2018年7月5日木曜日

JBL 2308 style KENRICK SOUND 音響レンズのユニークな使用方法 avantgarde NANO





当社取り扱いの商品「JBL 2308 / L91 TYPE ケンリックサウンド 音響レンズ」は通常、JBL 4343、4344などの43シリーズに備わる純正品の交換用途としてお求め頂いておりますが、avantgarde NANOのツィーターに用いられたお客様のユニークな使用事例をご紹介します。

装着用アダプタをご自分で製作されて、音響レンズの取り付けが完了した折にお客様からメッセージを頂戴しました。

この成形品良く出来ています。金型一個取りで重ねて行くのですね。 取り付け完了しました。20時に配達され採寸して23時完成しました。材質はアクリル板の5mmです。調整中に落下して片側のアクリル加工品が破損しました。しかし特有のうるささから解放 、翌日アクリル板 の10mmで作り直して大正解でした。以前4344を使って全く鳴らない(今思うと努力が足りなかった)で取替えたのを思い出しました。ケンリックサウンドは凄いな〜と聞いています。

上手く利用して頂けたようで安心いたしました。この度は誠にありがとうございました。

2018年6月21日木曜日

ベヒシュタインのピアノ調律と、スピーカーチューニングの極意



新たなピアノが我が家に納まりました。ベヒシュタイン・コンサート8(C.BECHSTEIN Concert 8)という、アップライトピアノの中では大きめとなる高さ132cmのモデルです。

フランスのル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック誌にて「非常に素晴らしいアップライトである。その突き抜けるような力は、実に美しく自然な音の伸びによって、響きあうハーモニーからなる幻想の虹を描き出す。これまでに聴いたこともないような豊かな色彩。アップライトの理想像に限りなく近い。この楽器でならば、どんな様式の音楽でも弾きこなすことができる。響きのバランスは実にグランドに近く、残された疑問といえば、それは、わざわざグランドピアノを買う必要があるかどうかということ。世界一のアップライトピアノといわれて久しい楽器である。」との評価を得るほど、群を抜いているピアノです。

国内外の様々なピアノを指弾しながら選択したこの一台には、曲になりきらない子どものお遊び演奏でさえも、心地よい芸術的サウンドに変えてしまうほどの表現力があります。

しかし納品直後には、硬くぎこちなさがどの鍵盤にも付きまとい、妙な鳴きが不自然に残るという点にしばらく悩みました。そこで横浜にあるピアノクリニックヨコヤマの調律師・横山ペテロさんに頼み、改めて調律と整音を行って頂くことにしました。

結果、実に明るく朗らかで本当に気持ちよく響くピアノに落ち着いたのです。横山さんの説明によると、一般的なユニゾンでの調律方法では、倍音であるハーモニクスが早く減衰し、低い基音のみが微妙な音の「ズレ」となって、うねりが残るようです。私が気になっていた「妙な鳴きが不自然に残る」ことの原因は独り歩きしてしまう響板の共振にありました。本来は響板と弦とが揃って響き渡り、同じタイミングで消え入るはずが、響板に起こる共振のみが取り残されて、早々にハーモニクスは鳴り止んでしまうことから感じていた現象のようです。

喉を開けて体全体で声を奏で上げるようなヨーロッパの声楽と同様に、ヨーロッパで作られたピアノにもより美しく鳴らすための調律法と考え方があるのだということを、目の前で丁寧に調律して頂きながら学びました。

スピーカーチューニングとカスタムにおいても、確固たるこだわりと独自のねらいとが出音の良さに大きく関係します。ケンリックサウンドでは、響きの美しさ、ユニット間のつながりの自然さ、初めの一音が鳴った瞬間に判断できる応答の鋭さ、に代表される良い音に必要不可欠な要素を、常に高い水準で意識しながら日々の作品作りに励んでおります。

買取のお客様 思い出のスピーカー 兵庫県・南様 JBL 4331 BSF







【お客様のコメント】

14~15年前だと思うのですが、ネットオークションで手に入れました。

地元でレコードでDJをしていまして、カフェを営んでいたDJの先輩がお店に4343を設置しており、その時初めてJBLのスピーカーを知りました。

自分も自宅に欲しくなって随分長い間悩んだのですが、レコードで70年~80年代の音楽を聴くなら、レコードが一番元気だった時代に造られたスピーカーやアンプが一番相性がいいだろうと思い、部屋の間取りを考慮して、知識もゼロで選んだものがこの4331でした。

自分の生まれた1972年頃にこんな存在感のあるプロダクトがあったのかと思うと、なんだか嬉しかったですし、パワフルな音や外観に満足していました。ハウスミュージックも好きだったので、Urei 1620ミキサーを繋いで長らく楽しんでいましたが、歳を重ねDJをする機会も減りまして、ミキサーも手放してしまった今、スピーカーもお好きな方に譲りたいと考えました。

JBL専門の御社ならきれいにお色直ししていただいて、また新たな主人の元へ旅立つ事ができそうなので、ご連絡させていただいた次第です。

買った当時のままほぼ動かす事もなく、中身も自分では見た事もありません。届いた時から多少スリキズみたいなものは付いていました。

音響レンズはずっと外して聴いていました。フロントのネットは前オーナーが落札のお礼にと貼り直してくれたので、穴や汚れもなく綺麗な状態なので、おそらく当時のものではありません。

煙草は吸いませんが、犬を飼っています。長くなり申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

御社でメンテ後であれば、すぐに売れてしまうと思いますので、また新しい方が大切にしてくれたら、それでいいと思います。今よりいい感じにしてあげてください。いろいろと有難うございました。



【ケンリックサウンドからのコメント】

南様

ご用命、誠にありがとうございます。

大事にされていたことが手に取るように分かるほど、当社に到着した南様のJBL4331BSFは状態が良く、まだまだ現役で活躍できる熱気がスピーカーから伝わってまいりました。

先日売約となりました、JBL 4333Aカスタムと同一仕様のスピーカーをお待ちになっているお客様がいらっしゃいますので、南様のこの個体が、やがて同じスペシャルスピーカーへと仕上げ直され、新しい音響人生を歩み始めることでしょう。

南様、この度は買い取りをご依頼くださりまして感謝いたします。またいつかJBLスピーカーをお求めになる将来がありましたら、改めてお声掛けください。お待ちしております。