JBL 4425は輸送時についた傷ということ修理として持ち込まれました。確かに全体としてそんなに埃を被っていると言うこともなくきれいに使われていた様子ですが、綺麗な木目の流れの中に現れる打痕に目を奪われます。 またよく見ていくとホーンの方にもぶつかったことにより出来たであろう小さな傷があり、そういったところも探し出して、補修を施していきます。今回のように外観しかいじらないといった場合には、逆に気を使うところも多く出てきます。JBL4425は従来、ウーファーにペーパーガスケット、ホーンに粘着性テープを使用したガスケットを用いています。こちらをしっかり養生しておかなければ再利用できません。ガスケットをマスキングテープで、テープ状のガスケットはマスキングテープで養生したのち、マグネットごとビニールで覆って塗料から守ります。
つづく。