今回は修理依頼でお預かりしたJBL Ti-1000のウーファー、706Gを点検したところ、2本のうち1本が添付画像のように製造時よりコーン紙がボイスコイルに対して、垂直がずれて斜めに傾いたまま接着されていることが分かりましたので、ご紹介いたします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEicGjLi6NQZoerXC63FeGWnYordxdnxJHAskj3E55U-PaGe7uTjP5Q9TpBFnxZ8n6pJZnXXUVc0OBQ15ohqjOOt6oSWzqApHvPsbgPFWL-I_2LQDnbmBQmZx_jh4uSllUbNPQCMA4C1_L5J7A0HtSeuOG0odxnEzUbceaBEJALY_Vw3cimGbTTELrpcMJ0/w640-h480/706g.jpg)
「この状況でエッジ交換を行っても、ボイスコイル擦れが生じるため、対策としては、センターキャップを切開し、コーン紙とボイスコイル接着部を切り取り、角度を修正して再び接着を行った後、センターキャップを新たに装着するという手順が必要です」とお客様に説明いたしました。
製造時、工場出荷時からこのような状態である個体もまれに散見されます。
ボイスコイルタッチを生じずに、正確な芯出しを含むエッジ交換のためには、大切な確認ポイントです。