2018年6月12日火曜日

お客様の声 愛知県・岡様 音の良さ断トツ!KENRICK製 JBL 4320改スピーカー 直接ご来店にて購入・お持ち帰り









【お客様のコメント】

今日は岡です。
昨日はありがとうございました。

無事セッティングも完了し、音出ししております。
レビューを書かせていただきます。

この4320specialとの出会いの経緯は、そもそも私が所有していた4311A LE20ツイーターオールアルニコ仕様をyoutubeで見かけた4311specialに近づけようとD131を手に入れ、自分の4311Aに投入したのが事の始まりでした。

割と程度もよくレストアされていた個体でしたので、ケンリックspecialとはいかないものの多少はいい線いくのではないかという安易な考えでした。 

結果は無残なもので、音のつながりも定位もまるで無く30分も聞いておれず即、元の2213ウーファーに戻す始末でした。

どうにも納得がいかず、細井社長に事の次第をメールで問い合わせた所、4311specialのD131システムには再着磁、リコーンはもちろんボイスコイル、エッジの処理、ネットワークの緻密な変更等、とても素人の真似できないノウハウを注ぎ込み、ようやくあの絶妙な音色が出るのだと熱気のある説明をいただきました。

これはD130+075ツイーターの4320specialにも当てはまるのだという事も同時に教えていただきました。かねてから4320spcialを購入された4365からの乗り換えの先輩の動画にある、音の分析ではなく音楽に入り込めるスピーカーを、という部分に大いに共感しておりました。その旨を細井社長にお話ししたところ、丁度良いタイミングで他のお客様の同仕様のspecialがあるので、名古屋からでも試聴に来る価値は十分にありますというお誘いに乗りました。 

杉山氏の立ち合いの元試聴させていただいた結果、即注文してしまいました。ふくよかに前に出てくるmidとスパンとキレのある低音、絶妙につながる高音。D130 & 075の2ウェイとは思えない表現力にやられました。

4320の愛嬌のある武骨なスタイルも愛着があります。引き取りに伺った際845 & WE300Bのアンプをはじめ様々なる良質な機器で試聴させていただき、またそれも良い思い出となりました。しかしこの音、魅力ある容姿の作品を作り上げるのはスタッフの皆さんの真摯な努力と熱意の賜だと感じます。

今後は細井社長にも助言いただきましたが、よりクオリティーのある音に仕上げるには質の良いDACが必要という課題に取り組もうかと思います。

4320specialに出会い手にすることが出来ほんとうに良いオーディオライフを送ることに喜びを感じます。有難うございました。

NO MUSIC NO LIFE



【ケンリックサウンドからのコメント】

名古屋から来店後、購入されて『音の良さ断トツ!KENRICK製 JBL 4320改スピーカー アルニコ再着磁 D130 + 075 トランス式ATT』を直接車でお持ち帰りになった岡様から喜び勇んで頂戴したコメントが上記です。

往復で8時間をかけて車で初めて試聴にいらしたとき、また同じ時間を費やして今回スピーカーを引き取りにいらした際にも、当社のスピーカーから再生される音には、いたく感激してくださいました。

当社へお問い合わせをくださるきっかけとなった動機は、お手持ちのJBL 4311を見よう見まねでケンリック・カスタムスピーカーと同様に改造してみたところ、思うような結果が得られずに困っている、ということでした。そこで私がご返答差し上げたメールは以下の通りです。



単純にD131と2213のみを入れ替えた場合、そのような音になってしまうのは、当然の結末となります。

詳細は割愛しますが、主に下記の工程を経たD131でなければいけません。

・アルニコマグネットの再着磁を行い、飽和状態まで磁力を上げる。
・ギャップ清掃を入念に行い、サンドペーパーでギャップ壁面を平滑にする。
・重量級のロングピッチ銅巻ボイスコイルに2213用コーン・エッジを加工組み合わせ。
・真鍮削り出しのマスリングをボイスコイルに装着してf0を一気に下げる。
・エッジはダンプ材・軟化剤を複数回数重ね、強制エージングを進める。
・LE5-2とのクロスオーバーポイントを変更するためにコンデンサーの容量を調整(このケースではDaytonは不向きです)。
・D131のエネルギーに対しては、ツイーターがペーパーコーンのLE20では釣り合わず、ベリリウム合金の振動板でなければいけません。

つまり、かなり細かなチューニングと全体のバランスを考えたカスタムでなければ、単なるちぐはぐな結果となり、元の方が良かったという状況に、いとも簡単に陥るのです。これは、D131のみならず、キャビネットの仕上げや、配線の取り回し、ユニット組み付けボルトのトルク一つでも違えば、たちまち崩れるバランスです。

最高のレベルで条件が揃ったときにだけ、極上の音ができあがります。これが、カスタムを施したD131を備える431X系列の音です。当然、何のエフェクトもトーンコントロールもイコライザーもラウドネスも効かせていません。

4320スペシャルに用いるD130は、D131以上にシビアな技術とノウハウが反映できなければ、そのような低音は決して得られません。

当社の作品は、決して安くはありませんが、絶対に他では到達し得ないだけの音と魅力が詰まった素晴らしいスピーカーだと思っております。

下記4320のグレーキャビネット仕(価格は780,000円)がご用意可能です。キャビネットをオリジナルから流用している都合上、型番こそ4320と呼んでいますが、2215B+2420の標準2wayとは、再現レンジもエネルギー感も、まるで別物です。
http://jbl43.com/?pid=127097068

迷われているようであれば、名古屋から試聴にこられる価値は十分にあります。




そして、岡様には貴重な時間の合間を縫って、当社ショウルームへ実際にお越しいただきました。

その結果メールでご案内していた、シンプルな構成のスピーカーであるがゆえに、音を良くするためには相応のノウハウ蓄積がものを言うということ、また決して他では得ることができない高い技術に裏付けられた本物の音の良さを、アート作品を味わうかのように直接肌で体感してご納得いただけました。

岡様、この度はご購入いただき誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。