルドー色サンバースト・サテン塗装仕上げ。ネットワークを介していながらマルチアンプと変わらない鮮明度を維持します。これは本当に驚く音の良さです。
参考ページ:過去販売商品『ボルドー色 JBL Lancer L101 ランサー Mundorf MCap EVO Silver/Gold/Oil 搭載 トランス式ATT』
2018年12月8日土曜日
高音質ロック&ブルースがJBLで聴ける店『AlNiCan Rhodes Bar(アルニカンローズバー)』麻布十番にオープンです
先日のブログでは、東京・麻布十番にオープン準備中であった、ロックとブルースが聴ける店『AlNiCan Rhodes Bar (アルニカン・ローズ・バー)』へのスピーカー取り付け風景をご紹介しました。
いよいよ本格営業が始まりましたので再びお知らせ致します。主なメニューを見てもお分かり頂けるように、麻布十番という立地にも関わらず、実にリーズナブルでお財布に優しい料金設定になっていることが特徴です。マスターの平山さん曰く「若い人たちにも気兼ねなく楽しんで欲しい。」とのこと。幅広い客層に向けて、このバーを知ってもらえるよう頑張っています。
ビール 600円
ワイン 600円
スパークリングワイン 700円
ハイボール 500円
チャージ料なし
店内に入るとまず目の前に飛び込んでくるのが、やはりJBL C37 Rhodes、カスタムスピーカーです。ウィンチ用チェーンで吊られたこのスピーカーは、1950年代に作られ、ケンリックサウンドにて真骨頂カスタムとも言えるJBL D130+075を新たにチューニングして特別製作ネットワークと組み合わせたスペシャル版です。平山さんが当社へ来店されたとき、この音に惚れ込むも限られた店舗スペースから設置は不可能と諦めていらっしゃいました。そこで、店舗設計図を片手に配置を確認しながら、現在のスピーカー取り付け方法を提案致しました。結果、大正解だったと思います。左右のスピーカーは僅かに内側へ、そして下向きへと角度を振ることで、定位の良さと威風堂々としたオーラをまとうことにつながっています。
店名にもこのスピーカー名と、スピーカー磁石の種類である貴重なアルニコ(AlNiCo)という名称をもじったアルニカン(AlNiCan)という響き(AlNiCo + American)が採用されているように、平山さんがお店を開業するにあたって、当社のカスタム版ローズは、切っても切り離せない重要な要素となったのだと語ってくださいました。
当社オリジナル・フルバッテリー駆動DDC+カスタムDACを基軸としたPCオーディオ再生で体感する音楽空間は、大音量なのにすんなり会話が出来てしまう、実に抜けの良い音であることが特長です。冒頭の動画でも伝わるように、お客様同士の会話と、スピーカーからの音楽再生音はまるで別録りして重ねたかのように、明瞭でバランス良く飛び交っている様子が表れています。
一瞬のうちに空気中に放たれて、次の瞬間潔く経ち消える、そんな後腐れのない生に近い性質の音だからこそ、長時間でも聴き疲れせずに楽しめるのだと感じます。
〒106-0045 東京都港区麻布十番2-18−1-B1F
電話番号:03-6435-3905
営業時間:17:00 - 26:00
定休日:ほぼ年中無休
場所地図 : https://goo.gl/maps/NTtLDW3CkSp
2018年12月7日金曜日
お客様の声 熊本県 守田様 JBL 4333Aカスタム + ウォールナット無垢材スタンド ご購入
【お客様のコメント】
ケンリックサウンド 細井様
熊本の守田です。ご連絡が遅くなりました。
JBL4333Aカスタムスピーカーを購入して、3ヶ月が経ちますが、大変満足しております。
オールアルニコでこの価格、タンノイウエストミンスターロイヤルのバックロードホーンのような自然な低音、生演奏を思わせる音圧と高域の図太さ!細井社長の苦心の賜物と感心しております。
熊本の震災以来久しぶりに、自宅で音楽を楽しむ事が出来、これも多くの方々のお陰と感謝いたしております。
これからも、オーディオ道に邁進したいと思います。(ほどほどに!)
購入のきっかけは、1年ほど前から拝見していたYouTubeでした。レストアの技術の高さや音の良さ(PCを通して)、そして”軽低音で重高音”とは、どんな音か確認したいという想い。しかも、JBLなのにクラッシックも聴けるというお得感(笑)
細井社長とスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
【ケンリックサウンドからのコメント】
守田様、この度は以下のケンリックサウンド・カスタムスピーカーを注文してくださいまして誠にありがとうございました。
『染み入る音の良さ! JBL 4333A 理想的な『軽低音』と『重高音』 ケンリックから究極カスタム再び』
生音に近い『軽低音』。ガツンとくる図太い『重高音』。コンパクトなキャビネットからは想像できない、まるで目の前でライブ演奏が展開されているかのような実在感と生々しい描写力が特長である当社渾身のカスタムJBLスピーカーです。たおやかでも、時に鋭く、乾いた鳴りの中に、湿度を帯びた艶。相反する音の要素が実現するよう、長い時間をかけて最適なネットワークパーツ、クロスオーバーポイント、ユニット構成。キャビネット吸音材の分量と配置場所など、数多くのチューニングを施しています。
守田様はYouTubeを通じてお問い合わせ、ご購入と相成りましたが、バーチャルではなくお客様のリスニングルームに収まったスピーカーからも、思い描いていた音が得られてご満足頂けたとのこと。当社でも皆、喜んでおります。
守田様、今回のご縁に感謝いたします。今後とも、宜しくお願いいたします。
【参考資料】
~重低音(JBL 4365)から、質の軽低音(JBL 4320改)へ~
・当社ブログ ・YouTube動画
2018年12月4日火曜日
お客様の声 富山県 コーヒー専門店 koffe (コッフェ) 山中様 JBL 4320カスタム + ウォールナット無垢材スタンド ご購入
【お客様のコメント】
細井さま スタッフの皆さま
待望のJBL 4320カスタムが到着し2週間が経ちました。バタバタしておりお礼かたがたの報告が遅くなり申し訳ございません。作業場のような店舗への設置でスペースに限りがあるためお叱りを受けるようなセッティングですが何卒ご容赦ください。
まず届いた実物を見て最初に思ったのは想像を上回る奇麗な外観であったということです。当時のものがそのまま現れたように感じるほどの仕上がり具合で、リペアでここまでできるのかと驚きました。
続いて繋げて音出ししてみるとその瞬間から思わずにやけてしまうほどクリアな音質が空間に広がりました。とっかえひっかえお気に入りのCDをいろいろ聴きましたが今まで聴こえていなかった音が随分出てきたことや長く聴いても全く聴き疲れしないことに大変驚いております。
出来上がるまでYouTubeを見ながら期待を膨らませておりましたが、見事期待以上で大変満足しております。
また今回の発注に関しましていろいろとわがままなリクエストをさせていただきましたが、細井社長にはこちらの思いを酌んでいただき、快く柔軟に対応いただいたこと何より感謝しております。商品はもとより親身になった接客など本当に満足のいく買い物ができたと思っております。
細井社長はじめスタッフの皆さま、素晴らしいスピーカーをどうも有難うございました。
【ケンリックサウンドからのコメント】
山中様、この度は以下のケンリックサウンド・カスタムスピーカーを注文してくださいまして誠にありがとうございました。
「KENRICK 人気カスタム JBL 4320 アルニコ再着磁 D130 + 075 Mundorf MCap EVO Silver/Gold/Oil」
富山県から遙々ご来店頂き当社を見学された後に「いろいろお話させていただき、曲もじっくり聴かせていただき、十分納得して購入を決意できました。工房も見学させていただき皆さんのこだわりや仕事ぶりにただただ感心するばかりでした。」というメールをすぐに頂きました。
完成まではしばらく時間が掛かりましたが、その間もお気遣いくださり、いつもおいしいコーヒー豆とラムレーズンのパウンドケーキを経営されるカフェである『koffe (コッフェ)』より送って頂き恐縮です。
すっかりお店に馴染んでいるスピーカーと専用ウォールナット無垢スタンドを写真で眺めるにつれ、コーヒーの良い香りに包まれた空間に放たれるJBL D130 & 075 の自然な響きは、きっと極上のひとときへと誘うに違いないだろうと想像しております。
山中様、今後とも宜しくお願いいたします。
コーヒー専門店 koffe (コッフェ)
〒930-0095
富山県富山市舟橋南町10-3
TEL/FAX : 076-482-3131
営業時間 : 平日 12:00-19:00、土日祝 10:00-19:00
(喫茶は18:00まで、L.O. 17:30)
定休日 : 木曜日
http://koffe-coffee.com/
2018年12月1日土曜日
2018年12月6日(木)放送のラジオ番組に出演します。ミュージックバード『オーディオって音楽だ!』
2018年12月6日(木)放送『オーディオって音楽だ!』
9:00~10:00、20:00~21:00(再放送)
24bit衛星デジタル放送 MUSIC BIRD
オーディオ評論家:鈴木裕氏と、ケンリックサウンド代表取締役:細井研志
上記動画は収録終了後の雑談の様子ですが、放送日の本編では、当社オリジナルDDCとカスタムDACによる再生音と、Marantz SA-10 SACDプレーヤーによる同一CDの音質比較や、ケンリックサウンドの生い立ちについて語ります。
https://musicbird.jp/programs/audio2/
9:00~10:00、20:00~21:00(再放送)
24bit衛星デジタル放送 MUSIC BIRD
オーディオ評論家:鈴木裕氏と、ケンリックサウンド代表取締役:細井研志
上記動画は収録終了後の雑談の様子ですが、放送日の本編では、当社オリジナルDDCとカスタムDACによる再生音と、Marantz SA-10 SACDプレーヤーによる同一CDの音質比較や、ケンリックサウンドの生い立ちについて語ります。
https://musicbird.jp/programs/audio2/
2018年11月27日火曜日
お客様の声 神奈川県 堤様 JBL L112 オーバーホールご依頼
堤様、この度はL112のレストアを依頼してくださいまして、誠にありがとうございました。
キャビネットの新品仕上げから吸音材新品交換、アッテネーターやWBT大型金メッキ端子、テフロン銀メッキ内部配線の交換、そして、ウーファーのクロスエッジ交換、最適なダンパーへの変更と、LE5-12スコーカーのエッジ軟化処理、サランネット張り替え(JBL純正ダブルニットのブラウン生地)を行い、専用ウォールナットスタンドの製作まで実施いたしました。
作業日数と費用は相応に掛かりましたが、堤様は音を聴いて、真っ先に感動した!とコメントを残してくださいました。
どうぞ、これからまた末永くお使いください。ありがとうございました。
2018年11月26日月曜日
麻布十番 新規開店『AlNiCan Rhodes Bar』アルニカン・ローズ・バーへの設置 JBL Rhodes
このたび東京・麻布十番に新しく、Rock & Blues が聴ける『AlNiCan Rhodes Bar (アルニカン・ローズ・バー)』が完成します。
ケンリックサウンドにて購入して頂いたスピーカー「耳を疑う音の良さ JBL C37 Rhodes ローズ ケンリックから究極カスタム 超豪勢 新設計ネットワーク」を始め、デジタル再生の品質を握る要となる当社オリジナルDDC、カスタムDAC、トランス式パッシブプリと、トライオードの845真空管アンプなど、全てまとめてシステムの構成をご依頼頂きました。
アルニコ(AlNiCo)マグネットのJBL D130 + 075を有するRhodesをメインにしたアメリカンなお店という意味で、店舗名はアルニカンローズバー(AlNiCan Rhodes Bar)に決まりました。
まだ内装などが完成していない模様ですので、店舗完成時に再びレポートいたします。
〒106-0045 東京都港区麻布十番2-18−1-B1F
電話番号:03-6435-3905
営業時間:17:00 - 26:00
定休日:ほぼ年中無休
場所地図 : https://goo.gl/maps/NTtLDW3CkSp
ケンリックサウンドにて購入して頂いたスピーカー「耳を疑う音の良さ JBL C37 Rhodes ローズ ケンリックから究極カスタム 超豪勢 新設計ネットワーク」を始め、デジタル再生の品質を握る要となる当社オリジナルDDC、カスタムDAC、トランス式パッシブプリと、トライオードの845真空管アンプなど、全てまとめてシステムの構成をご依頼頂きました。
アルニコ(AlNiCo)マグネットのJBL D130 + 075を有するRhodesをメインにしたアメリカンなお店という意味で、店舗名はアルニカンローズバー(AlNiCan Rhodes Bar)に決まりました。
まだ内装などが完成していない模様ですので、店舗完成時に再びレポートいたします。
〒106-0045 東京都港区麻布十番2-18−1-B1F
電話番号:03-6435-3905
営業時間:17:00 - 26:00
定休日:ほぼ年中無休
場所地図 : https://goo.gl/maps/NTtLDW3CkSp
2018年11月21日水曜日
『ケンリックサウンド株式会社』設立10周年記念パーティー 代官山ASOにてSinonさんのライブ演奏
『ケンリックサウンド株式会社』は2018年11月2日で設立10周年目を迎えました。先日、社員とその家族を招き、代官山・リストランテASOにて祝賀パーティを楽しみました。動画は、青森県下北半島の歌姫 Sinon (シノン) さんをお招きしてライブ演奏を行って頂いた様子です。
いよいよ10年目を迎えたケンリックサウンドも、私が一人で始めた創業時から数えれば15年ほど。当初は知識と経験が少なく、できる修理も限られており、お客様からはそれほど多くのお仕事を頂けませんでした。
やがて実績とノウハウとを積み重ね、支えてくれる社員にも恵まれ、今では立派に世界中から数多くのオーダーを頂くことができるようになりました。
ひたすらこの15年、スピーカーに、JBLに捧げた熱意と研究の糧を、お客様に感動の音で還元していくことが私の使命です。初めは恐る恐る趣味から始めたこの仕事ですので、その当時の妻といえば、オーディオに費やすお金について、逐一とても敏感になっていました。
そのような経緯もあり、皆様におかれましては、ご家族がありながらの中でたしなむ趣味としてのオーディオは、予算のやりくりが中々に難しい点を私もよく理解しております。それでもなお、ケンリックサウンドを支持してお仕事をくださり、期待を寄せて頂けることに心より感謝いたします。
2018年11月17日土曜日
Rey Audio WARP-5 (KRS Ver.) カスタム版レイオーディオ初テスト
当社でカスタムチューニングするレイオーディオのモデル「WARP-5」にて鳴らす初の音テスト動画です。コンプレッションドライバーTAD TD-4001と、12インチウーファー4本(左右合計8本)が違和感なくつながり、いかに多くの音楽情報を欠落なく、歪み曲げることなく、自然に溢れ出るようにスピーカーが歌えるかという当社でのこだわりが、最大のポイントです。
再着磁を終えた全8本のJBL 120Fというフェンダー用12インチフルレンジユニットを、特別にこしらえたコーンアッセンブリーと組み合わせ、まずは片側チャンネルにインストールします。
Rey Audioオリジナルのウーファー(TADではありません)は表面にマス(重量)を持たせる塗装を施した重量級コーンに加えて厚手のラバーエッジをまとっております。マグネットはフェライトで、ボイスコイル径は2インチです。
当社で新たに準備したウーファーは、TD-4001と同じくアルニコマグネット、4インチボイスコイルで、マスリングや質量を上げる塗装などは施さず、エッジも極めて薄いクロスにて大きくロール幅を持たせ、よく動くダンパーと組み合わせます。これらの特徴を持たせたウーファーは、ネットワークフィルターを通さずフルレンジとして鳴らした場合でも変な癖がなく気持ちよく聴けるという特色があります。
特製のウーファーとTD-4001は、この2wayスピーカーシステムにおいて、どちらも主役になり得るだけの音色と鳴りっぷりの良さを誇るということが、次のネットワーク作りの前提で大切な鍵となります。
ユニット単体で測定した結果が素直な特性であればあるほど、クロスオーバーフィルターは低次でかつ余剰な補正回路も必要としません。素材の鮮度を生かし切り、最小限のLCフィルターを最高グレードのパーツで構成してあげる。これこそが何時間でも聴き疲れせずに音楽を楽しめて、時にハッとさせられるような実在感を描き出すために欠かせない肝心要の条件なのです。
再着磁を終えた全8本のJBL 120Fというフェンダー用12インチフルレンジユニットを、特別にこしらえたコーンアッセンブリーと組み合わせ、まずは片側チャンネルにインストールします。
Rey Audioオリジナルのウーファー(TADではありません)は表面にマス(重量)を持たせる塗装を施した重量級コーンに加えて厚手のラバーエッジをまとっております。マグネットはフェライトで、ボイスコイル径は2インチです。
当社で新たに準備したウーファーは、TD-4001と同じくアルニコマグネット、4インチボイスコイルで、マスリングや質量を上げる塗装などは施さず、エッジも極めて薄いクロスにて大きくロール幅を持たせ、よく動くダンパーと組み合わせます。これらの特徴を持たせたウーファーは、ネットワークフィルターを通さずフルレンジとして鳴らした場合でも変な癖がなく気持ちよく聴けるという特色があります。
特製のウーファーとTD-4001は、この2wayスピーカーシステムにおいて、どちらも主役になり得るだけの音色と鳴りっぷりの良さを誇るということが、次のネットワーク作りの前提で大切な鍵となります。
ユニット単体で測定した結果が素直な特性であればあるほど、クロスオーバーフィルターは低次でかつ余剰な補正回路も必要としません。素材の鮮度を生かし切り、最小限のLCフィルターを最高グレードのパーツで構成してあげる。これこそが何時間でも聴き疲れせずに音楽を楽しめて、時にハッとさせられるような実在感を描き出すために欠かせない肝心要の条件なのです。
2018年10月31日水曜日
お客様の声 東京都 西様 JBL 4344 外部ネットワーク式スペシャルカスタムのご依頼
【お客様のコメント】
細井社長 様へ
JBL4344のレストア・カスタマイズについて
35年間連れ添ってきた私の初期型JBL 4344が昨年10月6日にレストア、カスタマイズのためKENRICK SOUNDさんに向けて旅立ち、ちょうど1年目の2018年同日に我が家に戻ってきました。
中・高域をステンレス無垢のホーンに変え、外観をピアノポリッシュ仕上げにしていただいたので、いつもの設置位置に戻った姿を見ただけで、にやけてしまいました。
まだ調整初期ですが、高域の鮮度が飛躍的に向上したにもかかわらずカスタマイズ前に感じていた女性ボーカルがヒステリックになる悩みも解消され、音に厚みが増したことを実感できました。
そして若干鈍く重かった低域が、軽やかになり、すっきりした低音に改善されたこともはっきりと確認できました。ウーファーをマスリングレス化した試みが成功してます。
全体的にはエンクロージャの美しさにマッチしたクリアーな音場が目前に広がり、それぞれの楽器が鮮明な形で聞き手に押し寄せるエネルギーに圧倒されます。外部ネットワーク化にした効果も絶大だと思います。ファインメットカットコアによる線輪の固定方法やベース板の材質変更、コンデンサの再検討など様々な試みに挑戦して頂いた賜物だと感じます。
見捨てずに4344をレストア、カスタマイズして正解でした。35年前にこの4344を購入した当初は、どうすれば価格に見合う音が出るのか?無駄遣いをしたのでは?と本当に悩みましたが、35年も一緒に過
先週試しにバイワイヤリングで、低域をマ-クレビンソン331形、高域をアキュフェーズのA-30形で鳴らしてみました。その結果、低域が引き締まり、高域は少し 温度感が上がるので、なかなか良い組み合わせです。ただ若干ゲインが違うので、CDプレーヤとDAC間にデジタルイコライザを入れてレベル調整はしています。この方法、バイアンプよりも良いです。外部ネットワークBOXの実力の高さを証明しています。
また、プリアンプ(チェロのアンコール1MΩ)は使用しています。パッシブプリやDAC直結方法は、とてもクリアな音になるのですが、少し冷たい印象になるので、私の好む方向ではなさそうです。
妥協せずに最後まで真剣に取り組んでいただいた細井社長をはじめとするKENRICK SOUNDの皆様に心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
これからこの4344と試行錯誤の生活が始まることは、私の大きな喜びであり、更なる高見があることへの期待感でワクワクする毎日になりました。
今後は更に数十年、私の息子にも引き継いでいける家宝にこの4344がなると思いますので、これからも色々とご相談することが多々あると思います。今後ともよろしくお願いします。今回はありがとうございました。心より深く感謝申し上げます。
【ケンリックサウンドからのコメント】
西様、お手持ちのJBL 4344を土台に、スペシャルカスタムのご依頼、誠にありがとうございました。多岐にわたるカスタム内容は、同一仕様の以下販売商品ページをご覧頂くとよく分かります。
「KRS 4344 JBLアルニコ再着磁 マスリングレス・ウーファー タンジェンシャル振動板 ファインメット外部ネットワーク式 最高峰」
実に1年間に及ぶカスタム期間の中で、何度もネットワークパーツの変更やグレードアップを行い、まだまだ良い音が得られるのではなかろうかという取り組み姿勢は、当社にとっても自問自答を繰り返した経験となりました。
途中経過報告の電話では、その都度新しく湧き上がるアイデアや方策を私から試させて欲しい旨をお伝えしながら、ここまで素晴らしいスピーカーにまとめ上げることが出来ました。当社としても心から満足できる仕上がりでなければお出しできないという意向にも、快くお付き合い頂き、辛抱強くお待ちくださった西様にはお礼申し上げます。
当社の真骨頂でもある、スペシャル外部ネットワークの最新版を携えて、とにかく最高の4344を完成させることができたことに、われわれも嬉しく感じております。
頂いたコメントにもありますように、チャンデバを経由するバイアンプ方式よりも音が良いと判断できるパッシブネットワークであるということは、ネットワーク作りにおいて最大の賛辞だと考えております。
一般的には4343や4344をより良く鳴らそうと考える場合に、ことさらバイアンプ駆動へと移行する傾向が多いのですが、つながりの自然さと情報を失わない濃密な信号がフィルター経由で得られれば、シンプルかつ高品位なLCフィルターによるネットワークこそが最高だと当社では考えているからです。
西様、どうぞこれからもゾクゾクするような音を、相棒から引き出してあげてください。そして、きっと息子さんもそれを引き継いで大切に扱ってくれることと思います。ありがとうございました。
2018年10月24日水曜日
お客様の声 千葉県 高橋様 JBL 4345 オーバーホールご依頼
【お客様のコメント】
ちょっとしたきっかけから、とある音響メーカーの視聴室に備え付けられていたJBL4345を入手したのは、かなり以前のこと。2245Hから繰り出される低音に感激していました。
それから15年以上経過し、いろいろ気になりだしました。アッテネータのガリやギロチンタイプの小さなスピーカー端子、コンデンサも劣化しているだろうな、などと。とはいえ、大型スピーカーのためメンテナンスを依頼することなど無理だろうとあきらめていました。
しかし、アッテネータのガリが酷くなってきてバランスが取れなくなってきていることもあり、なんとかしなければ、と考えながら何気なくケンリックサウンドさんのHPへ。
これまでは、リペア品のスピーカ販売を行っている会社というイメージでしたの、あまり真剣に見ていませんでしたが、修理もされていることを知りまし た。
早速、ケンリックサウンドさんにアッテネータ交換をしたいとコンタクトしましたが、ここから驚きの連続でした。 まず、現物を確認したいとのご提案をいただいたのですが、その際きわめてリーズナブルな料金で、スピーカーをケンリックサウンドさんにお届けできたのです。(実は、このスピーカーを伴って引っ越しをしたことがありますが、その時の費用は恐ろしく高額でした。)
ケンリックサウンドさんのほうで現物確認後、メンテナンスのご提案をいただきました。ご提案内容一つ一つについて、スピーカーの現状とメンテナンスした場合の効果のご説明をいただきました。
ご提案いただいた内容はどれも魅力的だったのですが、予算の都合もあって、一部のカスタマイズは断念いたしました。それでも快く引き受けてくださいましたのでほっとしました。
さて、こうして蘇り我が家に帰ってきたスピーカーですが、想像以上に良くなりました。 まず、雑味が無くなり、非常にすっきりした音になりました。そのうえ低音域から高音域までつながりが良くなったように感じます。
それぞれのユニットがしっかり仕事をしてくれるようになったような感じです。低域の伸びが良く、それでいて音の一つ一つが立ってきた印象です。
そのため、大好きな女性JAZZボーカルを聞いていると、後ろにミュージシャンを控えた彼女が私の目の前に立って自分に向けて歌ってくれているような印象を受けます。一方、クラシックを聴くと、音の広がりを感じる上、弦楽器の音が柔らかくなりました。
ケンリックサウンドさんにメンテナンスをお願いして本当に良かったと思っています。 ありがとうございました。
今回の4345の結果を見て、同様に長年使用しています4312も多少手を加えてみたくなりました。 いずれ改めてご相談させていただきたいと考えています。
【ケンリックサウンドからのコメント】
高橋様、JBL 4345のオーバーホールご依頼、誠にありがとうございました。
当社でのスピーカーオーバーホールに掛かる費用は、決して安くはありません。心構えがなければ躊躇するほど高額に思えるかもしれません。しかし、多岐にわたる作業項目を明細内容から紐解くと、一つ一つが理に適って、確実な意味を持ち高き効果を上げる中身たちであります。
ヴィンテージスピーカーの修理に、果たしてこれだけの費用を掛けるべきか掛けざるべきか・・・悩み、決意を固めて任せて頂いたときには、とことんこだわり抜いて、つぶさに最高の状態へと惜しげなく全力投球で仕上げることを、われわれは使命とします。
投資を惜しまず、愛情を掛けて蘇らせることで必ずや価値は高まります。そして、外観や音などという、ただちに推し量れる品質にとどまらず、佇まいや道具としての存在価値をも静かに大きく引上げる領域まで見据えてレストアに取り組むからこそ、このようにありがたい感想を頂戴できるものと考えております。
高橋様、次のJBL 4312をオーバーホールされる際も、改めてお世話になります。
この度は誠にありがとうございました。
お客様の声 山形県 門脇様 JBL 4343A KENRICKカスタム + ウォールナット無垢材スタンド ご購入
【お客様のコメント】
ケンリックサウンド株式会社
細井代表様
杉山様、スタッフ一同様
初めまして、山形県在住の門脇と申します。
ご連絡遅くなり申し訳ありません。
プリアンプとパワーアンプをメンテナンスにだしており、しっかり聴けておりませんでしたので連絡が遅れてしまいました。
御社からJBL4343AWXを購入させていただき5月末に到着してから早いもので4ヶ月が経ってしまいました。
今回、4343を購入した経緯ですが、40年前にオーディオに凝り数年間音楽を楽しんでおりました。その後、転勤や子育てで忙しくなり、ゆっくり音楽を聴く機会が殆どなくなりました。あれから約40年経った今、やっと自分の時間が持てるようになったのでまた始めようと思ったしだいです。
そんな中、ネットで御社の4343スピーカーの動画を拝見しました。
JBLといえば、誰もが一度は聞いたことがあり、その中でも4343は言わずと知れた銘機でありました。私がオーディオを始めた当時、4343は高額でとても買えるものではありませんでした。それが40年を経てなんとか手に入る状況になりましたので、いろいろと考え御社から購入することにいたしました。
とは言え、御社のことを全く知らなかったため、購入するにあたり不安もありましたが、ホームページを拝見していくことで技術力の高さが分かり不安も払拭いたしました。
また、5月連休、直接御社にお邪魔した際はいろいろと説明頂くと共に細井代表にはわざわざ試聴のセッテイングまでして頂きありがとうございました。
音出しの感想ですが、正直びっくりしました。近隣のオーディオショップで4343を試聴しましたが、その音と今回購入したスピーカーの音を比べると素人の私でも違いがはっきりわかりました。
綺麗な高音、重過ぎない低音が心地よく大変満足しております。また、楽器の立ち位置が分かり、まるでコンサート会場にいるような気分になります。
他に感じたことですが、ハイレゾ音源再生のことも考慮しセッティングされているように思いました。
最後に御社の益々のご発展をお祈りして感謝の言葉にかえさせていただきます。
本当にありがとうございました。
【ケンリックサウンドからのコメント】
山形の門脇様には、スピーカー納品直後にわざわざお礼のお手紙と、サクランボをお送り頂きました。謙遜されて「我が家で採れた」とおっしゃっていましたが、立派なパッケージを開けると、美しい果実が並んでおり、甘みがたっぷりと含まれた立派なサクランボに、みんなで舌鼓を打ちました。
当社ショウルームに直接お越し頂き、ケンリックサウンドが手がけるスピーカーについて品質を肌で感じて頂きました。仕上がりの精度と出音を直接体感して頂いた段階で、大きく期待してくださり完成までお待ち頂くこととなります。実際に納品して音をご自宅で聴いて頂くと、なお一層、その価値を感じ取ってくださったようで、大変嬉しく思います。
門脇様に注文を頂きました今回のスピーカー、ケンリックチューンのJBL 4343は、ルックスはもとより、各ユニットの滑らかなつながりや、鮮烈な音の存在感など、一級品です。どうぞ大切にお使いください。この度は誠にありがとうございました。
お客様の声 電源タップ/ボックス KENRICK SOUND KR-4TP & 電源ケーブル ご購入
【お客様のコメント】
パワーアンプの電源系統の入れ替えに伴い、中間タップとして購入しました。
当初、オヤイデ、フルテック等の購入を検討していましが、ケンリックサウンドのこだわりの仕事ぶりに共感し、同社の製品をためしに購入してみることとしました。
タップのみの購入のつもりがコメント掲載でケーブルが半額になるということで、ケーブルも併せて購入することに。
まだ、エージングが十分でないのとタップ前後のケーブル等も交換し、セッティングも仮であるので、正確な評価はできないが、このタップの入れ替えをしてみての感想としては、正直期待以上(失礼)に良かった。全域で音に厚みが増し、音像が明解となり、より活き活きと音楽が伝わる感じとなったのではないかと感じました。
使用部品の詳細は明らかにされていないが、コンセントは、フルテックのFPX(G)と思われる。ボディは、6mmのアルミが使用されていて、がっしりと重い、しっかりとした造りが音の良さに貢献していると思われる。
さらに、ケーブル、これまた詳細データはなし、どうもオーディオ用ではなく、CCI ROYALというメーカーの製品らしい。コネクターは、コーティングされていて、明らかではないが、オヤイデのものではないかという書き込みもあった。このケーブルが以外にいい音がするのには、驚きました。価格は半額で1万円弱なのに、値段だけの問題ではなく、こうした製品があるからオーディオは楽しい。
興味のある方は購入して試してみてください。製品に対する印象は個人差があるので、あえて特にお薦めはしませんが。
【ケンリックサウンドからのコメント】
Amazonの商品ページより『高剛性アルミシャーシ電源タップ/ボックス KENRICK SOUND KR-4TP 』を注文してくださった、ペンネーム・正直おやじさんは「期待以上の製品でした。」というタイトルとともに、製品レビューを細かくしてくださいました。
ご注文時に在庫切れだったため入荷までの間、急遽展示用の代替器をご使用頂くこととなりご不便をおかけ致しました。製品にご満足頂けて光栄です。
またのご利用をお待ちしております。
2018年9月28日金曜日
お客様の声 埼玉 田中様 JBL 2231H (JBL 4333B-WX)のケンリック製人工セーム革エッジ+推奨ダンパー交換
【お客様のコメント】
ケンリックサウンド
細井研志 様
2ケ月程前にウーハー(2231H)のコーンエッジとダンパー交換をお願いいたしました件、本日現物を受領いたしました。
早速、キャビネットに取り付け(期待感を持って!)音出しをしてみました。
ジャズ系(角田健一「Big Band Stage」)とフュージョン系「Four Play」で演奏させてみましたが、ウーハーのエージングが進んでいないにも拘らず、程よい締まりとスムーズな押し出しの低音が出ていて気に入りました。(ご推奨どおり人工セーム皮への交換、ダンパー交換をして良かったです)
また、今回の修理の影響なのか、高音域が心なしか綺麗(明瞭)になったように感じました。ウーハーユニットの修理のおかげで中・高域まで音が従前に比べて、改善されたのは驚きです。
今、ピアノ・トリオを聴きながら送信文をキーインしてます。ピアノ、ベース、ドラムがしっかりパンチのある音を出しています。特にピアノの鍵盤アタック音がイイです。
ケンリックサウンドの皆様お世話になりました!しっかり作業をして戴き、大いに感謝しています。(大満足です!)
担当して戴いた方々にも謝意をお伝えください。有難うございました! お疲れ様でした!
毎日CDやLPを「とっかえ、ひっかえ」して楽しみます!これからも、「いい仕事」期待しています。末筆ながら、貴社の増々のご発展を祈念いたします。
【ケンリックサウンドからのコメント】
長年ご愛用の、JBL 4333B WXにウーファーとして収まるJBL 2231Hのエッジ交換をされたいというご相談を、埼玉県の田中様から頂戴しました。
2000年にハーマンインターナショナルさんにて、初回の張り替え(アッセンブリーリコーン)を行ってから、約18年を経て純正ウレタンスポンジのエッジが朽ちてしまったため、当社で人工セーム革エッジへの張り替えを検討されているとのことでした。
エッジ材質が異なる場合の音の性質の違いについてご質問を頂きましたので、金型から起こして製作した当社の人口セーム皮エッジは、薄くしなやかで十分な追従性を持ち、
頂いたコメントにもありますように、エージングが進んでいないにもかかわらず、いきなり良い音であったという結果を教えて頂きました。当社開発のセーム革エッジと、専用ダンパーとのマッチングで音質向上の高い効果が得られたようで、安心しました。
高音域の明瞭感はどのようにして再現されるかというと、ダンパー交換時の調整作業技術に秘密があります。まずはギャップ内に溜まっている付着物やマグネットに吸い寄せられている磁性粉塵(鉄粉など)を丁寧に除去し、正しく垂直方向へボイスコイルが振幅するようにダンパー取り付けの水平方向を正確に出し直しいたします。なおかつ、ボイスコイルボビンに巻いてあるコイル縦幅のちょうど中央が、ヨークプレートの中央に位置するようダンパー取付けを行い、マグネットからの磁力を最も甘受できる場所へと収めることが要となるのです。
ほとんどの方が気づかないレベルでも、それまで擦れながら動いていたボイスコイルは、この作業を経てストレスなく仕事をするようになり、グッと上の帯域まで音が伸びるように変化するわけです。元々ハイカットフィルターで高域が削がれる帯域のみならず、その下の帯域も含めて自然な鳴りが得られるようになるので、低音のみならず全帯域が響きよく鳴るメリットがあるのです。
田中様、この度は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
お客様の声 愛知県・伊藤様 JBL 4312MK2 ケンリックカスタム作業のご依頼
【お客様のコメント】
ケンリックサウンド 細井様、またスタッフの皆様へ。
JBL4312系のモニタースピーカーがあるのは以前から知っていました。他のJBL製品はあまり知りませんでした。コンパクトサイズのブックシェルフ型を経ていつかはJBL4312系!と、思っていました。オークションで『当社でメンテナンス済み』という唄い文句をもとに他店でJBL4312mk2を買いました。
手続きを済ませ北海道の業者より念願の4312mk2が届きました。その時は嬉しくて仕方ありませんでした。
いざ、ケーブルを繋げて音出ししてみると右のアッテネーターにガリがあり、業者に問い合わせをしてみると、アッテネーターのクリーニングをするのでまた送ってくださいと言われ、親切な対応でしたがまた梱包も大変だし送って再クリーニングして本当にガリも無くなり本来の音になるのか?不安でした。
いつかはJBL4312と思っていたのでケンリックサウンドさんの事は以前より知っていました。また動画も頻繁に拝見してました。
しかし自分には敷居が高いのではないか?と思ってしまいなかなか踏み出せませんでしたが、電話やメールで親切に相談に乗ってもらい少しやりすぎかな・・とも思いましたがお願いする事になりました。
自分の住んでいる愛知より東京まで4312mk2を車で持っていきました。
初めて細井社長とスタッフの方々に会い、昼食をご馳走になったことを覚えています。
えらく熱い思いのある人だなと、またスタッフの河内さんをはじめ年配の方々もすごくオーディオが好きなんだなと思いました。
社内でのスタッフ同士の雰囲気などとても良く、こうゆうのは本当に大切だと思います。きっと年配の方々は昔、ラジオ工作や真空管いじりなど好きだったに違いありません。オーディオの事を話している時の目が少年のようでした。(失礼な表現方法ですみません)
スピーカーが出来上がったと聞いてまた東京まで走りました。
ショールームでカスタムされた自分のスピーカーを聴いて『あらら・・こんな感じになっちゃうのね』とニヤリしました。音の表現はなかなか言葉にするのが困難なので割愛させていただきますが本当にきれいな音でした。
もともと楽器をやっていた事もあり生音、つまりモニター系の音色には少しだけ拘りがありましたが、胸をスっと撫で降ろす事となり良かったです。機能重視にしたかった為、外観の補修(キャビネット新品仕上げ)は省きましたが、やはり部屋に置く以上見た目も気になりますね。(やっとけば良かったです)
一気にフルスペックでカスタムするのもアリだと思いますが、やはりお財布の事情もあります。ここは省いてでもここはやりたいと伝えた時にも細井社長は的確に相談に乗ってくれます。
接客として当たり前の事かもしれませんが『ここは~だからやっといたほうがいいですよ』と納得するまで話し合いさせて頂きました。
結局は細井社長の熱い思いに自分が負けてしまいましたけど(笑)
あと、Hugo2もお安くしていただきありがとうございました。(今までの音が化けました)
最後に1つだけ書いておきます。HPより引用しました↓↓
この時代のスピーカーで、手を抜きレストアを怠っている個体が多い中、例えワンオーナーものだとしても十分に時間をかけスピーカーと対話しながらコンディションを引き出す作業は必ず良い音、悪い音として現れます。
※本当に間違いない文章だと思います。
購入を考えてる方や修理・カスタムを検討されている方の少しでも参考になればと思い書かせていただきました。
ありがとうございました。
【ケンリックサウンドからのコメント】
伊藤様から2016年に初めてメールを頂戴しました。当社のことは以前よりご存じで、YouTubeも毎日のようにご覧になっているとのことでした。YouTubeの音が素晴らしく『信者』にまでなってしまっているということも教えて頂きました。
ただ、予算のことや、ケンリックサウンドが敷居高く感じた(実際にはそんなこともないのですが・・・)こともあり、当社でレストア済みのスピーカーを注文することはできず、ヤフオクで、JBL 4312MkIIを見つけ手に入れたとのことでした。
北海道の業者さんから届いたメンテナンス済みである、JBL 4312MkIIは到着時から調子が悪く、購入店で再調整をする申し出があったものの、どうしてもYouTubeで見る、ケンリックサウンドの、あの『音』を手に入れたいと考えていた伊藤様は、これをきっかけに当社へメンテナンスおよびカスタムを依頼されることとなったわけです。
お住まいの名古屋から東京まで車を飛ばし、直接スピーカーを持ち込まれました。ちょうど、カスタム版のJBL 4312MkIIが当社に存在していたため、伊藤様のノーマル品と並べて比較試聴して頂いたときの記事がこちらです。
YouTubeだけではなくて、当社ショウルームで直接聴いて頂く音、しかも他社でメンテナンス仕立てのノーマルJBLスピーカーと、ケンリックカスタムのJBLスピーカーを、同じ型番のJBL 4312MkIIで聴き比べができる機会はなかなか貴重な体験だと思います。この音を聴いて頂いたことで、当初予定されていた不具合の修繕にとどまらず、ツィーターのベリリウム青銅換装、Silver Z Capコンデンサー交換、そしてウーファー用フィルターコイルをファインメットカットコアトランスで作り、スコーカーをアルニコ仕様に変更するなど、大幅なアップグレードカスタムも実施されました。
結果、大変ご満足頂けましたので、ありがたい限りです。
イベント期間中に、日本橋三越本店で聴けるケンリック製パラゴンの音も、わざわざ聴きに来て頂いたり、東京でのオーディオショウがある機会には、立ち寄って一緒にお食事をしたりもいたしました。
伊藤様、本当にありがとうございます。今後とも、宜しくお願いいたします。
2018年9月17日月曜日
お客様の声 福島県 歌川様 KRS 4344 + ウォールナット無垢材スタンド ご購入
【お客様のコメント】
ケンリックサウンド 細井様
先日は遠路はるばる重い機材を持ってきて頂いて本当にお疲れ様でした。
およそ10時間ほど拘束してしまいましたね。一緒にお酒を飲みながらお話しできたのも、とっても楽しかったです。
次男も人生相談にまでのってもらって大変よろこんでおりました。
YouTubeの拙宅の動画も拝見しました。狭く蒸し暑い部屋でセッティングや撮影していたことも今となっては懐かしい思い出です。
毎日KRS 4344から出てくる美音に酔いしれています。秋の夜長に最高のご褒美です。
それも、スピーカーの僅かな角度の調整やパソコンの、そこまでやっちゃうんだ!という設定のお陰です。
初めて4344のカスタム品を動画で見てHPで価格を知ったあの時は「こんなにたかいのかぁ」と驚きました。と、同時に「買えないなぁ」とも思っていた次第です。
それが今では部屋にあるから不思議です…迫力あるスピーカーの音も圧倒的な存在感もこの重量感も「買ってよかったぁ こりゃ一生モンだな」と満足させてくれる逸品です。
社員の方々の丁寧な応対もよかったですし、社長のスピーカー職人としての技術力の高さ何を尋ねてもパッと返ってくる豊富な知識。
脱帽です。
KRS 4344、カスタムJBLスピーカー…家宝にさせて頂きます。
【ケンリックサウンドからのコメント】
歌川様から初めてお問い合わせを頂戴したのが、今年3月。「三日前に新しくケンリックサウンド4344を動画でアップされてますが、この商品はいつまで在庫されていますか?タイミングが合えば試聴させて頂きたいです。」とのメールを頂きました。当初からケンリックカスタムの4344を希望されていました。ただ、残念ながらお問い合わせ段階では、その個体は既にお客様が決まっていたために、次回ご用意可能な個体が入荷した際にご案内するお約束を致しました。
その後、歌川様の現行システムを下取りさせて頂いたり、4344の仕様についてご希望を伺ったり、時間をかけて準備を行いました。当初の予定よりも予算を割いて頂き、よりグレードの高いカスタム品に絞り込むことが出来ました。
半年近くかかったものの、待望の「弾け飛ぶ音粒 KENRICK SOUND 4344 サテンブラック クローム ファインメットコイル タンジェンシャルフラム」をお求め頂き、無事に先月末に出荷、そして先週、私が最終調整のために歌川様宅に直接お邪魔いたしました。
動画でも伝わるように、きめが細かく、音が生き生きと飛び放つ様子が、よく分ります。
お食事やお酒をごちそうにもなり、色々とお話しも出来て楽しかったです。息子さんにとっても良い刺激になったようで何よりです。
撮影機材は確かに重量物ですが、良い音と映像には欠かせません。
それに、スピーカー同士のほんの些細な角度調整だけでも、まるでボーカルが底に浮かび上がったり、演奏の様子がステージに描かれたりと、貴重な役割を果たします。
歌川様、この度は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
2018年9月6日木曜日
良い音が鳴るスピーカーの大切な要素 ~レストア・カスタム・チューニング~
まず、ユニット、ネットワーク、キャビネット、これらは三位一体であり、その全てが無理なくストレスのかからない状態で成り立つよう、センス良く丁寧に仕立てられていることが大前提です。
次に、アンプからの音楽信号を素直に受け入れ、ありのままに空間へ振幅変換できる体制を整えてあげる(=レストア・カスタム・チューニング)ことは、どこまでも伸びやかで、気持ちよく音粒を放ってくれるようになる、最も大切で基礎的な要素となります。
これらのポイントを的確に押さえたヴィンテージスピーカーからは、聴いていて自然と体がリズムを刻んでしまう、もっともっと聴きたくなる”音楽”そのものが浮かび上がります。
力強いエネルギーを伴うこの音は、楽しいだけではなくて、様々な感情を呼び起こし、時にどうしようもなく涙が溢れるような経験をも引き起こすのです。それだけ、生きた音が魂として宿るという驚異的な実体験が存在する世界なのです。
オーディオを趣味とする、あるいは音に関わる仕事をする人にとっては、是非にとも味わって頂きたいものだと、私は日頃から考えています。
ケンリックサウンドが手がける芸術領域のスペシャルスピーカーたちは、皆様をそうした恵まれた時間に誘うために生まれてきました。いつまでも特別な体験を提供できるだけの魅力が、たっぷりと詰まった逸品であります。
台湾のお客様より新居でのスピーカーセッティング画像 JBLオリンパス Olympus とJBL 4343AWX Follow-up photos report from Charles in Taiwan
前回、2016年2月に台湾のCharles様から、購入して頂いた「耳を疑う音の良さ JBL Olympus ケンリック究極カスタムオリンパス」と「JBL 4343AWX アルニコ再着磁 リコーン&セーム 最高峰カスタムネットワーク」が無事に届いたというレポートを頂きました。その様子がこちらです。
そして今回、新居にお引っ越しをされてセッティングが完了したということで、お送り頂いたのが上部の画像です。最高に格好いいスペースですね。台湾に伺う際は、是非立ち寄らせて頂きたい空間です。音も申し分ないくらいに完璧かつベストな状態で、毎日がハッピーだとのことです。本当にありがとうございました。
The above are follow-up photos report from Charles at new room in Taiwan who purchased JBL 4343A special and JBL Olympus special speakers.
2018年9月2日日曜日
2018年9月1日土曜日
分割払い・ショッピングローン金利手数料「無料」キャンペーン実施します。憧れのスピーカーを是非!
分割払い・ショッピングローン金利手数料「無料」キャンペーンを実施致します。キャンペーン期間:2018年9月1日(土)~9月16日(日)・・・最長7年・84回払い(金利無料対象範囲は12回払い分まで)
「JBL純正パラゴン初期型カスタムモデル」や、「ケンリックサウンド・リプロダクト JBLパラゴン」、「JBL C37 Rhodes ローズ」が最長84回払いまでの分割で購入できる他、予約販売商品である「リプロダクト JBLハーツフィールド」や「JBL 4355 新品精巧リプロダクト」も分割で購入できます。
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また、お手持ちのスピーカーを修理したり、カスタムアップグレードする場合の費用もこの対象となります。
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