2020年4月26日日曜日

買取のお客様 思い出のスピーカー 青森県・春山様 JBL 4344 一筋、ずっと一途にこの音を。



【お客様のコメント】

貴社より中古品を購入して10年ほどたちましたが、その間現在に至るまで、主に大好きなジャズをJBLの音で楽しんできました。もう一台4312を所有しているので、今後はそちらを主に聴こうかと思い4344を手放すことにしました。よろしくお願いいたします。

30数年前に入手した憧れの4344でした。ケンリックサウンドにて、リフレッシュ交換後10年を経て今年古稀を迎えたのを機会に、周りの私物を整理しながら大きな物はそろそろ処分しなくてはと考え始め、大いに迷った末に手放すことに決めました。細井さんから集荷前にスピーカーの取り外しをする手順をメールで連絡いただいても、なかなか手を付けられなかったのは、確かに手間のかかる作業ではあったのですが、手放すのが惜しいという気持ちもかなりあったように思います。

幸いにも4312 MarkIIも手元にあり、少し物足りなくはありますがJBLサウンドとは離れることはないので、今後も大好きなジャズを中心に楽しく聴いていきたいと思っています。

最後に、直接電話やメールで詳しく作業手順等を連絡・説明をしていただいた細井さんに感謝申し上げて思い出のスピーカーについてのお便りとさせていただきます。


この厳しい社会情勢の中ではありますが、貴社が今後ともますます発展されますようお祈りしています。

青森市 春山



【ケンリックサウンドからのコメント】

春山様

この度は、JBLスピーカーの買取ご依頼を誠にありがとうございます。

以前この4344を当社でお買い求めになられた際は大変お世話になりました。2010年にこの4344を購入して頂いた時も、もともと20数年お使いだった別の4344を下取りにして、新たに入れ替え導入して頂きましたね。こうして、トータルで30年以上は4344を愛用されたでしょうか。

元々、春山様にとっての一号機となる4344は、30数年前に新聞広告で偶然に見つけたもので、急いで青森市内のオーディオショップに足を運ばれたそうです。JBLのブックシェルフを当時はお使いだったそうですが、スピーカーは大きい方がよいと思案されていた時期と重なり、運命的に出会った4344を購入されたとのこと。もちろん、奥様に頼み込んでようやく手にした思い入れの強いスピーカーです。今はなくなってしまったというそのショップ店主の「毎月一万円の月賦で、都合がよいときは多く払えばいいよ。」というアドバイスも背中を押してくれたのですね。

それから約10年前に、この一号機を当社へ下取りして、新たに二号機となるレストア済み4344を購入されたわけです。今回、引き上げいたしました二号機の個体も、大変丁寧に使われていました。またリフレッシュさせて、次のオーナーに大切にしてもらえるよう、レストア作業させて頂きます。

4344一筋、ずっと一途に、この音を楽しまれてきた志を、とても尊いものだと感じます。
この度は、誠にありがとうございました。