2010年12月16日木曜日

お客様からのお便り 茨城県 桑名様 ウッド音響レンズ購入とJBL L200B修理







弊社にてウォールナット製ウッド音響レンズのご購入とJBL L200Bの修理をご依頼頂いた茨城県の桑名様より画像とコメントを頂戴しました。

ケンリックサウンド株式会社
代表取締役 細井研志様
スタッフ御一同様

この度は大変お世話様になりました。
「ウォールナット製ウッド音響レンズ」と「スピーカー」が無事到着しました。

このL200BはUSED で私が社会人になって初任給からローンを組んで無理して購入したものです。L200Bにあわせてプリメインアンプはマランツ1250、レコードプレーヤーはラックスマンPD121にマイクロのトーンアームとカートリッジはピカリングにしました。

はやいもので30数年が経過しました。最近ソースによって音割れが気になるようになりました。ウーファーは以前ハーマンさんの出張修理で交換していたので、原因はツィーター(LE85)のダイヤフラムにあると思い修理を考えました。しかしハーマンさんの出張修理は修理代も高いうえに交通費やユニット脱着料金も加算されるので検討中でした。

ケンリックサウンドさんのホームページで「ウォールナット製ウッド音響レンズ」を見つけ、直感で、高音のシャリシャリ音をカバーすることが出来るかもしれないと思いました。早速試聴を申し込むとすぐに試聴OKの返事を頂きました。

JBL 43XXシリーズ 大型 中古 スピーカー 専門店で、往年の名機の修理販売を数多く手がけているケンリックサウンドさんで、ダイヤフラムの修理をしたらどうだろうかと、問合せると、やはりダイアフラムに亀裂があれば音割れが生じ、センター位置がずれていることでも異音の原因となるとメールを頂き、しかも修理代は予算内に納まりました。またツィーター(LE85)を持って行けばチェックは可能とのことで、まずはチェックお願いしました。

ツィーター(LE85)の外し方のメールをいただきましたが、よく見ると内部にもボルトで固定してあり、外せないので本体持込しかないと積み込みました。

到着してすぐにツィーター(LE85)のチェックスタート。検証の結果、ツィーター(LE85)は問題なしと判明、音割れの原因はなんと「アッテネータがり音」と「スピーカーボックスのびびり音」でした。

外せなくてよかったです。もしツィーター(LE85)だけ持参していたら原因不明のままで、こんなに早く修理は出来なかったと思います。

L200Bに「ウォールナット製ウッド音響レンズ」をつけて聴いてみると試聴したときと同様、高音のシャリシャリ音が柔らかい音になり、中高音に広がり感が増し、とても聴きやすくなりました。「ウォールナット製ウッド音響レンズ」の音響効果は抜群です。

ケンリックサウンドさんの修理技術はすごいものがあります。音の響きにあらわれています。河内さんの修理報告によると「アッテネータ交換」でがり音が全く無くなり、「びびり音修理」は当初の見積もりより大分かかり、かなりご苦労されたようですが、修理して頂きました。このようなメンテナンスはケンリックサウンドさんでなければ出来ないと思います。

おかげさまで音抜けがよくなりクリアなサウンドになり感激しています。
ケンリックサウンドさんにお願いしてよかったと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

桑名 良和


桑名様、このたびのご購入と修理後依頼、誠にありがとうございました。

はじめに桑名様よりウォールナット製ウッド音響レンズのご試聴のご希望連絡があり、日程調整の上、茨城県からお越し頂きました。当日、お手持ちのJBL L200Bのコンプレッションドライバーの不具合も修理されたいということで、スピーカーごと持ち込みされました。ビビリ音が発生するという症状から、原因ごとに対応できる修理方法と必要な費用を事前にケースごとにお知らせしていました。

ご本人と一緒に弊社で原因特定を進めると、アッテネーターのガリとキャビネットおよびネットワークボックスの剛性に起因するものでした。

無事修理も完了して、ウッドレンズもしっくりと馴染み、ご満足できる音が蘇ったようです。これまで30年お使いになった愛機を、これからまた末永く親しんで頂ければ光栄です。

桑名様、今後ともよろしくお願いします。