2012年9月28日金曜日

JBL 2235H ウーファーのリード線が緑青により不良 交換作業

JBL 2235Hのリード線交換の様子をご紹介致します。

お客様より、片側のウーファーユニットから音が出なくなったと、持ち込み修理の依頼がありました。

 
 
導通を確認したところ、片側ユニットのDCR(直流抵抗値)が異常な値を示しました。また、裏側よりリード線の状態を確認したところ錆(緑青)があります。



 
腐食部分が一部ボイスコイルにもあり、それが原因でボイスコイルのこすれが発生していました。幸い軽度な擦れの為、断線までは至っておりません。今回はリード線の交換修理、ボイスコイルのクリーニングで元の特性に直ります。




 
取り外したリード線です。日本の気候は本場アメリカと異なり湿度が高い為、この様にだんだんと劣化してしまうことが多くあります。これはJBLスピーカーのみならず、どのメーカーのスピーカーユニットにも起こりうることです。

 
今回行った修理内容です。
 
・JBL2235Hリード線交換
・ギャップ内清掃及びボイスコイルクリーニング
・特性チェック
 
以上です。
 
この様に見えない部分でもスピーカーは劣化していくことがあります。お持ちのスピーカーで気になる事がございましたら、是非お気軽にご相談下さいませ。

2012年9月18日火曜日

お客様からのお便り 東京都 今井様 JBL 4343BSF ご購入



 
 
【お客様のコメント】
 
今回はJBL4343BSF購入に際し、大変お世話になり有り難うございました。設置音出しまで完了し写真を撮りましたのでお送りいたします。

今から遡る事約三十数年前、私が高校生の時はオーディオ全盛期でした。沢山のオーディオ雑誌にFM誌、そして皆のあこがれがJBL4343です、当時で120万円もするスピーカーは当然買える訳も無く、オーディオショップで見とれていたのが懐かしいです。実は田舎の高校生には音を聞かせてほしいとも言えず、大人が聞いてる横でこっそり聞いていたのが真実です。

そんな4343、ケンリックさんのHPに出会うまではそんなコンディションの良い4343が売られているとは知らず、少々疲れぎみのJBL S2600で日々もんもんとすごしていました。なかなかいい音が出ずあれこれ素行錯誤していましたが、(ブログ「漂流SOUND」)夏休み最後の日に、今買っとかないと後悔するぞ、、、という心の叫びを聞き、ご迷惑にも今から聞きに行きますと電話して、音を聞いたが最後、、即決です。

ショールームで聞かせていただいた音と自宅の音は、まだまだ大きな開きがありますが、漂流から漂着できるよう大きな武器を手にいれましたので、これからが楽しみです。

今後もお世話になると思いますが、細井社長からは1年前にメールでの問い合わせに丁寧にお答えいただいており、1年越しで購入と相成りました。

ケンリックサウンドさんが、オジさんには懐かしき夢を、若者には新鮮な驚きを益々届け続けられることをお祈りしております。有り難うございました。   

今井 徹
 

【ケンリックサウンドからのコメント】

今井様

今回、ご来店の上で4343BSFのご購入ありがとうございました。
今井様には1年半ほど前にご相談頂いた際、下記のようなメールを私から差し上げておりました。

それから、色々と悩まれた末、当社ショールームで聴かれた音に心を動かされ、ご購入となりました。


2011年4月18日

今井様

お問い合わせありがとうございます。
 
現在お使いのS2600は、コーナーにもおける変形三角形型で、リビングなどにも設置しやすいスピーカーですし、オーディオやシアターなどオールマイティにこなせる力量を持っています。
 
しかし、JBLのラインナップの中ではあくまでも中型シアター用兼、オーディオ再生用スピーカーという位置づけであり、プロユースの厳しい基準と、耐久条件に叶うよう開発された43XXシリーズとは、毛色が異なります。
 
バッフル面積は十分大きいようで、奥行きが少ないので、キャビネット容積が稼げない分、
伸びのある低域を引き出すことは難しいでしょう。イコライザーで持ち上げるとこもるのはそれが原因です。
 
また、S2600の30cmウーファーと、4343の38cmウーファーとでは、直径にしてたった8cmの違いでも再現できる帯域幅と表現力は、かなりの差があります。
 
お手持ちのシステムであれば、イコライザーを使わなくても、また、マルチにせずともシングルでも、十二分な切れの低音と、ダイナミックレンジが得られます。
 
ご購入はまだ先になるとしても、近々ぜひお時間を作って弊社に遊びに来てください。弊社メンテナンスを経た4343は、2~3万円のプリメインアンプとiPodでも、いかに素晴らしく鳴るかということを体感いただけます。
 
よろしくお願いします。

ケンリックサウンド株式会社
代表取締役 細井研志


時間をかけて検討された後、4343購入の決断をされたことは大いなる正解だったと思います。

今井様、今後ともよろしくお願いいたします。

2012年9月16日日曜日

ついに登場、ケンリックサウンド新品製作パラゴン(初期型仕様) JBL Paragon レプリカ





ついに完成しました。ケンリックサウンドによるJBL パラゴン(D44000)の完全リプロダクション、超精巧な複製版です。新品製作キャビネットにインストールされたユニットは全て再着磁済みのJBL純正品。­150-4­C、375、075です。

砲金削りだしの075ホーンと、砲金削りだしの375バブルバックを採用。ダイアフラムはもちろんベリリウム製専用品。

ネットワークはJBL純正LX5、N7000を採用。コンデンサー、アッテネーター、セレクタースイッチは吟味した新品を使います。

張りとスピード感ある、世界一良い音でありながら、ケンリックサウンドが手がけた新品の最高峰パラゴンです。

価格:5,480,000円

2012年9月12日水曜日

お隣様よりの頂き物(宇治式部郷のあられ詰め合わせ)

先日、ケンリック事務所の隣に新しい会社が引っ越してきました!ご挨拶に来られて「宇治式部郷の源氏あられ」を頂きました!
 
数種類の小さなおせんべいが1個ずつ丁寧に袋詰めされております。色々な味があり、どの味から食べれば良いのかちょっと迷ってしまいます。

美味しいお菓子をどうもありがとうございました☆

2012年9月9日日曜日

お客様からのお便り 埼玉県 山田様 JBL 4343A ご購入 JBL 4319下取り



【お客様のコメント】

今までの4319もなかなか気に入っていました。
4343は、さすがコンプレッションドライバーから出るダイレクトな音は、一枚も二枚も霞みが取れたクリアーな音に感心しました。

マッキントッシュのC-30にMC-7270とクラウンのD-45で聴いています。

これからもよろしくお願いします。
                                       
埼玉県 山田


【ケンリックサウンドからのコメント】

山田様

今回は、JBL4319からの下取り交換で、JBL4343ASFをご購入頂きありがとうございました。

最新モデルの4319もなかなかですが、やはり4343の底力は素晴らしいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

2012年9月4日火曜日

お取引先からの頂き物

 
いつもお世話になっております、お取引先様から冷え冷えの「La Ruche(ラリューシェ)」の シャーベットを頂きました!



ケンリックサウンドの皆で早速頂きました☆汗水流してレストアに専念する私たちにとって、このアイスを食べる時間はオアシスです。

このラリューシェのアイスは夏季限定商品で、今年は9月中旬までの販売だそうです。お店は自由が丘近辺にあるので、気になる方は是非お店に行ってみて下さい!

その美味しさのあまりにお店に行ってもう一度買ったケンリックの社員もいる程、口当たりの良い美味しいアイスです☆
 
残暑はあるものの、もうすっかり秋です。秋の夜長に音楽鑑賞はいかがでしょうか?現在YahooオークションにてTANNOY(タンノイ) Stirling/SE スターリング 美品ペア PRESTIGEを出品中です!1000円~スタートとなっておりますので、是非ご覧下さい!
 
また、当店webショップにて販売中のスピーカーもございますので、合わせてご覧下さい。

2012年9月2日日曜日

お客様宅のご訪問 アメリカ・カリフォルニア州 岩崎様 新品製作 JBL 4345 ご購入







【お客様のコメント】

細井さん

あ~こいつはヤバイ、とうとうこんな音が出ちまった。全身鳥肌状態。

そう、こいつの正体はJBL4345。

しかもこいつには 2インチドライバーにベリリウム製ダイアフラムを装着したスペシャルバージョン。

音が前に出る、これがJBLの魅力の一つ。プレイヤーの息遣い、場の空気、それが目の前にリアルに出現する。

最高です、細井さんありがとう。

アメリカ出張の際に、カリフォルニアの私の自宅まで来ていただき、サウンドチェックまでしていただいて、感激しました。

その後、パワーアンプをマッキントッシュのMC275 Version VIに入れ替えモノブロックで使用しています。

Version VIはまだカタログにも載っていなくて、私のものが光栄にも最初のペアのロットです。

MC275はステレオとモノでは全く音のスケール感が違います。気になる方もおられると思うので、参考までに映像も合わせて送ります。

購入からアフターケアまで細井さんにはお世話になりっぱなしでした。

ヴィンテージのJBLに限らず、エレクトロニクス全般に対して本当に深い知識と技術があって、話をしていてとても楽しかったです。

岩崎


【ケンリックサウンドからのコメント】

このたびはスピーカーのご購入ありがとうございます。

今回は弊社アメリカの工房でキャビネットから新規製作した4345をお買い上げ頂きました。通常は1インチのドライバーを2インチに変更し、アルミダイアフラムから、ベリリウムダイアフラムへグレードアップ、ホーンはウォールナット無垢材から削りだして作ったウッドホーンにするなど、随所にスペシャルな要素を組み込んでいます。オーダー製作のため、3ヶ月ほどお待ち頂きましたが、完成後はシカゴから岩崎様が住まわれているカリフォルニアまでは陸送で送ることが出来ました。

岩崎様はサンマテオにあるラーメンショップ、Himawari(ひまわり)の創業者兼オーナーです。私もごちそうになりましたが、非常においしい味です。あえてアメリカ人向けにアレンジなどはせず、まさに日本の人気ラーメン店がそのままの味でアメリカに存在しているという感想です。

お邪魔したご自宅は雰囲気も良く、4345が朗々となっていました。最新のマッキントッシュ MC275 Mk VIも導入されて、ますます音に磨きがかかっているようです。

次回はお店用にダブルウーファーのJBL 4350も検討されているとのこと。今後ともよろしくお願い致します。