2023年2月26日日曜日

アンソニーさんのYouTubeチャンネルで、ケンリックサウンド・インタビュー動画の前編が公開されました



2011年に当社でJBL 4343を購入されたお客様である、アンソニーさんのYouTubeチャンネルで、ケンリックサウンド・インタビュー動画の前編が公開されました。10年以上の時を経て、改めてメンテナンス、カスタムアップグレードしたスピーカーの音質向上幅に驚かれています。

2023年2月15日水曜日

お客様の声 埼玉県・糸賀様 ケンリックサウンド新品精巧リプロダクトJBL C38 Baron バロン ご購入








【お客様のコメント】

このたびはJBL C38 Baronのリプロダクト品を購入させていただきました。父親から受け継いだJBL 4343を保有していたのですが、あまり好みでは無く使用頻度が低かったので、4343を下取りにC38 Baronの導入に踏み切りました。ケンリックサウンドさんのことは以前からYoutubeを通して注目しており、尋常でないこだわりを持ったモノづくりに感銘を受けておりました。リプロダクト品は新品製作のため通常半年程かかりますが、エンクロージャーの在庫が有ったため、約3ヵ月での納品となりました。

設置されたBaronを見ると非常に美しく丁寧な仕上げで、拘り抜いた素材の一つ一つに一切の手抜きが無く、市販の量産型の製品とは全く異なる品格とプレゼンスを持った工芸品とも言うべきものでした。自信と誇りにしっかり裏付けされた作品であることが分かります。

私のシステムは普段はアキュフェーズのセパレートアンプが中心ですが、時々真空管アンプに繋ぎ替えたりして楽しんでおります。CDプレーヤーを使うことは無く、PCまたはストリーマー(Bluesound NODE)を使い、最近はAmazonの配信サービスをストリーマーで再生することがほとんどです。話題のRoonサーバーにも挑戦したいと思うこの頃です。DACはAIT社のものを愛用しております。

さて、C38 Baronのサウンドについてですが、鳴らし始めは平面的でバランスが悪かったのですが、20時間を超えたあたりから本領を発揮してきました。JBLでの基本設計は1955年ということですので古めかしい音と思われるかもしれませんが、ケンリックサウンドのリプロダクト品は極めて現代的で鮮烈なサウンドを持つシステムと言って良いでしょう。一方で、D130の能率は103dbですので、通常のスピーカーより15db程度高効率ですので、小出力アンプでも十分に鳴ります。試しに1w程度のミニワッターに繋いでみましたが、綺麗な音で鳴りました。むしろ1~2w領域のリニアリティに優れた小出力アンプのほうが良いのかもしれません。能率が高いので小出力でも特性の良いアンプを選択できることも大きな特長の一つです。

D130(フルレンジ)と075(ツイター)の組み合わせは絶妙で、ネットワークの完成度の高さを感じます。JBLの古いスピーカーシステムというと迫力一辺倒のイメージが有りますが、このBaronは現代的なスピード感、躍動感、立体感を持ちながら、静寂性にも優れ音楽のダイナミック表現に優れていると思います。カチッとした金属的な表現も得意です。075が良い仕事をしています。

最も得意なジャンルはジャズだと思いますが、往年のブルーノート系ばかりではなく、北欧新鋭ジャズのリリカルで清涼感満載な音楽の表現も本当に素敵です。管楽器のリアル感、打楽器のエッジが立った迫力、スピード感には圧倒されます。クラシックは小編成ものやソロ楽器ものが好みでした。ピアノ独奏もリリカルでいい感じです。Baronで聴くショパンなんて想像していなかったのですが、なかなか乙なものです。ボーカルは口は少し大きめですが、実在感と暖かみがあります。

前述のとおり、パワーアンプをいくつか繋ぎ替えて楽しんでいますが、アンプの特性、特徴をストレートに表現するスピーカーです。基本設計はヴィンテージに属するシステムですので、真空管一択だろうと思っていたのですが、半導体アンプとの相性もかなり良いです。カチッと引き締まった表現を出したければ、断然半導体アンプで、北欧ジャズは半導体一択です(笑)。デジタルアンプも試しましたが、baronには合わないようでした。反応が分かりやすいので、いろいろ楽しめるシステムですね。

ケンリックサウンドさんとのお付き合いは今回が初めてでしたが、大変良いお取り引きをさせていただき、誠にありがとうございました。今後とも興味深い情報発信を楽しみにしております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



【ケンリックサウンドからのコメント】

糸賀様、この度は新品精巧リプロダクトJBL C38 Baron バロンのご購入、誠にありがとうございました。

たまたま仕掛かりの個体があったため、納期早めである3ヶ月ほどでお届けすることが出来ました。さらに、ローズで初採用したチタン素材センターキャップへのアップグレードとコンデンサー容量増設も実施致しましたので、素性の良さはピカイチです。

まさしく、出力は小さくても特性の良いアンプを組み合わせてあげると、水を得た魚のように生き生きと鳴ってくれます。特に、球アンプの色気を反映させると珠玉の逸品だと思います。

糸賀様、これからも末永くお使いください。この度は誠にありがとうございました。

2022年11月18日金曜日

お客様の声 神奈川県・綺音様 JBL 075 ケンリックサウンド・オリジナルダイアフラム換装とカスタムチューンナップ





【お客様のコメント】

今から47年前、下北沢の「N」という喫茶店で、JBL 4343のブルーバッフルからはじけ飛ぶリーモーガンに、彼女とともにノックダウンさせられた。JBLとのこの出会いが、迷路への入り口となった。ミッドバスで手を焼いた4344、4348には045Beまでのせてみたが、どうもしっくりこない。自らの力量不足を棚に上げながらの旅は続いた。行き着いたのが20年前、JBL4508に1500ALを2発埋め込み、375、075(16Ω)、045Beをセットした4ウエイマルチだった。

ところが昨年全体のバランスが崩れていることに気づいた。アルニコの減磁と075のダイアフラムの不良ではないか?そこで念のため某オークションサイト他で、075の16Ωの程度の良さそうなものを複数購入した。それらを合わせて、以前ユニットを購入した老舗店にメンテに出した。すると思いがけない返事が返ってきた。「ダイアフラムが大きく歪んでいる」「ダイアフラムの左が16Ω、右が8Ω」「赤い蝋の封印はまがい物でオリジナル以外のダイアフラムが入っている」等々、開いた口が塞がらない。

さてどうするか、さんざん困ったあげく、ケンリックサウンドのHPにたどり着いた。メンテに出したユニットは部分ごと分解されており、通常は断られるケースがほとんどである。勇気を持って現状をメールで訴求してみると、細井氏からすぐに電話がかかってきた。その内容は、私でも納得できるものであり、参考になるURL他の情報がその後のメールに付されてきた。電話での自信ある話や真摯な対応に感謝するとともに、それが今回の依頼の動機となった。

待つことひと月半。新たな16Ωのダイアフラムにステンレスホーン、金メッキの端子を身に纏い、細かい調整を施した別物が戻ってきた。さてどうだろう?と音出しをしてみた。高域から以前の075より細かい付帯音が聞こえてくるのは予想通りだったが、叩くシンバルの位置による音の違いやチェンバロの弦を引っ掻く音のリアルさ、明瞭な楽器の定位には驚いた。古楽器では、ヴァイオリンの松ヤニが飛び散る様まで想像できる。低域は下が伸び、高域は可聴範囲の16,000Hzは軽く超えている感じだ。全体の微調整はチャンデバで今後追い込む必要があるだろうが、新たな可能性をまた手にできた。045Beやアンプ、ET703らとすぐに決別し、長年の4ウエイ呪縛からもやっと解放された。

今ラストのオーディオ人生に足を踏み入れる。4343の印象をどう乗り越えるか、47年前の彼女と今わくわくしているのだ。その入り口を開いてくれた細井氏には、心から感謝している。

神奈川県・綺音



【ケンリックサウンドからのコメント】

綺音様、この度はお手持ちのJBL 075の修理およびカスタムチューニングのご依頼、誠にありがとうございました。

お送り頂いた075のマグネット画像を見ますと、マグネットとプレートがズレて偏心しており、ギャップに偏りがあるため、そのままではダイアフラムが正確にインストールできませんでした。まずはズレの修正と再着磁の提案を行います(30,000円/本)。通常は、センターポールをS極にする標準着磁ですが、ダイアフラムのボイスコイルへ流れる信号をより良好にするため、センターN極への反転着磁を推奨致しました。(ダイアフラムの巻きを直交するリードへアンプからのホット信号が流れる際に前面へ発生する振幅とN磁界を揃える)





当社オリジナルダイアフラムへの交換(59,800円/本)は、ギャップ清掃、シリコンガスケット、非磁性体センターイコライザー用取付ビス含みます。合わせて、純銀メッキラグおよび金メッキ端子交換(23,000円/ペア)と、ステンレス無垢削り出し075ホーン換装も実施いたしました(96,000円/ペア)
http://jbl43.com/?pid=12738210



綺音様は、これまで幾度となく、この075の不良品にあたってしまい、今回もまだ不安は払拭しきれないご様子だと感じましたので、当社の工房へ足を運ばれ、どの程度高い水準で、もの作りや修理・調整精度を誇っているか、直接ご覧になり、音も聴かれることをお薦め致しました。その上でご納得頂き、推奨する項目を全て実施されると間違いないと感じたからです。

当社がアップしているYouTube動画やウェブページでも参考になる関連のものをご案内しました。ご提案の項目全てを実施した075を、4301という2wayスピーカーに特別に組み込んだものや、
http://jbl43.com/?pid=156713423

そのスピーカーを1万円の手のひらアンプだけで、ここまで鮮烈な音が出るという驚きの動画、



そして、375もこんな究極形にすることもできるという事例です。
http://jbl43.com/?pid=151122648

結果、メールでのやりとりのみで作業を全てご依頼頂き、納品後は大変ご満足頂ける音になった御報告まで頂戴し、とても安心しました。

綺音様、これからも末永くお使いください。
この度は誠にありがとうございました。