2012年3月20日火曜日

ケンリックサウンド新品製作のPARAGONついに到着!!

こんにちは丸山です。

前回のブログにてお伝えしたケンリックサウンド新品製作パラゴンが海外工房より到着致しました!

到着、開梱、仮組みまでの様子をご紹介致します。



左右互い違いに木箱にピッタリと収まったキャビネット。





台車に乗せて、ショールームへ移動します。


さて、これから開梱開始です。時季外れですが、まるでクリスマスプレゼントを開けるようなわくわくした気分でした。

 私が手に持っているのは右側の猫足。







左右の水平を調整しているところです。これが意外と大変でした。。。

リフレクターパネル内側は塗装前の無垢な状態です。

 仮組み、完成です。

実際に組み立てて見たら、JBL純正キャビネット以上に剛性が有り、何より張りと潤いに満ちております。KRSオリジナルパラゴンは私たちが想像している以上の音を解き放つに違いありません。

これより塗装工程に入ります。実際に音が出ている様子を動画でご紹介できるまでにはもう少々時間がかかります。

お客様からのお便り 千葉県 俵様 JBL 4344 ご来店・ご購入


【お客様のコメント】

(ご来店されたその日に頂いたコメント)

細井社長様

本日は忘れられない日となりました。

30年間ずっと思い続けたJBL4344の雄姿が再度目の前で美しい姿を現し、強烈な音を私に放ってきました

その音は間違いなく30年前秋葉原の電器店で数えきれない位聞いたJBL4344の音でした。

体中が痺れ、塞がっていた私の心が今日一気に広がっていった思いです。

感激しました。即決でした。貴社名工に感謝です。このような形で夢が叶えられるとは思っていませんでした。

ぜひとも今後長いお付き合いをしたく存じます。

本当に有難うございました。

俵 佳之




(スピーカー納品後に頂いたコメント)

細井社長様

貴社ホームページは5年ほど前から気になって、たまに思い出しては見ておりました。巧みに施された綺麗なJBLの大型スピーカーが展示され、他の同様ホームページとは一線を画した訴求感を受けておりました。

私が学生の頃、アメリカ、イギリスの音楽に大きく傾倒し、秋葉原の電器店でレコードを買っては、試聴コーナーでお願いしてJBLスピーカーを鳴らしてもらっていたことが、今となってはとても懐かしいです。いつかはこの名機を手に入れたいと思っていました。

大きく生活環境も変わり、30年以上という長い年月が経ちながら、それ以上の音を経験できないまま、学生の頃聞いたJBL4344の体中に響くアメリカの乾いたストレートな音が、私の心の中に消えることなく、ずっと忘れず残っていたように思います。

何度かタイミングを逸しながらも、継続して貴社ホームページを訪れているうち、先日久々に4344が展示されているのをみて心が躍り、機が熟したのでしょうか、早速貴社にお電話した次第です。

早速わくわくして貴社ショールームに訪れましたが、30年間ずっと思い続けたJBL4344の雄姿が再度目の前で美しい姿を現し、鮮烈な音を私に放ってきま した。見事なまでに再現される音楽家達の生音、ストレートで乾いたソリッドな音、その音は間違いなく30年前秋葉原の電器店で数えきれない位聞いた JBL4344の音でした。

大変思い出深い一日となりました。ケンリック社の魂が注ぎ込まれ、再生したJBL往年の 名機の音に体中が痺れ、心が一気に晴れる思いがしました。感激して即決。大変貴重な製品をこれ程までに蘇らせる貴社名工に感謝しております。

お陰さまで一昨日無事自宅に到着し、改めてJBL4344雄姿を眺め、なんか30年タイムスリップしたような気持ちです。余りにも感慨深げで、今後この機に合ったアンプを何としても購入し、楽しんでいきたいと思っています。

このような機会を与えていただき、誠に有難うございました。
貴社とは、ぜひとも今後長いお付き合いをしたく存じます。






Dear Ken san, Rick san,

As you know well about JBL freaks existing around the world, I've been one of the enthusiasts of the great sounds of JBL43xx studio monitors for a long time however, I couldn’t have any chance to get hold of it before contact to your company. I got to your company’s attractive website and sometimes I’ve visited to look for JBL4344 for recent several years which remind me the feeling I used to hear the American and British sounds numerous times at Akihabara electronics shops in my younger age. Maybe I thought the time came when I found 4344 last month on your site which appealed to my mind. I soon visited your company showroom to see and feel the real JBL4344 which were fully restored like brand new and the dry, solid, straight sounds were amazingly vivid and so much impressive as same as I felt 30 years ago. Thanks to your craftsmanship, implemented KENRICK’s spirits into JBL speakers, I was deeply impressed at the time and I made immediately decision to take it. My dream finally came true when the both huge units with a perfectly packaged arrived in my home on the day before yesterday. I felt the time slipped to long time ago… I’m so grateful for such an incredible chance which you made for me. Thank you.

Yoshi


【ケンリックサウンドからのコメント】

俵様、心のこもったコメントありがたく思います。 高ぶる気持ちが伝わってきて、 われわれも嬉しく思います。 ご来店および、このたびのJBLスピーカーご購入に感謝致します。

俵様が30年以上前から描かれていた、イメージ通りの音をお聴かせできて良かったです。

これも自分たちがJBL43XXにこだわってレストアを続けてきた経験から、組み合わせるプレイヤーやアンプ、スピーカースタンドからセッティングに至るまで吟味し、そのスピーカーごとに異なる相性を慎重に意識することで得られる音だと考えます。

スピーカーのレストアとは、正しい音を蘇らせたり、外観を新品のように修繕することにとどまらず、お客様によって千差万別である理想音を、システム構成や創意工夫で最大限引き出すというナビゲーションまでを含めて、全てがレストアサービス、そしてわれわれの使命だと思っております。

俵様、今後ともよろしくお願い致します。

2012年3月18日日曜日

お客様からのお便り 香港 Duncan様 JBL 4310 修理・カスタム

動画が表示されていない方はFlash Playerをダウンロードして下さい。
Mr. Duncan from Hong Kong









【お客様のコメント】

When I opened the cartoon boxes, a pair of shinny new JBL4310 standing proudly in front of me, what a superb craftsmanship without a trace of refurnished residue. Kenji San has successfully transformed my 40 years old 4310 into a new and yet stylish JB Lansing speaker icon. Kenji San not only renew the outlook of the speakers, he also changed the color of the speaker unit mounting panel from the original black into the unique JBL navy blue which is only available to elder brothers of JBL 43 series of studio monitors, and I believe this is the first pair of 4310 that can share such an honor.

I promptly connected the 4310 with my system, when the first music note came into my ears, oh yes, that’s the unique JBL sound that I’m so familiar with. Basically, there is no change in sound characteristics after the renewal process only it sounds a bit more transparent, the bass is tighter and the high is smoother. I know the speakers need some time to burn-in because the internal wiring, the speaker-posts, tone control pots, crossover capacitors and the absorbents have all been changed. Now the ‘new’ 4310’s have been singing for two weeks, it sounds better and better everyday. At first, I was a bit worried for changing the internal wires and the crossover capacitors would adversely affect the sound, rendering the unique JBL sound disappeared. In fact, just as Kenji San said, it will only enhance the sound quality without disturbing its original characteristics, if the right parts are used.

I am now confident that my 4310 will continuously bring beautiful music in the coming years, no need to worry about parts failure, sound deteriorating due to aging etc. Lastly I truly thankful to Kenji San, his valuable opinions, state-of-art craftsmanship and impeccable service level, a job well accomplished.


【ケンリックサウンドからのコメント】

We appreciate for your comment, photos and video. Those 4310's keep giving you a deep impressed sound forever. Please enjoy!!


Kenji

2012年3月16日金曜日

JBL スピーカーご試聴のお客様よりの頂き物

こんにちは丸山です。
昨日、JBLスピーカーをご試聴希望のお客様が来店されました。
ご来店の際にお客様から「清月堂本店」のお菓子を頂きました。



頂いたお菓子はスタッフ一同でおいしく頂きました。有難うございました。

2012年3月13日火曜日

Mark Levinson No.332L コンデンサー交換によりパワーアップ!

こんにちは丸山です。今回は、現在コンデンサー交換中のマークレビンソンNo.332Lについてご紹介を致します。


レビンソンのパワーアンプ、このシリーズは、No331L、No332L、No333Lというランク別に分かれています。このNo.332Lは、200W/ch(8Ω)、400W/ch(4Ω)、800W/ch(2Ω)、という大きな出力を生み出します。

入力から電圧増幅段までがバランス化され、パワー段はアンバランス設計です。完全にデュアルモノ構成のステレオアンプということになっています。通常はA級動作で、一定以上のパワーが入ると徐々にAB級に移行する設計です。58kgという重量級の筐体に積まれた電源部により、底力のあるトルクの強いサウンドを奏でます。


交換するのは以下のコンデンサーです。

50,000uF 125V x 4個
1,900uF 150V x 4個
680uF 6.3V x 1個
68uF 63V x 6個
0.01uF 160V x 12個
10Ω10W x 3個
POT(10KΩ) x 2個

Mark Levinson No.332L:498,000円
ご予約可能です。

限定一組! Pioneer Exclusive 2402 スペシャルカラーのご予約承ります。



再び入荷しました、PIONEER EXCLUSIVE model 2402です。これよりメンテナンスを行い、スペシャルな塗装を施します。そこで限定一組ですが、ご予約にてお好きなカラーにカスタマイズ致します。

パープルハートピアノ塗装や、大好評だったワインレッドピアノ塗装バージョンのエクスクルーシブ2402と同一使用に仕上げることや、JBL 4344 ピアノブラック塗装&ウォールナットバッフルのように塗装することも可能です。

ペア価格・・・1,398,000円(スペシャル塗装費用込み)

ご予約はお早めに。

お客様からのお便り 神奈川県 深澤様 スピーカー着色カラーとワックスご購入

ワックス塗布前

ワックス塗布後

着色カラー塗装前

着色カラー塗装後

お部屋


【お客様のコメント】

ケンリックサウンド 細井様
この度、スピーカーコーン紙着色カラーエンクロージャー用ワックスを購入した深澤です。

先週金曜日に無事到着しました。迅速なご対応頂きまして誠に有難う御座います。土日を使って早速試してみました!小生実はスピーカーはJBLでは無く、SONYのSS-G7を使用しております。1976年の発売ですので、私より5歳年上のスピーカーです。

大変気に入っていたのですが、使っている内に少しずつ欲が出てきました。天板の傷やユニットの色あせが気になり、何か良い方法を・・・と模索していた所この商品に出会いました。

両方共に、丁寧な説明書も添付されており、大変分かり易かったです。コーン紙カラーは、大胆に塗る!というのに最初は躊躇いましたが、最初の一塗りを塗りすぎてしまい、後にも引けずもういいや!という気分で大胆に塗ってみました!!

左右のスピーカーを4回ほど重ね塗りして、扇風機で乾かしました(寒いッ!!)結果、不器用な私がやったにもかかわらず、かなり満足出来る仕上がりになりました!

また、ワックスもサンドペーパーを持ち合わせていなかったのもあり、ラフに塗ってみましたが、ツヤもさることながら、見事に天板の傷が目立たなくなったのには驚きました。G7という御社からすると畑違いのスピーカーとは思いますが、素晴らしい効果に嬉しくなりメールさせて頂きました。

この土日は出かける事も無く、音楽ばかり聴いていました♪ 変わったのは見た目だけなのに、そのメンテナンスでも、綺麗な状態になり音が良くなった?と思えるのは不思議なものです。何分素人ですので、音が出なくなった?とかは対処しきれませんが、また何かありましたら宜しく御願い致します!


【ケンリックサウンドからのコメント】

深澤様

お喜びの声、嬉しく思います。弊社はJBL専門で取り扱っていますが、今回ご購入頂いた着色カラーメンテナンスワックスなど、他社スピーカーにも使える商品がいくつかあります。

ソニーやパイオニア、ヤマハや三菱、タンノイやオンキヨーなど、JBL以外にも数多くのスピーカーをメンテナンスすることができます。どなたでも簡単にリフレッシュさせることができる商品ですが、もちろん限界もあります。傷やシミを消して新品同様に蘇らせるためには、やはり我々のレストアが必要となりますので、その際はまた改めてご用命ください。

このたびは誠にありがとうございました。

2012年3月5日月曜日

買取のお客様 思い出のスピーカー 栃木県 竹内様 JBL 4430





【お客様のコメント】

細井様、スタッフの皆様いつもお世話になってます、栃木の竹内です。

本日、無事に4430の引き上げの方をさせていただきました。

今思えば、私がオーディオに興味を持ち始めたのは小学校時代、みんながゲームや漫画に没頭する中、オーディオの雑誌やパンフレットを眺めていた、今考えると変わった子供でした(笑)そんな中、やはりJBLの4300、4400の音は、子供ながらにとても魅力的だったことを時を経た今でも鮮明に憶えています。いつか、大人になって、お金を稼げる日が来たら、大きなスピーカーで、音楽を楽しみたいと、強く願っていました。

今回、引き上げていただいた4430も憧れていたスピーカーの1つでした。

やがて時を経て、社会人になり、この4430も中古で購入し、今日まで、ジャズやロックやクラシックを楽しんでいました。 大切に使っていましたが、諸事情により手放すことにしましたが、ただ単に手放すのでは、ほぼ連日音楽を提供してくれていたコイツがとても可哀想だと思い、素晴らしいメンテナンスをしていただける御社にきめました。
新しく生まれ変わり、次のユーザー様にも大切にしていただき、また素晴らしい音楽を末永く奏でることを強く願っています。

私もまだ、歴代の4300、4400シリーズについては、懐かしさと言うより新鮮と感じる世代ではありますが、これからのオーディオたちとの出会いもとても楽しみにしています。

今後もお世話になりますが、どうか宜しくお願いします。

竹内

【ケンリックサウンドからのコメント】

竹内様
このたびの買い取り依頼、誠にありがとうございます。

竹内様からは3年前にもJBLスピーカーを買い取らせて頂いたことがあり、今回のご依頼では電話でご一報頂き、査定なども含めて全てお任せということで信頼してくださり、スムースに買い取り手続きとなりました。

今回の買い取りとは別に、普段から弊社でスピーカーパーツを購入して頂いていることから、JBLを愛用されていることがよく分かります。

一つの役目を終えたJBL4430ですが、弊社のストックルームで一休みした後は、また直ぐに次のオーナーの下へと旅立つ準備に入ります。(現時点で次のオーナーはめでたく決定しております)

竹内様、今後ともよろしくお願いします。

お客様からのお便り 神奈川県 岩崎様 JBL 4343AWX+スタンド ご購入







【お客様のコメント】

ケンリックサウンド 河内様

このたびは、ONKYOのアンプIntegra P-306RとM-506Rのオーバーホールが切っ掛けになりJBL4343AWXの購入に至るまで大変お世話になりました。

三十数年前、家庭生活が優先のためJBL4343の購入は夢のまま終わっていました。

その頃、既存のアンプに、小さいスタジオモニターJBL4301を接続していましたが「いつかはJBL4343」との思いで、海外製品は無理でもそこそこパワーのあるONKYOのセパレートアンプを購入しました。

二十数年前のこと、一時、実家の1Fに預けておいたJBL4301を含むオーディオ類が台風の水害で水没・流出しました。たまたま自宅に置いていたONKYOのアンプは難を逃れ、手元に残った虎の子の一品となりました。

今回、ケンリックさんが提供する時代を感じさせないイキイキしたJBL4343と、同じくケンリックさんにオーバーホールしていただいたONKYOのIntegraが30年の時を超えて初めて接続されたことは感慨深いです。

配送当日、個体の歴史を感じながらゆっくりと過ごす予定でしたが、嫁さんと次男坊(といっても24歳)が家にいて、やれ「レイアウトがイマイチ」とか、「あの曲をかけてみて」と、想定外の興味を持ってJBL4343の到来を歓迎してくれました。終わってみれば「至福の一日」だったと思います。

JBL4343のレストアに対する卓越した技術をお持ちのスタッフの皆さんに感謝するともに、メーカーに断られたアンプのオーバーホール、リスニングの段取りやアドバイス、費用見合いでの個体提案など、社長をはじめ河内さんにたいへんお世話になりました。

今後もお世話になることがあると思いますのでその節はよろしくお願いします。

ありがとうございました。



【ケンリックサウンドからのコメント】

岩崎様

この度はJBL 4343AWXならびに専用ウォールナットスタンドをご購入頂きまして誠にありがとうございます。

弊社で4343ご購入のきっかけとなった、お持ち込み修理のONKYOアンプIntegraは岩崎様の人生がつまっているアンプでしたので、大切に修理させて頂きました。実は私も現在のJBL L101ランサーは人生がつまっており、今月で結婚29年目になる妻よりも長い付き合いですので、大変共感出来るものがありました。

JBL4343と4344はアナログオーディオ全盛の頃もっともJBLらしいサウンドなので同年代のONKYOアンプIntegraと相性は良いはずだという思いで、弊社ショールームにて修理完成したアンプと、4343を接続して岩崎様にご試聴頂きました。

音が出た瞬間から、大変感激して頂き、4343購入の最終決断に至ったようです。しかし実際には音をお聴き頂く前から弊社を信頼してくださり、電話で4343をお勧めしたときに直ぐに決済を頂いた経緯があります。それには感謝の気持ちでいっぱいでした。

納品前日に無事に発送の御連絡を差し上げたら楽しみで寝られないと少年のように仰っていました。納品当日は前もって有給休暇をとられており、予想以上にご家族に歓迎された様で「至福の一日」となったそうです。弊社スタッフ一同とっても嬉しく感じ、今後の励みにもなります。ありがとうございました。

これからのJBL人生に少しでもお役に立てる様今後も精一杯サポートさせて頂きます。

買取のお客様 思い出のスピーカー 福岡県 坂田様 JBL 4344

【お客様のコメント】

お世話になります。JBLは私の好きなイーグルスなどウエストコーストサウンドを聞くのにピッタリなスピーカーだと思います。


ブルーバッフルにウオールナットの箱から奏でられるサウンドはカリフォルニアの青い空と海のイメージです。強烈なギター、熱いドラムサウンドを楽しめるスピーカーはやはりJBLだけのものでしょう。

4344はマルチアンプで駆動するものだと思います。

私はそこまで手が出せませんでしたが、ケンリックサウンドさんを通じて新しいオーナーもとで最高のサウンドを奏でてくれることを希望します。

【ケンリックサウンドからのコメント】

“ウエストコーストサウンド”、まさにぴったりな響きだと思います。

坂田様、このたびは弊社に買い取り依頼を頂き誠にありがとうございました。

マルチ駆動の4344はもちろん魅力的ですが、弊社で完璧にレストアした4344は、シングル駆動でも実に生き生きと音が弾む状態に生まれ変わります。

年数が経ったスピーカーに自ずと生じる個体差をなくし、工場出荷時以上の性能を引き出すのが我々の使命です。きっと坂田様がお使いだった4344を、次のオーナーも愛し続けてくれることでしょう。

買取のお客様 思い出のスピーカー 神奈川県 宮田様 JBL 4311



【お客様のコメント】

たしか、購入したのは82年だったと思います。 私は58年生まれなので、中学入学と同時にイマジン(ジョンレノン) という感じでとにかく多感な時期と洋楽の発展期とステレオ機器 の進化がまさに重なりあってた時代だったと思います。


もうなんでも聞きましたね。ロックといっても新ジャンルが次々に 花咲く感じでしたね。中高時代のバイト代はコンポーネントか レコード代。もちろん高額品は買えませんでしたが、 一応何とか後半にはサンスイのプリ&パワーアンプ、ソニーの チューナーとテープデッキ、テクニクスのターンテーブル、 トリオのスピーカー、シュアのカートリッジで聞いてました。

ジャンルはロックからジャズ、ソウルもう全て制覇してました。 音的にはまっていたのが、ひとつはプログレロックでしたね。 多彩な音楽的アプローチがあった為、いい音で聞けば聞く程、 その違いが鮮明でした。もうひとつはジャンル問わずアコースティック ギターの音色です。特に西海岸の乾いた系ロックやクロスオーバー系 で良い楽曲が量産されていたと思います。 学生時代は登山部三昧だったので、山から下りてきて都会にもどると 新宿のジャズロック喫茶「木馬」他とかでお酒を飲むみたいな生活で、 とにかくJBLにはあこがれました。

特にアコースティックギターが アンサンブルされた西海岸系ロックの音には癒されるものがあり、 好きな音楽としては当時プログレ~クロスオーバーだったのですが 、JBLで西海岸系を聞いてしまうと全くの別物で手に入れたくて しょうがなかったです。

そしてついに社会人二年目の82年だったと思いますがJBL4311B購入 その時はシュアのV15typeⅢも購入し、今までのお気に入りのレコード を一日半(当時土曜日は半勤だった)聞きまくりました。 うちのコンポでも十分アコースティックギターの再現性は最初から ばっちりでしたが、ドラムスのぬけとか特にサンタナのティンバレス の音とかが好きだったのでそこらあたりはちゃんと鳴るまでならしが 必要だった様で、半年後くらいにかたさが取れた感じでした。

その後は絶好調でした、やはり輸入版との相性が抜群でしたね。 ボーカルがちゃんと中心にいながらも各楽器が立体的に見えてくる。 友人宅とかで、高額大型JBLも何度も聞きましたが日本の住宅で まったく必要ないと思いました。8M以内で聞くんであれば 音にのまれてしまいますし、自分が能動的に鳴らすという主導権 が全く感じられないからです。

その点、4311Bは自分が主導権を握れます。その時の気分で調整できます。 自分好みに調教できたと思っています。 西海岸系ロックを中音量で綺麗に鳴らすというのが指標にしてました。 本当に自分の青春とともに生きてきたスピーカーです。

へたってしまいまいましたが、是非プロの手で再生していただき またどなたかに感動を与えられればと思います。

ケンリックサウンドの皆様どうかよろしくお願いします。

宮田

【ケンリックサウンドからのコメント】

コメントありがとうございます。 宮田様のスピーカーへのこだわり、 大事にされてきたのが伝わってきました。本当に青春をともに歩んだスピーカーであったに違いありません。

新しい活躍の場を与えられるよう、再び素晴らしい状態にメンテナンスしたいと思います。

2012年3月2日金曜日

JBLスピーカーのドライバー、ツイーター型番の見分け方








お客様からの買い取り依頼を受けたスピーカーは、外観チェック、動作チェックと合わせて、各搭載ユニットの型番照合を行います。複数のオーナーを渡っている間にカスタムによって本来の搭載ユニットとは異なるものに換装されていることもあります。場合によっては全く別のメーカー製ユニットが納められていることもありました。

スネークカメラを使い、まるで胃腸の検査をするかのように狭いキャビネットの中に潜むドライバーとツイーターの型番およびシリアルナンバーを確認する様子です。JBL 4341には2420が、JBL 4430には2421Aが問題なく搭載されていました。