2013年10月28日月曜日

JBL名機4345 コンプレッションドライバー2420 吸音材とダイヤフラム交換

今日は1F作業場のレストア工程の関係上、アダルト鈴木の前にお邪魔して作業しました。吸音材とダイヤフラムの交換を行いました。コンプレッションドライバーは、いつものようにバックパネル内側の吸音材が弾力性を失っています。接着剤の油分を含んでいるのでしょうか?ねと〜ッとした独特の質感に変化していることも特徴的です。今まで相当な音量を吸ってきたのでしょう。これでお役御免ということで、フレッシュな新人さんにバトンタッチします。こちらは弾力性に富み、吸って吸って吸いまくるぞとやる気に満ち満ちています。鋭い澄んだ高音を出すことにかなりのモチベーションを感じさせてくれる、頼もしい色とボディです。













 そして、今回はダイヤフラムの交換もオーダーされていますので、ギャップ清掃した上で剥がれた吸音材がしっかり密着してしまったネジ類もクリーニングし、コンプレッションドライバーの磁力に負けないように、プラスドライバーを指で支えながらネジを仮固定します。磁力への考慮が足りずに、プラスドライバーを持ってった際に、磁力に引っ張られてダイヤフラムがマニア向けの高価な灰皿になった。というお話をお客様から教えていただいたこともあります。ひー。 この仮止めの後、音出しして当たりを確認しながら固定します。それにしても、灰皿化だけはなんとしても避けたいものです。