2013年11月29日金曜日

EXCLUSIVE(エクスクルーシブ)2401用ウッドホーン新規製作 と 赤き自然の恵

嬉しい生産物を二つ事務所で開封しました。一つはEXCLUSIVE(エクスクルーシブ)2401用ウッドホーンです。新規に製作しました。まるで蜂のお尻のような縞模様がリズミカルで見た目にも面白く、光にかざすと綺麗な曲面を感じることができます。飴色に輝きてっぷりとした形状はそれだけで大らかなサウンドと広いリスニングエリアを提供してくれるのではないか?と期待します。10kHz以上での指向性改善に成功したと言われるこの大型ホーン、キャビネットとの組み合わせもとても楽しみですが、色味の調整などこれからキャビネットとのマッチングに入ります。







そしてこちらは自然の恵、真赤な美味しそうなリンゴです。お客様のご友人が懇切丁寧にお作りになったということで大ぶりで、見事な果肉です。大変お心のこもったお手紙と一緒にいただきました。一層仕事に身が入ります。

ギュギュギュっと果肉のつまり具合が密度高いことはもちろんのこと、中からはち切れんばかりのその張りは、半分に割ってさらにびっくりします。シャキシャリ食感の果肉中央には上手に溜め込み隠し持っていたリンゴの蜜が顔を出します。上品な酸味の果肉としっとりとした甘さのリンゴの蜜は食後の甘いものとして、格別の時を提供してくれます。年末のバタバタするであろう時に向け、心と舌で楽しみな時間を過ごすことができそうです。どうもありがとうございました!











↓蜜発見!

2013年11月28日木曜日

『うふプリン』 と JBL4344Mサランネット生地張り替え

たまご型のプリン『うふプリン(うふはフランス語で卵の意味)』が届きました。たまご型というか?本当にたまごを利用しているみたいです。ケースも凝っていて、まさに卵を入れるケースのデザインを踏襲しています。今回はチョコレートとカスタードを購入。このカスタードが本当に濃厚なんですが、ただの濃厚さではなく、食べ進めるごとに内側から動かしようのないずっしりとしたコクの詰まりを感じます。柿の木坂にある洋菓子店、『Quatre(キャトル)』さんのプリンですが、本店にはカフェも併設されていますので、機会を見つけてぜひ行ってみたいと思います。






さて、こちらはあっさりJBL4344Mのサランネットを張り替えました。何があっさりかと言いますと、JBL 4344、JBL 4343に使用されている生地に比べますと、半分近くの薄さの生地が使用されているからです。また、こちらのフレームは生地を溝に差し込んで留めるタイプになります。溝の幅は2.5ミリ程度です。工程としては溝にサランネット生地を差し込んでいくだけなのですが、生地が薄いために使用するヘラに工夫が必要になりました。布が薄く破けやすいので、金属製のヘラは使用したくなく、かと言って、プラスチック製のヘラですと、厚く溝に入らないうえに、溝に入れるために薄くしますとヘラ先が潰れてしまいます。したがって、ステンレスのヘラの角を丸くし、差し込む際も小刻みに動かし、サランネット生地への圧を少なくすることにしました。これで無事にパリっと仕上げることが出来ました。



























↓生地が薄く下が透け透けです。






2013年11月26日火曜日

五分前の世界 と 鮮烈!ダブルウーファー!KRS4351 ケンリックサウンド到着

朝7時30分、東京の夜中の嵐は収まり、静かな朝を迎えました。黄色や赤に色づいた木々の葉もこの嵐でだいぶ無くなり、代わりに歩道が華やかに彩られています。保育園の前では、保育士さん達が竹箒で落ち葉を掃き集めています。集まった大量の落ち葉を見ていると、保育園や幼稚園で焼き芋を作ってもらったことを思い出します。

村上龍氏の著書『五分後の世界』は現在より五分時空のずれた、もう一つの日本が戦後の歴史を刻んでいるそんなパラレルワールドを描いた作品ですが、そのリアルな戦闘シーンの描写にグイグイ引き込まれていきました。私はここ最近、この『五分後の世界』まではいきませんが、自宅を五分前に出発することによって、別の空気を感じています。

朝、駅までの通勤ルートを公園経由にずらしました。それまでのバス通りとは違い、人と自転車しかいません。駅に向かうサラリーマンや学生、バスも車も見えないうちに駅前にアクセスできます。鳥のさえずりと緑の香り充満する中、朝日とマイナスイオンをたっぷり浴びてると、階段の足取りも軽くなった気がします。



そんな朝の出勤まもなく、素晴らしきKRS4351が米国にある弊社のスピーカー製作工房から嵐を超えて、到着しました!代表の細井も自宅でこのスピーカーを愛用しております。WOWOW さんのCMにも同じ機種が登場したことがありますが、今回もどんな重厚鮮やかな音を奏でるのか楽しみです!























2013年11月25日月曜日

本日のJBLスピーカー発送も大量です。





ウェブでご注文頂いた方へのスピーカー発送、修理ご依頼頂いていた方へのスピーカー発送、そしてご予約販売で完成したスピーカーの発送、全て本日出荷分です。北はフランスから南は福岡まで、みなさま到着までもうしばらくお待ちください。

カット と こけし と JBL4343AWX修理 ツィーターギャップ清掃

休日は髪の毛を切りにお出かけ。妻もついでにいじるので、家族三人で同じお店に向かいます。子どももカットしてもらう予定でしたが、うちの無免許美容師(お義母さま)の手により前髪がバッサリカットされたため、今回はカットの必要がありません。
その前髪カットの日は、なんだか子供の印象がいつもと違うなー?と思っていました。無邪気さが増してるような気がしたのですが、カットの話を聞いて納得!コケシみたくなっていました。なんでも、前髪が伸びて目の周りにその毛がかかって痒がっていたとのこと。髪の毛を結ぶことも嫌がったので、切ったよ。と、ストレートな義母の愛が具現化した形です。

さて、甘美な音の具現化のためにJBL4343AWXのレストアは、ツィーターギャップ清掃を行いました。ダイヤフラムがゆがまないように注意しながらイコライザーなどパーツを外していき、ギャップを露わにします。エアで埃を飛ばし、それでも無くならない埃や金属粉をテープなどで取り除きます。ライト片手にギャップを覗き込んでいるとなんだか宝探しをしている気分になってきます。綺麗になったところで、方向性を合わせるために貼っておいた印を確認しながら各パーツを組み込み、音のチェックをして完了です。このあとバッフルにインストールします!
つづく…。











豊洲ららぽーとのピザ と JBL4343AWX サランネット新規制作

日中の気温が上がらずに、地面からの冷気も厳しくなるであろうこれからの時期に向けて、その足元に適した履物、所謂ブーツ、そして、友人の出産祝いを物色がてら、そして、乗り物好きで、商業施設好きな子どもの満足感を高めるために豊洲 ららぽーとさんに出かけました。まずは、着いて早々腹ごしらえということでピザを目指して歩きます。たどり着いたのは、東京湾も目に入ってくる「Trattoria Pizzeria LOGiC Marina Grande(トラットリアピッツェリアロジックマリーナグランデ)」さん。イタリア各地で修業した職人さんが石釜で焼いてくれます。中でもマルゲリータは2012年ナポリピッツァ職人選手権にて部門優勝をしたそうです。とはいえ、チーズがどちらかと言えば苦手な妻(なぜピザ?)。しらすが大好きな子供のことを考慮に入れ、最大公約数的に選んだピザは「チチニエッリ」です。釜揚げシラス・姫トマト・ガーリック・オレガノが入っています。生地も香ばしくて、量も適度。内側から熱のあるソースが溶け出してきて、これが石窯の高価なのか!?っと自己解釈しながらむしゃむしゃいただきました。みんな満足のお昼でした。

↓チチニエッリ 我慢できない人の指が…。


↓ゴロゴロお肉のナポリ風ミートソースも注文。トングに指が…。


さて、イタリアかぶれした休みを終え、アメリカ西海岸の風を浴びに工房に戻ってきました。この日はJBL4343AWXのネットワークのメンテナンス完了を待っていますので、サランネット制作の工程に移りました。
今回のサランネットは新規に制作するご依頼でしたので、真新しいJBL 4343用のフレームを持ってくることから始め、布生地の準備、L字金具の新規取り付けとだんだん新たな生命を吹き込まれたサランネットが姿を現し始めます!しゃんっと張った艶やかなサランネット生地が、ウォールナットのキャビネットに映えます。
つづく…。

















↓エンブレム取り付け