2011年4月4日月曜日

サクラは一分咲きでもココロは満開

我らがケンリックスタッフ 一分咲きの桜を背に・・・

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毎年恒例、世田谷公園での花見です。ケンリックサウンドはメンバー総出でオーディオ設備担当としてJBLスピーカーを始め、機材を持ち込みます。時期尚早で桜はほぼ咲いていないということと、この時分は震災被害を慮って参加者も限られ、かなり粛とした中での開催となりました。

しかるに今の世情だからこそ、活動できる地域のわれわれが率先して少しでも経済復興の礎となるよう働きかけていくことが、日本国全体の立て直しに貢献すると信じての宴です。

被災地のお客様からときどき寄せられる電話やメールに「震災でスピーカーが倒れ修理が必要だが、気持ちが沈んでおり手放すべきだろうか?」「以前から憧れているJBLを購入したいけれども、友人知人は肩を落とすような境遇に見舞われ、自分だけ趣味に没頭してよいものだろうか?」という複雑な心境のご相談があります。

そんなとき、力強くお話しします。命があって当面の生活が保障されている限りは、どうか心の支えとなる趣味のオーディオを諦めず、続けてくださいと。確かに明日の生活も危うい状況の中で、趣味など、ましてやお金がかかるオーディオなぞ、もってのほかと自制してしまうのが常だと思います。しかし、厳しい毎日を逞しく生き抜く糧、萎縮する気持ちにも打ち勝つ気概、それらを支えてくれるのは己のココロです。困難に屈せず、めげずに生きるには潤いや豊かさを与えてくれる趣味が重要なのです。オーディオが好きな方々、こんなときこそ素晴らしいこの世界を、そしてJBLを忘れないでください。

ケンリックサウンドは、被災地域で頑張っているオーディオファン、JBLフリークを心から応援しています。