2022年11月18日金曜日

お客様の声 神奈川県・綺音様 JBL 075 ケンリックサウンド・オリジナルダイアフラム換装とカスタムチューンナップ





【お客様のコメント】

今から47年前、下北沢の「N」という喫茶店で、JBL 4343のブルーバッフルからはじけ飛ぶリーモーガンに、彼女とともにノックダウンさせられた。JBLとのこの出会いが、迷路への入り口となった。ミッドバスで手を焼いた4344、4348には045Beまでのせてみたが、どうもしっくりこない。自らの力量不足を棚に上げながらの旅は続いた。行き着いたのが20年前、JBL4508に1500ALを2発埋め込み、375、075(16Ω)、045Beをセットした4ウエイマルチだった。

ところが昨年全体のバランスが崩れていることに気づいた。アルニコの減磁と075のダイアフラムの不良ではないか?そこで念のため某オークションサイト他で、075の16Ωの程度の良さそうなものを複数購入した。それらを合わせて、以前ユニットを購入した老舗店にメンテに出した。すると思いがけない返事が返ってきた。「ダイアフラムが大きく歪んでいる」「ダイアフラムの左が16Ω、右が8Ω」「赤い蝋の封印はまがい物でオリジナル以外のダイアフラムが入っている」等々、開いた口が塞がらない。

さてどうするか、さんざん困ったあげく、ケンリックサウンドのHPにたどり着いた。メンテに出したユニットは部分ごと分解されており、通常は断られるケースがほとんどである。勇気を持って現状をメールで訴求してみると、細井氏からすぐに電話がかかってきた。その内容は、私でも納得できるものであり、参考になるURL他の情報がその後のメールに付されてきた。電話での自信ある話や真摯な対応に感謝するとともに、それが今回の依頼の動機となった。

待つことひと月半。新たな16Ωのダイアフラムにステンレスホーン、金メッキの端子を身に纏い、細かい調整を施した別物が戻ってきた。さてどうだろう?と音出しをしてみた。高域から以前の075より細かい付帯音が聞こえてくるのは予想通りだったが、叩くシンバルの位置による音の違いやチェンバロの弦を引っ掻く音のリアルさ、明瞭な楽器の定位には驚いた。古楽器では、ヴァイオリンの松ヤニが飛び散る様まで想像できる。低域は下が伸び、高域は可聴範囲の16,000Hzは軽く超えている感じだ。全体の微調整はチャンデバで今後追い込む必要があるだろうが、新たな可能性をまた手にできた。045Beやアンプ、ET703らとすぐに決別し、長年の4ウエイ呪縛からもやっと解放された。

今ラストのオーディオ人生に足を踏み入れる。4343の印象をどう乗り越えるか、47年前の彼女と今わくわくしているのだ。その入り口を開いてくれた細井氏には、心から感謝している。

神奈川県・綺音



【ケンリックサウンドからのコメント】

綺音様、この度はお手持ちのJBL 075の修理およびカスタムチューニングのご依頼、誠にありがとうございました。

お送り頂いた075のマグネット画像を見ますと、マグネットとプレートがズレて偏心しており、ギャップに偏りがあるため、そのままではダイアフラムが正確にインストールできませんでした。まずはズレの修正と再着磁の提案を行います(30,000円/本)。通常は、センターポールをS極にする標準着磁ですが、ダイアフラムのボイスコイルへ流れる信号をより良好にするため、センターN極への反転着磁を推奨致しました。(ダイアフラムの巻きを直交するリードへアンプからのホット信号が流れる際に前面へ発生する振幅とN磁界を揃える)





当社オリジナルダイアフラムへの交換(59,800円/本)は、ギャップ清掃、シリコンガスケット、非磁性体センターイコライザー用取付ビス含みます。合わせて、純銀メッキラグおよび金メッキ端子交換(23,000円/ペア)と、ステンレス無垢削り出し075ホーン換装も実施いたしました(96,000円/ペア)
http://jbl43.com/?pid=12738210



綺音様は、これまで幾度となく、この075の不良品にあたってしまい、今回もまだ不安は払拭しきれないご様子だと感じましたので、当社の工房へ足を運ばれ、どの程度高い水準で、もの作りや修理・調整精度を誇っているか、直接ご覧になり、音も聴かれることをお薦め致しました。その上でご納得頂き、推奨する項目を全て実施されると間違いないと感じたからです。

当社がアップしているYouTube動画やウェブページでも参考になる関連のものをご案内しました。ご提案の項目全てを実施した075を、4301という2wayスピーカーに特別に組み込んだものや、
http://jbl43.com/?pid=156713423

そのスピーカーを1万円の手のひらアンプだけで、ここまで鮮烈な音が出るという驚きの動画、



そして、375もこんな究極形にすることもできるという事例です。
http://jbl43.com/?pid=151122648

結果、メールでのやりとりのみで作業を全てご依頼頂き、納品後は大変ご満足頂ける音になった御報告まで頂戴し、とても安心しました。

綺音様、これからも末永くお使いください。
この度は誠にありがとうございました。

2022年10月10日月曜日

お客様の声 茨城県・須藤様 JBL 4345 フルレストア・カスタムチューンナップ Sansui C2301 & B2301、Pioneer P3 オーバーホール



【お客様のコメント】

ケンリックサウンド株式会社
代表取締役 細井研志様
スタッフの皆様

この度はJBL4345のレストアおよびアンプ(サンスイC2301&B2301)、レコードプレーヤー(パイオニアP3)のオーバーホール有難うございました。

当初アンプ、レコードプレーヤー、そしてスピーカー、それらは既に40年もの歳月を経ているため処分して新しいものにするしかないのかなと思っておりました。

とは言えもしこれら古い機器が復活し、以前聴いていた時よりも良い音が奏でられたらどんなに素晴らしいことか。次第にそんな思いも募ってきました。そんな時、10数年前ネットでたまたまケンリックサウンド社のHPを見てJBLのレストアはここにお願いしようかなと漠然と感じたことを思い出し今回お願いした次第です。

2021年2月に修理をお願いし、わが家に届いたのはその年の12月末でした。見違えるようにきれいになって帰ってきた私のオールドヴィンテージは私が想像していた以上のものでした。

さてここからが私の失敗談です。

実は期待を込めてオーディオ機器を接続したのですが、しばらくして音に不調が現れるようになってきました。(実は自分も全く意識していないあまりにも単純なミスによるものでした・・・)そのため細井様には大変なご迷惑をおかけしてしまいました。原因を一つずつ潰していく作業につき合わせてしまい本当に申し訳ありません。また途中で私の方が諦めかけた際、まだ原因除去に関し試していない方法がいくつかあるのでそれを試してみましょうと数か月にわたり付き合っていただきました。もしあの時の提案がなければ、40年以上も前のオーディオ機器から当時よりもはるかに素晴らしい音楽が聴けるという感動は味わえなかったと思います。

細井様には大変ご迷惑をおかけしましたが、顧客に真摯に向き合い忍耐強く対応してくださる姿勢にはある意味レストア後に感じた以上の感動がありました。これが細井イズムであり、顧客がケンリックサウンド社を信頼する理由なのだとしみじみ思いました。

レストアやオーバーホールをお願いする人の心は新しいものへの憧れと共に過去のつながりや思いを絶ちたくないという相矛盾した気持ちがあると思います。

今回ケンリックサウンド社にお願いしていなかったら、私自身これらの機器と過ごした思い出は雲散霧消してしまったと思います。しかしこうして復活した私のオールドヴィンテージは過去から未来へ紡いでいくだけなく、さらなる希望を与えてくれるような音の世界にいざないつつあります。

またいろいろお願いすることが出てくるかもしれませんが、今後ともよろしくお願い致します。



【ケンリックサウンドからのコメント】

須藤様、この度はJBL 4345のフルレストアおよびカスタムチューニングと山水のC2301およびB2301、Pioneer P3のオーバーホールご依頼、誠にありがとうございました。

JBL 4345の素晴らしい音を引き出すためのサンスイセパレートアンプは、やはりセットでお使いいただくのが最良なのだと感じました。

オーバーホール後に納品したアンプから生じた不調な箇所の根本原因がなかなか分からずに、最終手段として直接訪問して状況を確認しなければいけないとも考えていました。しかし、須藤様にはメールでの指示に根気よくお付き合いいただけたおかげで、何とか解決できたものと思い、大変感謝しております。検証の過程をじっくりとご一緒に進めてきましたので、長らく時間はかかりましたが、ようやく無事に落ち着いて音楽を楽しんで頂くことができるようになりました。

須藤様、これからも末永くお使いください。

この度は誠にありがとうございました。

2022年9月9日金曜日

史上初オールアルニコ版 JBL 4345登場!ケンリックサウンド過去最高 ベリリウム振動板4インチJBL 2440搭載



18インチ、46cm口径のウーファーである2245Hまで含めて、全てをアルニコマグネットユニットで揃える、つまりオールアルニコ版のJBL 4345は初の試みとなります。それに加えて、2インチダイアフラムの標準ドライバーの2421Bは、4インチダイアフラムである2440へと換装、ピュアベリリウムダイアフラムをインストールしています。そして、アッテネーターは標準L-padではなく、トランスタップ切り替え式となります。

これらのユニット類をバランス良く、かつお互いのパフォーマンスを生かせるようにネットワーク定数を決定するのは中々苦労する作業でした。ボイスコイル巻き方向に対してより良好な関係になるようドライバー以外は全てセンターN極として逆転着磁も行っています。

ネットワークの方針が定まり、バラックで組んだネットワークと、ウーファーからの漏洩磁束に呼応するポジションへファインメットカットコアコイルを配した片側のチャンネルのみ、テストで音出しをしたのが上記動画です。未だかつてないほど、バックグラウンドノイズを正しく拾って再生できているというのが大きな特徴です。通常はネットワークでマスクされてしまい消えがちな、この領域の信号を過敏に再現できるということは、実に細かな微細信号を正確にユニットまで伝達できているかということです。

もう片側完成まで、しばらくお待ちください。

2022年8月24日水曜日

お客様の声 栃木県・日下田様 JBL 4345 フルレストア・カスタムチューンナップ





【お客様のコメント】

 定年を機に20年以上前に中古で購入したJBL4345をレストアする事に決め、2021年8月にケンリックサウンドさんに依頼しました。依頼するまでには、思い切ってもっと新しいモデルに買い換えようかと大分迷いましたが、46cmウーファーから出るふくよかで量感のある低音に魅力を感じていたことに加え、愛着があり聞き慣れたこのスピーカーを手放す気になれず、レストアする事に決めました。

 ケンリックさんには、以前ウーファーのエッジ張り替えを依頼したことがあり、度々YouTubeでも多くの動画を視聴していたこともあって、安心して任せられると思いました。ケンリックさんからは、スタンダードレストアとアップグレードレストアの2種類の提案をいただきました。アップグレードレストアには、ケンリックさんオリジナルのステンレス無垢削り出しホーンへの換装が含まれており大変魅力的でしたが、予算の都合もありスタンダードレストアでお願いすることにしました。スタンダードレストアと言っても、キャビネットの新品仕上げ、内部配線材やコンデンサ、アッテネータの交換、サランネットの生地張り替え、もちろんウーファーとミッドバスのエッジ張り替えと全てのユニットの分解清掃、劣化部品の交換等が含まれ、ほぼフルレストアとなりました。

 さらに納期近くになり、連絡が入った時にYouTubeにアップされていた2405Hのオリジナルダイヤフラム交換による音質改善と2245Hのアルミボビンボイスコイルからカプトンボビンコイルへの交換による問題改善の内容が含まれているかを確認したところ、本来スタンダートレストアには含まれていない2245Hのカプトンボビンコイルへの交換については、「4345において2245Hの音質こそが全体を司る要である。」とおっしゃっていただき、今回特別に反映していただけるということでした。大変ありがたいことです。一方、2405Hのオリジナルダイヤフラムへの交換は、別料金となることでしたが、大きな音質改善につながるということでしたので、追加でお願いすることにしました。

 当初納期は、半年後の2022年2月の予定でしたが、一か月遅れの3月になりました。遅れることついては、事前にケンリックさんから丁寧な説明があり、納得して待つことができました。いよいよ3月になり、納入日も決まって心待ちにしていましたが、修理後の納品先を引越先の住所にしてほしい旨連絡したつもりでしたが正確に伝わっておらず、混乱を生じさせてしまいました。その際、細井社長が直接運送会社と交渉してくださり、追加費用も発生せずに引越先に納品していただくことができました。細井社長には、誠心誠意対応してくださり、感謝いたします。

 新しくなった4345は、見た目も音も素晴らしい仕上がりでした。2245Hのカプトンボビンコイルへの交換と2405Hのオリジナルダイヤフラムへの交換の効果が大きいのか、以前はやや暴れ気味だった低音は引き締まり、高音もより明瞭度が向上し、全体的には音の輪郭がはっきりしたように思います。また、このスピーカーは低音の魅力もさることながら、ピアノや弦楽器を綺麗に響かせてくれるところもお気に入りでしたが、この度のレストアで、より澄んだ音になり、ボリュームを大きくしてもうるさく感じることはありません。ボーカルでは艶っぽさが増し、目をつぶると目の前でアーティストが歌っているようです。録音の善し悪しまで分かるようになり、音の良い音楽を益々聞いてみたいと思うようになりました。もちろん、この4345とは生涯付き合っていくつもりです。現在、2チャンネルのマルチアンプで駆動していますが、今後はプリアンプの交換なども考えており、さらにこのスピーカーの良さを引き出せればと思っています。

 最後になりますが、この度丁寧に仕上げてくださったケンリックサウンドの細井社長をはじめ、スタッフの皆様に感謝申し上げ、私のレビューとさせていただきます。大変ありがとうございました。

栃木県 日下田



【ケンリックサウンドからのコメント】

日下田様、この度はJBL 4345のフルレストアおよびカスタムチューニングのご依頼、誠にありがとうございました。丁寧で貴重なコメントにも感謝いたします。

お客様にお届けしたあと、どのようなお気持ちで音を聴いて、蘇った姿をご覧になっているかというのは、常々気になっていることです。こうして詳細に教えて頂けることは我々になっても励みとなります。

日下田様のJBL 4345をお預かりした際、各所の点検を行うと、スピーカーの状態は比較的良好とは言え「音が良い」状態にするには、やはり、そこかしこに手を入れてあげる必要がありました。

スタンダードレストアとして、ユニット類やネットワークに関しても一通り手を入れることはもとより、外観部分、とりわけキャビネットは音と密接な関わりがあります。細かな傷と汚れを全て補修し、新品のように仕上げる加工は重要でした。

多くのお客様にご説明するのですが、ここは見かけの問題ではなく、音の善し悪しを司る重要なファクターになるということがポイントです。音に関わる部分の修理のみに絞って、外観はそのままで構わない・・・という方もいらっしゃるのですが、スピーカーという性質上、特にこの時代のJBLは、ユニットだけでなく箱そのものが響き、表皮を含む箱全体で、音を紡ぎ出しています。これはまさしく楽器と同じ考え方です。当社で販売するスピーカーには、全てこの作業を行っている理由がそこにあります。
全ての項目を差し置いて一番に持ってきているのも、見た目ではなく、重大な音の要素の一部と捉えているからこそです。そのようなご案内を差し上げて、当初の予定を超えて徹底的にオーバーホールをして頂くこととなりました。

その結果、音と美しさは言わずもがな素晴らしい状態へと生まれ変わったのです。日下田様、これからも末永くお使いください。

誠にありがとうございました。

2022年8月6日土曜日

JBL 4350用 新品リプロダクト・グリル(サランネット)セット アメリカへ出荷

JBL 4350用の新品リプロダクト・グリル(サランネット)セットをオーダー頂きますので、製作してアメリカへ出荷します。JBL純正と全く同じ構造・材料・工法で作られたグリルフレームに、JBL純正のダブルニット・ネイビーブルー生地(米国工場より直接入手)を用いた極めて忠実度の高い商品です。

価格は大小4枚セットで148,500円+新品グリルエンブレムと固定ピン4個の追加 34,320円で、合計182,820円(税込)となります。40年前のアメリカ製品であるJBLスピーカー用に日本製リプロダクトが求められるという、感慨深いストーリーですね。その他モデル用のグリル(サランネット)価格表は以下販売ページの文中にあるリストをご参照下さい。

JBL 新品JBL純正生地使用 新品サランネット・セット











2022年8月3日水曜日

究極カスタムスピーカー都内宅へ!ケンリックサウンド版JBLオリンパスが彩る音表現 Delivering special JBL Olympus modified by KENRICK to Mr. O

























都内某所のO様宅へ、耳を疑う音の良さ Mundorf 銅箔M-Coil採用 JBLオリンパス Olympus ケンリックサウンドから究極カスタム スピーカーを搬入いたしました。

数ヶ月に及ぶカスタムチューニングを経た特別版オリンパスの音は、素敵なリビングの空気さえも変えるほどの力を持っています。音質に敏感な奥様の評価も高く、まさに理想的な仕上がりとなりました。

O様、この度は誠にありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。

2022年7月28日木曜日

本日オープン!沼津レストラン『SESERAGI 炭火酒家』ケンリックサウンド納品 ピアノブラック KRS 4344 スピーカー















静岡県沼津市・狩野川沿いに本日(2022年7月28日)オープンした、伊豆食材レストラン『SESERAGI 炭火酒家』にケンリックサウンド・スピーカー「オールアルニコJBL ブラッククローム KRS 4344」を納品致しました。

オーナーが用意されるアンプやプレーヤーなどは、撮影日(7月14日)にはまだ到着していないため、当社から持ち込んだポータブル機器で音出しチェックを行いました。

落ち着いたリバーサイドからの景観を眺めながら、地元の食材を生かした、和食、フレンチ、イタリアンの融合料理を楽しめるレストランとのことです。

当面の間は前日までのご予約制となり、お任せディナー(5,500円税込)のみご提供です。ディナーなしの、バー利用のお客様は、ご来店前のお電話での空席確認を推奨しております。

沼津レストラン『SESERAGI 炭火酒家』(2022年7月28日オープン)
営業時間 : 17:30 - 24:00
定休日 : 月曜日
〒410-0831 静岡県沼津市市場町2-1 ミナモビル3階
電話番号 : 055-960-8221
Map: https://goo.gl/maps/CTkgWzMnGCUmhg197

Restaurant "SESERAGI" (Open in July 28, 2022)
Open : 5:30 PM - 0:00 AM
Closed on Monday
Shizuoka, Numazu, Ichibacho, 2−1 3rd Floor
Phone : 81-55-960-8221
Map: https://goo.gl/maps/KPTiRca3K1iJPwa78

McIntosh C40 + MC1000 & JBL 4344 Mk2 ケンリックサウンド・チューンド品 G.M.J (旧:江戸川ちゃんこ居酒屋・紫鶴)へ























ケンリックサウンド・チューンド JBL 4344 MkII, McIntosh C40 + MC1000, EMT 986, 純銀単線RCAケーブル, 純銀単線スピーカーケーブルを導入された江戸川区平井のちゃんこ居酒屋「紫鶴(しず)」さんが、先月末(2022年6月末)リニューアルオープンとなりました。

G.M.J 旧:ちゃんこ居酒屋「紫鶴(しず)」
〒132-0035 東京都江戸川区平井5-9-5
https://goo.gl/maps/mRe4zVGXYjmft4vF9
03-3616-4448
営業時間:16~24時

"G.M.J"
5-9-5, Hirai, Edogawa City, Tokyo 132-0035
https://goo.gl/maps/T5nB4mKwNJ6URZF66
81-3-3616-4448
Open 4:00 PM - 12 PM

2022年7月13日水曜日

抜群の音質改善効果 JBL Sovereign II ユニットとネットワーク単体レストア 今村様スタジオ



前回、新開発アルニコBeツイーターを搭載した JBL 4311 を納めた東京・今村様スタジオ ( http://blog.kenricksound.com/2021/12/jbl-4311.html ) にて、今回はJBL C61 ソブリン2のユニットである、ドライバーJBL LE85、ウーファーLE15A、ネットワークLX5、を単体でお預かりしてレストア後、再びキャビネットへの組み戻しを行いました。

作業前と比べて大きく音質改善したポイントは、ドライバーダイアフラムのガイドホールを広げて、真の芯出しを実施することやユニット別に用いられるボイスコイルの巻き成り立ちに応じた適正な極性着磁(LE15Aは標準のセンターポールS極ではない、N極への反転着磁)、Mundorf Evo Silver/Gold/Oil コンデンサーへのグレードアップおよびコンデンサーを含む、コイル、抵抗が有する良性極性方向の診断、回路上での極性合わせの徹底が大きく効果をもたらしています。

特に、純正のブースト補正回路を伴うタップ付きコイルは、逆行する極性で組まれているため、回路変更を行い、結線を逆転させています。

2022年7月8日金曜日

KRSアルニコ・ベリリウム合金ツィーター&純銀単線エナメルコイル、トランス式ATT ケンリックサウンド・カスタムモデル JBL L26 の音



KRSアルニコ・ベリリウム合金ツィーター&純銀単線エナメルコイル、トランス式ATT ケンリックサウンド・カスタムモデルの音

2022年7月7日木曜日

完成したケンリックサウンド KRS 4344 フルアルニコ・ブラックエディションと、製作過程のUREI 813C ローズウッドスペシャルスピーカー



完成したケンリックサウンド KRS 4344 フルアルニコ・ブラックエディションと、製作過程のUREI 813C ローズウッドスペシャルスピーカーです。ハイグロスの透明感あるブラック仕様のスペシャル版。

2022年7月6日水曜日

JBL LE175専用の、ステンレス無垢&アルミ青銅無垢のハイブリッド削り出し製作 JBL 1217-1290 ホーンおよび、バブルバックカバー



JBL LE175専用の、ステンレス無垢&アルミ青銅無垢のハイブリッド削り出し製作 JBL 1217-1290 ホーンおよび、バブルバックカバーです。これより、ランサー101へインストールされますが、単体での販売も開始します。

 ・JBL 1217-1290 ステンレス無垢&アルミ青銅無垢ハイブリッド削り出しホーン・・・450,000円/ペア(税別)

・ステンレス無垢削り出しバブルバックカバー for LE175・・・165,000円/ペア(税別)

2022年6月15日水曜日

お客様の声 東京都・中橋様 JBL 4343BWX + 専用ウォールナット無垢スタンド納品 代表・細井セッティング調整完了後の音















オーソドックスレストアのJBL 4343BWXを購入された、中橋様の素敵なお宅にお邪魔いたしました。一足先に専門業者によるスピーカーとスタンドの納品が完了した段階で、中橋様は早速音出しをされて、以下のような率直な感想を頂戴しておりました。

・低音も出つつ、高音も繊細な音が出る!
・音源により音が出たり出なかったり違いが激しいという事に気づいた
・楽しくて今までの曲を手あたり次第聞いてますが、今のところ一番驚いたのがAdeleでした。音の輪郭が出てるというか、前に出てきてびっくりしました。 
・記事などで見かけてた、音の位置 の意味がわかった
・大きくて部屋に馴染むまで少し時間がかかりそうですが、とにかくカッコいいです!色についても家族からも評判上々です! 
・チェーンも無事に装着しました!対応ありがとうございました。
・スタンド底面へのカグスベール貼り付けをおすすめ頂いてよかった... 無しだと大変でした。 

セッティングに関して教えて下さい!
・ツイーターに関して、今は内側に置いているのですが、いただいたYoutubeの通り外側が良いでしょうか?(搬入の方にお任せしてしまいうっかりしてました..) 他の動画で内側だったり外側だったりとありますが、どう判断すれば良いか教えて頂けると幸いです。

・楽曲によって高音がキツかったり低音が強かったりと様々(これも今までそこまで違いがわからなかった..!)ですが、全体的に、若干高音が強い気もしています。その際はアッテネーターのUltra high を単純に下げれば良いでしょうか?何かコツがあれば教えて下さい!

・ある程度音量を出した時ですが、低音が強いというか、ゴゴゴゴゴ〜 と地響き的に迫ってくる感じの時があります。R&BやPOPSなどで重低音聞かせてる音源です)キレのある低音の時と、地響き的な時とあるのですが、これは音源次第なのか、何かセッティングで改善できる点なのか、アドバイス頂けると幸いです。


そこで、私が伺ってからまず行ったのが、現状セッティングでの音を聴かせていただくことでした。iPad ProからUSB経由で、DENON PMA-2500NE の内蔵DACへ送り込んだAmazon Musicのストリーミング音源を再生する音です。

繊細な印象はあり、まずまずの再現はできているものの、ご指摘があった低音過多と高域のキツさをやはり確認いたしました。そこで、以下の順序で対策を施します。

・アンプのソースダイレクトモードをオンにして、信号経路の単純化を図る。
・各機器の電源プラグ極性にある良性方向を判断して、全てを極性統一する。
・無音時、アンプから発生する二種類のノイズ(高周波ノイズ、ハムに近いノイズ)の発生源を特定して改善する。(レコードプレーヤーの電源由来ノイズがGND接続経由で乗っているため、デジタル機器の電源から遠のいたコンセントより給電。AVアンプのプリアウト信号に乗る高周波ノイズを避けるため、AVアンプからは光デジタルケーブル接続へ変更)
・スピーカー振り角を厳密に調整して定位を狙い通りに整える。
・コンプレッションドライバー用ディフューザーを取り外し、ATTレベルの再調整。
・内蔵DACではなくUSB外部DACをPCからのAudirvana経由Taidalにて再生。
・当社オリジナル5N純銀単線RCAケーブルおよび電源ケーブルへ変更。

これらを実施して再び鳴らすと、まるで別物であるかのごとく音は大きく変化しました。冒頭のYouTube動画がまさしくその音です。これは、わずか22,000円のiFi ZEN DACで再生するTidalのストリーミング音源ではあるものの、信じられないほどの高い品質で鳴り渡っていることが分かります。もちろん、純銀単線ケーブル各種と、当社USBアイソレーター(44万円)の恩恵を大きく受けているからであることは間違いありませんが、驚きのポテンシャルだと感じます。

中橋様も大満足のご様子でした。この度は誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

2022年6月13日月曜日

2022年5月31日火曜日

JBL LE8Tを日本に初めて持ち込んだ男、JBLの総代理店であるサンスイの元社長・伊藤瞭介さんにケンリックサウンドスペシャル SANSUI 2115 (LE8T)を聴いていただく



JBLと言えば山水電気、山水電気と言えばブランド「サンスイ」として、1960年代当時アメリカからJBLを輸入した日本の総代理店です。そして新宿三光町にあった、サンスイのショールームで所長を務められた伊藤瞭介さんこそが、後の同社社長であり、JBL普及に尽力されて現在のJBL人気の礎を築いたと表現しても過言ではないほどの方です。

JBL名機の一つ、20cmフルレンジスピーカーであるLE8Tを、七宝組子のブックシェルフ箱へと組み入れようと考え、実行されたのも、まさしく伊藤さんなのです。そんな伊藤さんに、今回初めて当社にお越しいただき、完成したスペシャル版SANSUI 2115(LE8T)の音をお聴きいただました。満面の笑みと拍手で感動を表してくださり、私たちも温かい気持ちになりました。伊藤さんご自身も未だにLE8Tをお使いになっており、2019年には当社で修理も行っているのです。

来店されたときにトーク動画も撮らせていただいたので、近くYouTubeへアップしたいと思いますが、JBLをこうして大切に修理・カスタムされているケンリックサウンドを非常に高く評価してくださっています。事前に撮影のことはお知らせしておらず、敢えて急遽インタビューのような形式にして自然な話題を広げることを狙いとしてお話ししました。とても82歳とは思えないほど、当時のことや、オーディオに対する見識を、はっきりとお持ちの方でした。

栄枯盛衰についてオフレコの話なども伺いました。返す返すも大切なブランドを失ったとは思いますが、愛好家や神髄を受け継ぐ方々のエネルギーが、今でもサンスイの魂を脈々と生かしていると感じています。

2022年5月22日日曜日

過去最高音の JBL LE8Tが完成!初チタンダストキャップによる渦電流・電磁ブレーキ回避 一点の曇りもない音の透明度 Titanium Dust Cap Resolved Unwanted Braking







過去最高の『JBL LE8T』が完成しました。文句なしに良い音です。初チタンダストキャップを採用することで、ボイスコイルから受ける渦電流の影響がアルミ素材ダストキャップのように起こらず、メリットだらけの結果になりました。詳しくは冒頭の動画および、以下の2245Hアルミボビンの回で説明する動画をご覧ください。

参照動画・・・JBL 4345 (2245H) アルミボビンボイスコイルの問題点を改善 渦電流による電磁ブレーキ


とにかく今回の、LE8Tは、およそフルレンジとは思えないほどの表現力を有しております。もちろん、アンプでのトーンコントロールやイコライザーの類いは一切使わずに完全にフラットな信号を送り込んでこの音が得られます。ご注文可能

ケンリックサウンド版SANSUI SP-LE8T・・・1,180,000円(税別)

過去販売の参考商品
http://jbl43.com/?pid=155394996