2020年12月17日木曜日
075ツィーター仕様ケンリックサウンド JBL 4301 究極音テスト
もうすぐ完成予定のJBL 075をインストールした、スペシャル版4301です。今回はシリーズ最上位であるコンデンサー、Mundorf MCap SUPREME EVO Silver/Gold/Oilを用います。とにかく凄まじい音です。
ペア販売価格・・・1,700,000円
2020年12月8日火曜日
トライオード最新真空管アンプ「JUNONE 845S」で鳴らすクリスマスソング
300Bドライブの大型三極管845を搭載したA級シングル真空管アンプ「JUNOONE 845S」が、トライオードのJUNONEブランドとして発売になりました。価格・・・880,000円。当社にて展示機を用いたクリスマスソングの再生をお届けします。ご注文は、トライオードプレミアムショップであるケンリックサウンドへご相談ください。
全てのKENRICK & JBLファンへ、メリー・クリスマス!!
2020年12月3日木曜日
お客様の声 和歌山県・磯田様 JBL 4312A 修理、ベリリウム合金ツイーターへの換装・カスタムアップグレード
【お客様のコメント】
当時流行っていた並行輸入を利用して、JBL4312Aを直接入手し40年近く聴いてまいりました。
3年前に仕事をリタイヤし紀伊半島の突端の小さな町に居を移し、スピーカーの設置場所を作って、試行錯誤しながらそれらしい音になったかなと思ってきた時、右chから聞こえるピアノの音が一瞬歪んだような音がしたので、とある所に相談した所、ケンリックサウンド様をご紹介していただきました。
細井代表にいろいろご相談に乗っていただき、4312Aをお送りし、診断していただきご提案をいただきました。
その中からベリリウム合金ツイーターの換装、アッテネーターの交換、スコーカーエッジ、ウーファーエッジの軟化処理、ウーファーの各種交換及び研磨処理などをしていただきました。
戻ってきた4312Aは、新品のようにきれいに生まれ変わっておりびっくりしました。
早速、リペア前のセッティングで聴きなれたレコードを出し、わくわくしながらアンプのボリュームを上げ出てくる音に大変びっくり。
リペア前はアンプに鳴らされている感じがありましたが、出てくる音は、すごく自然に高中低域とも大変やわらかく伸びやかに、無理なく音が前に出て自らが鳴っている感じがして、思わずニヤリとした瞬間を家内に見られ冷やかされた次第です。
早速、田舎の高台で近所に気兼ねすること無く、アナログレコード、CD、DVD、PC、FMチューナーとソースを切り替えながら、夜遅くまで大きな音で聞き入ってしまいました。
換装していただいたツイーターは、これから時間と共に、更に繊細に伸びやかに鳴ってくれる事を期待し、新品以上に生まれ変わった4312Aに大変満足しております。
小ぶりな4312Aと初期のLUXMANのAMPを中心にリビングにこぢんまりと集約させたセットで楽しんでおります。
細井代表始めとして、作業していただいたスタッフの皆様の迅速丁寧な対応とご配慮に大変感謝しております。
お世話になりありがとうございました。今後ともご指導ご相談の程よろしくお願いいたします。
【ケンリックサウンドからのコメント】
私の年齢と同じくらいの年月を共にされてきたJBL 4312Aは、磯田様にとって伴侶のような大切な存在だと、初めてご相談を頂戴したときに感じました。ケンリックサウンドの評判を支持してくださり、各所からお客様を紹介してくださることに感謝しております。
今回の磯田様も、企業からのご紹介で修理の依頼相談をしてくださいました。
基礎的なアッテネーター交換に始まり、全てのユニットのメンテナンス、そしてツィーターに至っては推奨のベリリウム合金製へと換装することになりました。ただのリプレイスではなく、トータルでのバランスと「音の良さ」を慎重にかつ確実に実現する作業が、とにかく肝です。
頂戴したコメントにありますように、柔らかく自然で、無理なく音が溢れ広がる状況に、思わず笑みがこぼれるという様子は、理屈抜きに音が良いという証だと考えております。
磯田様、この度は誠にありがとうございました。どうぞこれからも末永くお使いください。
2020年11月15日日曜日
デジタルアンプとデジタルチャンデバで4ウェイマルチJBLを理想音に追い込む
東京都のI様とは15年来のお付き合いですが最後に伺ったのは2008年で、それから久しくお目にかかっていませんでした。電話でお悩みの相談があり、聞けばガレージメーカー製作の4ウェイマルチJBLスピーカー(ミッドバスのみTAD)が全く良い音で鳴ってくれずに困っているとのこと。まずは診断のために音を聴かせてもらいに12年ぶりにシステムがある部屋を訪れました。以前のスピーカーは、JBL 4350Aと4331Aでしたから、だいぶ様子が変わりました。以下ブログに以前の状態が掲載されています。
http://blog.kenricksound.com/2008/06/ijbl-4350-asf4331-asf.html
新たなスピーカーの構成ユニットは次の通り。
JBL 2231A x 2
TAD TM-1201
JBL 2445J
JBL 2405
Westlake Audio(ウエストレイクオーディオ)を模したダブルウーファーの4Way5スピーカーシステムです。内蔵ネットワークは存在せず、Accuphase DF-55、デジタルチャンネルディバイダーで帯域分割した信号をRolandのモノラルクラスDアンプモジュールをペアでシャーシに組み込んだハンドメイドのデジタルステレオアンプ5台(ウーファー1発につき1chを割り当てられていた)でドライブしています。
早速聴かせていただいた音は・・・位相はバラバラ、各ユニットのつながりが悪く、音色そのものも濁っており、バランスは崩れていて、これは聴くに堪えないでしょうね、という状況そのものでした。
そこで、まずは全てのユニットのメンテナンスを実施することに。マグネットの再着磁、当社製の半永久耐性人工セーム革エッジへの交換とダンパー交換、硬質で音がピーキーなダイヤモンドエッジ・チタンダイアフラムの2445Jは、柔らかく良質な音のD162440、ロールエッジ・アルミダイアフラムへと換装、2405のアルミスロットイコライザーは、アルミ青銅削り出しの砲弾型イコライザーに変更、ダイアフラムも交換しました。
上記作業を終え、全てのユニットをお届けしたのが半年先になりましたが、いよいよ組み込みと、メインのチャンデバ調整の日です。今回新たに用意したルビジウム・マスタークロックジェネレーターや、アップサンプリングDDコンバータと、改造版 Chord Hugo DAコンバーター+リニア電源を新たに導入して、既存のCDプレーヤーからの再生音ながら、遥かに高水準な送り出し音源も整いました。PCオーディオは操作が苦手だとおっしゃるI様には無理なく扱っていただける仕組みです。
さあ、4wayマルチとして音の出来、不出来を圧倒的に左右するのが言わずもがなチャンデバの細かなパラメータ設定です。各ユニットのハイカット、ローカットに関わるクロスオーバー周波数、スロープカーブ、位相極性、そしてレベルと遅延。これは決して教科書通りのセッティングでは生き生きとした音を作り出すのは不可能です。ユニットそれぞれの個体が持つ性能と反応をここに読み取って、最も無理なく活かせるポイントを、耳と振幅しているコーン表面を振れた時の肌感覚だけで、直感的に追い込んでいくしかありません。デジタルチャンデバを取り入れながらも心地よく、自然で柔らかい音を引き出すために一つだけ明かせる私なりのコツは、急峻なスロープカーブがウリであるデジタルチャンデバだとしても、基本的に一次(-6dB/Oct)と二次(-12dB/Oct)しか使わないということです(ツィーターにのみ-18dB/Octを使うことはあります)。クロスオーバーさせるユニット同士のハイカットポイントとローカットポイントは同一値になりません。ほぼ大きく重なり合い、またスロープカーブも異なります。しかし、ユニットを通した音としての挙動と聴感上の最適値を常に優先します。
メンテナンスが完了した全てのスピーカーユニット組付けに始まりチャンデバの設定まで半日近くの時間をかけ、完成したものがこの動画の音です。安価なクラスDアンプモジュールとデジタルチャンデバのみでドライブしているとは思えないほど、柔らかく自然でまとまりがあり、なおかつ明瞭度も高いという、極めて理想的な鳴りをしています。マイクを使用した測定によるオートチューンやセオリーに則ってセットするようなアプローチでは、このバランスを得ることは非常に難しいと思います。「音が生きている、まるで天国のようだ。本当にありがとうございました。」というI様の言葉が、チューニングの成果を物語っていると感じました。
2020年11月11日水曜日
夢のオールアルニコ仕様 JBL 4301スペシャルスピーカー製作中。
2020年11月10日火曜日
買取のお客様 思い出のスピーカー JBL 4344 奈良県・高天様
【お客様のコメント】
オーディオ好きで学生オーケストラにも参加していた叔父からの影響で、高校生の頃からオーディオに興味を持ち始めました。
当時からJBLは憧れのブランドでしたが当然高嶺の花で、学生時代は小遣いをやりくりしてして手頃なものや簡単な自作で楽しんでいました。
その後就職して自宅を出る際に一旦全てを手放してしまい、結婚後は特にオーディオ趣味から遠ざかっていましたが、子供が成長して時間的にも余裕が出てくると音楽好き、オーディオ好きに再び火がついて機材を揃え直し、部屋のスペースに無理があることも承知の上で思い切って4344(中古ですが)を手に入れました。
15インチの深みのある低音や歯切れの良いサウンドが魅力的であると同時にセッティングの難しさ(面白さ?)もあって、バイアンプ駆動も含めていろいろ試して楽しんできましたが、最近になって年齢による(?)音楽の嗜好の変化や聴力、体力の衰えを感じるようになり、これからはもう少し肩の力を抜いて気軽に楽しめる小型のシステムに入れ替えたいと思っています。
他にはない魅力や愛着がありますので出来れば手元に残しておきたいところですが、オーディオには特段の興味はなさそうな子供に無理に大型スピーカーを引き継ぐよりは、御社の素晴らしい技術で磨き直していただいて同好の士の方に使っていただければと思い、思い切って手放すことにしました。
大変お手数をお掛けいたしますが査定、買い取りをしていただきたく、お願い申し上げます。それなりのキャビネットの汚れ、痛みに加えて、
・背面セレクターの接触不良
・ウーファーのコーン紙の傷
・音響レンズの一部欠け
・スピーカーネットグリルの一部破損
などがあり、あまり良いコンディションとは言えないので恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
【ケンリックサウンドからのコメント】
高天様
この度の買い取り依頼、誠にありがとうございます。
今回、買い取りご相談のお話しを高天様より頂戴したとき、私がメール対応・返信を行ったのですが、『ご担当者様(まさか細井社長ご自身ではないですよね?)』という驚きのリアクションが戻ってきました。そこで、コメントを当ブログへ掲載してよろしいかと伺うと、『もちろん大丈夫です。(と言うか、光栄です!)』という快いお返事を頂きました。
これまで大事にされたきた想いをそのままに、現代ハイエンドスピーカーさえも凌ぐほどの魅力溢れるJBLへと仕上げ直すことが当社の使命です。 これから見違えるほどの磨き直しと、素晴らしい音の向上を果たして、また大切にしてくれるお客様のお部屋へお届けしたいと思います。
高天様、この度は買い取りのご依頼ありがとうございました。
買取のお客様 思い出のスピーカー JBL 4343AWX 東京都・市村様
【お客様のコメント】
私は小学生の高学年からオーディオに興味を持ち、機器を一つずつ買い揃えて楽しんでいました。
その後、結婚を機にオーディオから離れていましたが、50歳を過ぎて多少の余裕ができたことからオーデオ熱が蘇り、憧れであったJBLのスタジオモニターを中古で購入し、自宅の地下室でジャズを中心に楽しんできました。
一方、昨年迎えた定年退職を機に、もう一つの趣味である写真に本格的に取り組みだした関係で、残念ながら休日に音楽を聞く機会がめっきり減りました。
その為、スタジオモニターを貴社に売却し、更に付加価値を高めた上で別の方に末長く使っていただければと考えています。
【ケンリックサウンドからのコメント】
市村様
この度の買い取り依頼、誠にありがとうございます。
状態も良く、丁寧に扱われてきた様子が分かるJBL4343AWXでした。
近年、当社のレストア技術と完成水準は以前にも増して向上しており、新たに生まれ変わるJBLも、より長きに渡り大切にしてもらうことができています。
これから、次期オーナーのために、しっかりとレストア、カスタムを施します。
市村様、この度は買い取りのご依頼ありがとうございました。
2020年10月29日木曜日
20cmフルレンジ一発の常識を破る音 過去最高のJBL LE8T完成
この再生音は、LE8Tユニットのみで追い込み完成したバランスのまま、トーンコントロールやラウドネスなどは一切使わずに、ただストレートに鳴らしたものです。信じられないほどの領域だと感じることでしょう。
価格は相応にしますが、満足度は相当に高いスピーカーです。
Special tuned SP-LE8T : 980,000円
http://jbl43.com/?pid=155394996
2020年10月16日金曜日
2020年10月13日火曜日
2020年10月7日水曜日
FM Acoustics パワーアンプ専用 テルル銅無垢削り出しバナナターミナル製作
2020年9月27日日曜日
JBL 4343B 女性オーナー、ケンリックサウンドを語る。スピーカー他PCオーディオセット導入から5年 赤坂・のら犬 Norainu Bar Owner talks of KENRICK SOUND
2015年にケンリックサウンドにてJBL 4343BSFスピーカーをはじめ、Triode TRV-845SE、CHORD Hugo TTなど、PCオーディオ一式を導入してくださった、東京・赤坂のバー『のら犬』オーナー、湯川さんに語って頂きました。
以下は2015年にお寄せ頂いたお客様の声です。
http://blog.kenricksound.com/2015/12/4343bsf.html
BAR・salon 『のら犬』
〒107-0052
東京都港区赤坂3-9-4 赤坂扇やビル 7-B
https://goo.gl/maps/7cwvCeDeFFvQ8LUMA
電話:03-6277-6143
salon: 13:00-17:00(日, 祝 定休日)
BAR: 17:00-22:00(水, 木, 金のみ営業)
Salon & Bar "Norainu"
Akasaka Ougiya bldg. 7-B
3-9-4 Akasaka, Minato-ku
Tokyo
107-0052
Japan
https://goo.gl/maps/6ZmCGuKbfLZJ1kUd9
81-3-6277-6143
Sansui SP-LE8T 女性オーナー、ケンリックサウンドを語る。スピーカーメンテナンスから8年・・ 赤坂・ボロンテール Volontaire Bar Owner talks of KENRICK
2012年に当社で、JBL SP-LE8T (SANSUI) のセーム革エッジ交換を行い、プリメインアンプ、JBL SA660のオーバーホールを実施致しました、赤坂・ボロンテールのオーナー、京子さんにお話を伺いました。
2013年にお寄せ頂いたお客様の声
http://blog.kenricksound.com/2013/03/jbl-le8t-jbl-sa660.html
赤坂・ボロンテール
http://volontaire.jp/
〒107-0052 東京都港区赤坂5-1-2
赤坂エンゼルビル2F
https://goo.gl/maps/JqEyj91cuPsWB4KNA
電話 03-3505-0188
Cafe & Bar "Volontaire"
Angel bldg. 2F
5-1-2 Akasaka, Minato-ku
Tokyo
107-0052
Japan
https://goo.gl/maps/WFZcS6BU15otzGDh7
81-3-3505-0188
お客様の声 ニュージーランド・ショーン様よりケンリックサウンド KRS 4344 スピーカー空気録音動画 KRS 4344 Customer Video from Shaun in New Zealand
【お客様のコメント】
There are hundreds of speaker brands in this world. Making a choice is difficult. You are what you eat and you are what you listen to. I found peace with this pair of legendary JBL speakers restored and modified by Kenrick Sound. It is a perfect match with my music style and taste. Sounds good and looks good. Many thanks to Kenji-san, Ryo-san, Yutaka-san, Hideo-san, Hajime-san, Takahito-san and others who pulled this project off during this COVID pandemic. Wish you all the best!
Shaun
2020年9月9日水曜日
トライセラトップス・和田唱さま ケンリックサウンドでJBL 4311スピーカーを蘇らせる
トライセラトップス・和田唱さまとは、以前にJBL L100 Centuryスピーカーを当社で修理・メンテナンス致しましてから約10年来のお付き合いとなります。
今回は新たに、お手持ちのJBL 4311スピーカーとQUADのアンプをレストア、チューンさせて頂きました。和田さんが好まれるヴィンテージな風合いは残したまま、ひたすら能力を高める修理・チューニングに注力しています。
この春発売となった和田さんの2ndソロアルバム「ALBUM.」は、歌、ギター、ドラム、他、全てのパートを一人でこなした、セルフプロデュース盤です。その楽曲をケンリックサウンドが仕上げ直したJBL 4311と同社DACシステムが紡ぎ出す音として、当社ショウルームで聴いて頂きます。すると、隅から隅まで全部知り尽くしていたはずなのに、ここへきて驚きの新発見をしてしまうほど、レコーディングスタジオでは聴き取れなかった熱いエネルギー感を体感してもらうことができました。
オーディオをやる方は、トーク中の声に注目してみてください。話し声が、自然な響きと発音で溌剌とした抜けの良さであることに、まず気付くと思います。そして和田さんをはじめ、当社技術者の河内、そしてカメラ背後にいる撮影者である私が、ちゃんとどこにいて、どちらを向いて話しているのかという情景までがしっかりと再現できていることが特長です。ヘッドフォンで確認するとなお鮮明に分かります。マイクとレコーダー、オリジナルファンタム電源と純銀単線マイクケーブル・純銀コンタクトの接続プラグなど、録音にもこだわっている結果です。
予期せず修理着手後に発覚した不具合箇所があったものの、上手い機転で解決させたことを伝えると、「運が良いですねボクは本当に」と和田さん。前向きで明るく誰とでも穏やかに付き合いが出来る、和田さんの人柄の良さを表す一コマですね。
以下記事は前回のものとなります。
http://blog.kenricksound.com/2011/08/triceratops-jbl-l100.html
JBL 4350 “最”初期型ホワイトコーン JBL 2230A搭載 オールアルニコ超希少モデル 出荷準備
JBL 4350 “最”初期型ホワイトコーン JBL 2230A搭載 オールアルニコ超希少モデル の出荷準備が完了しました。クレート木枠梱包で台湾へ出荷されます。同じく初期型ホワイトコーンのブルーバッフル版JBL 4350は、岩手県のお客様への納品が決まりました。ご自宅の工事が完了する年末までの間、お預かり予定です。どちらも、楽しみにお待ちください。
2020年9月1日火曜日
JBL 4312 Mk2 女性オーナー、ケンリックサウンドを語る。スピーカーカスタムから4年が過ぎて・・ 代官山・紹介制バー Membership Bar Owner talks of KENRICK
代官山にある、知る人ぞ知る一見さんお断り紹介制バーのオーナーでいらっしゃる戸崎様は、JBL 4312 MkIIを店舗用スピーカーとしてお使いのお客様です。4年前に、このスピーカーの傷修理を当社へご依頼頂いたことをきっかけに、修理のみならず高音質化カスタムや、PCオーディオとDDコンバータ+DAコンバータを取り入れるなど、より良い音の探求をされてきました。その軌跡を振り返り「ケンリックサウンド」について語ってくださいました。ついに次は真空管アンプを導入される予定です。
【2016年の過去記事】
・戸崎様 JBL 4312 MkII ベリリウムツイーターカスタムご依頼
・戸崎様 JBL 4312 MkII ベリリウムツイーターカスタム 出張セッティング
2020年8月21日金曜日
お客様の声 宮城県・針生様 JBL 4320カスタム 新開発ツィーター搭載 マホガニー突板貼込サンバースト塗装 ご購入
【お客様のコメント】
4年ほど前に御社でSunsui SP-LE8Tを購入させていただきましたが、その後も度々ホームページを覗いては試聴しているうちに4320が欲しくなり、2020年3月に購入を決意。コロナウイルス感染拡大で先が読めないなか若干の躊躇もありましたが、我がリスニングルームを充実させることでストレスも軽減されるだろうなどと都合良く解釈し、自分で自分を納得させました(笑)。
4ヶ月ほど待って、7月23日にようやく納入。
設置場所はリスニングルーム兼AVルーム兼書斎兼寝室の14畳間で、スペシャルな4320はそのなかで圧倒的な存在感を放っています。
休日は音楽に浸り、本を読み、大変充実したStay Home環境が実現しました。
折角なので外観にもこだわりました。エンクロージャーは高剛性サテン(半艶)仕上げに加え、バッフルはマホガニー突板貼込サンバースト塗装サテン仕上げ。ウーファーを固定するクランプも剛性や耐久性を考えて、細井社長おススメのステンレス無垢のクランプ5点留めという組み合わせにしました。
そして、サランネットもC36 Viscountに使用しているものを指定させていただきました。サランネットを装着していてもスピーカーが透けて見えるので、雰囲気もバッチリです。
こういった個別の細かい要望を反映させてくれるのもケンリックサウンドさんならでは。まさにオンリーワンのSPです。古いSPが廃棄されることなく、クラフトマンたちの職人技によって手間暇をかけて新たな命を吹き込まれ、人々の音楽ライフを豊かにするケンリックサウンドさんのビジネスモデルに心から拍手を送りたいと思います。
設置後、早速聞き慣れたソースで音出しをしてみました。見通しが良く、ストレートで切れの良いサウンドが部屋いっぱいに広がりました。中音域から高音域の厚みや量感が素晴らしく、繋がりがスムーズです。今回075に新開発の大型ステンレスホーン(無垢)を付けていただきましたが、その効果が大きいのだと思います。低音は量感を伴いながらも締りがあり、スピード感溢れています。ボリュームを上げても決してうるさくなく、素晴らしいバランスで鳴ります。居ながらにして部屋が「JAZZ喫茶」になりました。
このスペシャルな4320は一生ものとして付き合っていけるSPだと確信しました。スタッフの皆さんの素晴らしい仕事に御礼を申し上げます。
【ケンリックサウンドからのコメント】
2015年春に針生様は「SANSUI SP-LE8T アルニコ再着磁・マルーンピアノ塗装」を 当社より予約購入されています。
そしてこの度、同じく軽量系コーンの始祖とも言えるJBL D130を生かしたスペシャル2WAYスピーカーをオーダーしてくださいました。新開発の大型イコライザーホーンを纏う075とは抜群の相性を見せるD130と相まって、2WAYなのに理想のフルレンジかのような繋がりの自然さと、溌剌としたマルチ駆動のいいとこ取りを集結させた出来映えとなっております。
これから鳴らし込みを重ねて、より熟れた音へと育んでいってください。
針生様、この度は誠にありがとうございました。
※参考製作価格・・・1,200,000円
買取のお客様 思い出のスピーカー JBL 4333 神奈川県・片桐様
【お客様のコメント】
1982年(自分が就職した年)にローンで購入した古いJBL4333です。買取いただけるということ、感謝します。
長年愛用してきましたが、退職にともなって引越しすることになったので手放すことにしました。
エッジは20年くらい前にセーム革にしてもらっています。アッテネータ(アルプス製でした)は自分で洗浄してしまいましたので、ボリュームを回すとノイズが出ます。
一度、自分でユニットを外してペイントしなおしています。カバーのフレームも日曜大工で作り直しています。
大切に使ってきましたが、御社のご経験と技術で、この古いJBLがどこかで利用してもらえるようになること願ってます。ウェブサイトを拝見していて、御社であればこのスピーカーもまだまだ余生が送れるかもしれないと期待した通りになりそうで安心しました。
【ケンリックサウンドからのコメント】
片桐様
お問い合わせありがとうございます。
長きに渡り大切にされてきた思い出深きJBLだという様子が、頂いたコメントと写真から滲み出ています。
当社であれば、片桐様と同じようにこれから先何年も感じてもらえるほど、最高の状態に仕立て直し、再び次のお客様に引き渡すことができます。
到着したスピーカーも大事にされてきたことが分かる状態でした。これから、次期オーナーのために、しっかりとレストア、カスタムを施します。
片桐様、この度は買い取りのご依頼ありがとうございました。
2020年8月20日木曜日
昭和レトロ 横濱・旧バラ荘のモノラルヴィンテージスピーカーをケンリックがカスタム
【お客様のコメント・・・最高品質の音楽も旧バラ荘で】
コロナ禍の休業中、密かにプロジェクトを進行しておりました。その名もSOUND AID project。
最新スピーカーを購入した方がよほど安上がりだったのですが、あのスピーカーは、やはりバラ荘の顔。かなり気合い入れました。
いまや数少ないスピーカー職人さんの手に委ねることで、60年の歴史ある特大スピーカーキャビネットを活かしながら、見た目は超レトロ、中身は最先端という音響システムを構築しました。
ウーファーに贅沢なアルニコマグネットのJBL D131をリコーン、ベリリウム銅ツイーターで2wayシステムに。
アンプ、アナログ変換、ノイズ低減にもにもこだわりました。ただ鳴るだけでない、メリハリと迫力のある低音とデジタル音源とは思えない豊かで伸びのあるボーカルの余韻。
モノラルでもここまでできるんです。野毛でもこれだけいい音で音楽を聴かせてくれる店はないというくらいの自信のサウンドが仕上がりました。
大好きなあの曲を最高品質の音で聴きたいというお客様のワガママなリクエストにもお応えします。まずは、その耳で確かめに、ぜひお運びください。
今回、スピーカーのオーバーホールを委託したケンリックサウンドさんのYouTubeチャンネルで、旧バラ荘のサウンドシステムが紹介されました。ご高覧くださいませ。
【ケンリックサウンドからのコメント】
相馬様、この度のカスタムご依頼、誠にありがとうございました。お問い合わせ当初は、お店でお使いのスピーカーがJBL Olympusとお考えになっていたことから当社へご連絡頂くこととなりました。その後、実際のスピーカーは詳細不明なヴィンテージモデルと分かりましたが、そのままカスタムをお引き受けいたしました。
高域も低域も不足していて、どうにか音質向上させたいとのご相談でしたから、今回はJBL D131を特別リコーンしたウーファーと、ベリリウム合金のツィーターを最高峰のファインメットカットコアコイル並びにMundorf Evo Silver/Gold/Oilコンデンサーで素直につなげた2WAYを完成させました。極力コストを抑えてPCオーディオを導入されたいという意向に沿って用意したシステムは、蘇ったスピーカーを驚くほど生き生きと鳴らすようになりました。
昭和レトロそのもののノスタルジックな店内と溶け込むような濃密なサウンドだと思います。お店を訪れるお客様にも好評のようで嬉しく思います。ありがとうございました。
『バー・旧バラ荘』
神奈川県横浜市中区野毛町1-12
045-515-7787
営業:月~日営業(不定休)
19:00~翌3:00
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