JBL4344ですが、今回片チャンネルから出る異音の原因を探っていました。ユニットには問題無いことが確認できていますので、ネジの締め具合なども確認していきます。ファストン端子のハンダ付けもその一環ですが、その過程の中で違和感を覚えたので手が止まります。見ると、コンデンサーのところから何か接着剤のようなものがとろけるような形状でかたまっていましたこれが震えて異音?と思ったので手でさわるとパキッと音を立てて折れてしまいました。
よくよく見てみると接着材などの付着物ではなく、コンデンサーそれ自体から溶けでている物でした
。おそらくは過剰な電流が流れて、発熱、溶け出したのではないかと思われます。
そうなると他のコンデンサーも状況が気になるところです、そうしますと変形したコンデンサーがもう一本確認できました。今度はとろけるチーズ状態ではなく、カルメ焼き状態になっています奥秩父にカルメ焼きを大変上手に作るおばあさんがいるらしいのですが(アド街ック天国情報)、こちらのカルメ焼きは遠慮願いたいところです。
この二本のコンデンサーはもう片チャンの該当箇所と共にペアで交換しました。勿論、異音が無くなったのは言うまでもありません!
2014年9月30日火曜日
JBL4344ロジウムメッキ端子交換 と ファストン端子はんだ付け
JBL4344 の端子をロジウムメッキ端子に交換しました。JBL 4344のネットワークは基板タイプです。階層状になった基板を一枚一枚剥がしていき、端子にアクセスします。
横から覗いてみるとその階層状態がよく確認できます。JBL4343のネットワークに比べて厚みは薄く、重量も軽く仕上げられていますし、組立もより効率よく進められるように考慮されたデザインになっているとおもわれます。
端子にアクセスした状態です。ネジ留めされています。
こちらはロジウムメッキ端子に付け替えた状態です。
芋ネジを締め上げ配線が抜けないように固定した上でのハンダ付けになります。
そして、長年の仕様により、また構造の関係から弛んでいることもあるファストン端子。こちらはハンダ付けして固定します。実際今回の確認の中でも簡単に抜けてしまう箇所がありました。そのまま放置すると異音の原因になります。ユニットの調整をいくらうまく行なっていても、その弛みが原因で音が途切れたりすることもあります。
横から覗いてみるとその階層状態がよく確認できます。JBL4343のネットワークに比べて厚みは薄く、重量も軽く仕上げられていますし、組立もより効率よく進められるように考慮されたデザインになっているとおもわれます。
端子にアクセスした状態です。ネジ留めされています。
こちらはロジウムメッキ端子に付け替えた状態です。
芋ネジを締め上げ配線が抜けないように固定した上でのハンダ付けになります。
そして、長年の仕様により、また構造の関係から弛んでいることもあるファストン端子。こちらはハンダ付けして固定します。実際今回の確認の中でも簡単に抜けてしまう箇所がありました。そのまま放置すると異音の原因になります。ユニットの調整をいくらうまく行なっていても、その弛みが原因で音が途切れたりすることもあります。
2014年9月29日月曜日
名機JBL4343レストアによる生まれ変わりの様! A Magic of JBL Speaker Restoration by KENRICK SOUND.
ケンリックサウンドでは数々のJBLシリーズのレストアを手がけてきました。今回はJBL4343BWXをオールアルニコ化しJBL4343AWXにモデファイした様子を見ていただこうと思います!
下取りしたJBL4343BWX。近づく前から腕が鳴り始めます。ポキポキ目の前にくると埃を被ったエンクロージャー、重力に逆らえない埃達は容赦なくサランネットを含めた上面に白い痕跡を残しています。
ユニットはミッドもウーファーもウレタンエッジはボロボロになり、コーン紙とフレームを繋げるものは何も無く、青春のフリー状態です。
サランネットのエンブレムは金具が無くなり、エンブレムに穴を開けた上でボルトとナットで強制的
に固定されていました。当然生地のめくれはありますし、フレームの破損も確認できます。
やつれて、一部剥がれ落ちたマジックテープ。ふわふわの感触はやさしいものがありますが、マジックテープの機能としてはその能力は失われていると言っても過言ではありません。剥がれ落ちた箇所に残る接着剤の跡、おそらくオーナー様が継ぎ足したと思われる、新しめの跡も確認できて虚しさが漂います。
ミッドは空回りするボルトも確認できました。バッフル面内側にあるTナットがフリー状態であろうと思われます。
アッテネータプレートも錆が浮き上がり、無惨な姿をさらしています。
多くのネジが錆び付いています。
木部には剥離している箇所も確認できました。
バックパネルも埃を被っています。
と、レストアをすると下のように生まれ変わってくれます。手を掛ければルックスも音質も改善しますし、それだけのポテンシャルを持っています。日光の中に晒しても恥ずかしくない品格のある存在になりました!
マジックテープ、ネジ類も新品に交換!ツィータのフェイス、コンプレッションドライバー2420のホーン2307には再塗装を掛けています。
ミッド(2121)もエッジ交換済み!ヘアラインも怪しく輝いています。
アッテネータはプレートを含めて新品に交換してあります。
勿論ウーファーもエッジ交換、ギャップ清掃、センター調整済み。
割れていた木部もしっかり固定した上で接着。この輝きを取り戻しました。
バッフル面、バックパネルも再塗装を施していますので、この通りかすれていた感じが無くなりました。
勿論サランネットも復活しました!
ピン、留め具も新品です(ボルトは使用していません!)
というわけで、ケンリックサウンドでレストアを施しますと…、
↑これが↓これです。
↑こちらが↓こちらになります。
さらに、
↑こちらが↓こちらになりました。
下取りしたJBL4343BWX。近づく前から腕が鳴り始めます。ポキポキ目の前にくると埃を被ったエンクロージャー、重力に逆らえない埃達は容赦なくサランネットを含めた上面に白い痕跡を残しています。
ユニットはミッドもウーファーもウレタンエッジはボロボロになり、コーン紙とフレームを繋げるものは何も無く、青春のフリー状態です。
サランネットのエンブレムは金具が無くなり、エンブレムに穴を開けた上でボルトとナットで強制的
に固定されていました。当然生地のめくれはありますし、フレームの破損も確認できます。
やつれて、一部剥がれ落ちたマジックテープ。ふわふわの感触はやさしいものがありますが、マジックテープの機能としてはその能力は失われていると言っても過言ではありません。剥がれ落ちた箇所に残る接着剤の跡、おそらくオーナー様が継ぎ足したと思われる、新しめの跡も確認できて虚しさが漂います。
ミッドは空回りするボルトも確認できました。バッフル面内側にあるTナットがフリー状態であろうと思われます。
アッテネータプレートも錆が浮き上がり、無惨な姿をさらしています。
多くのネジが錆び付いています。
木部には剥離している箇所も確認できました。
バックパネルも埃を被っています。
と、レストアをすると下のように生まれ変わってくれます。手を掛ければルックスも音質も改善しますし、それだけのポテンシャルを持っています。日光の中に晒しても恥ずかしくない品格のある存在になりました!
マジックテープ、ネジ類も新品に交換!ツィータのフェイス、コンプレッションドライバー2420のホーン2307には再塗装を掛けています。
ミッド(2121)もエッジ交換済み!ヘアラインも怪しく輝いています。
アッテネータはプレートを含めて新品に交換してあります。
勿論ウーファーもエッジ交換、ギャップ清掃、センター調整済み。
割れていた木部もしっかり固定した上で接着。この輝きを取り戻しました。
バッフル面、バックパネルも再塗装を施していますので、この通りかすれていた感じが無くなりました。
勿論サランネットも復活しました!
ピン、留め具も新品です(ボルトは使用していません!)
というわけで、ケンリックサウンドでレストアを施しますと…、
↑これが↓これです。
↑こちらが↓こちらになります。
さらに、
↑こちらが↓こちらになりました。
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