2014年4月29日火曜日

偏食家のトマトソース と 続 JBL エベレスト DD55000 サランネットフレーム補強

今日はこどもで言うところのツルツル、トマトソースのスパゲッティを作ることになり、ここぞとばかりに野菜を刻み込んで混ぜています。人参、椎茸、シメジ、エリンギ、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、茄子、などなど包丁で乱切りにしたものと、フードプロセッサーで、ちゅいーんと細切りにしたものと、食感を考えて使い分け、これに鶏胸肉のひき肉を合わせ、、ホールトマトと混ぜます。細かく刻んだニンニクをバターとオリーブオイルで焼いて香りを移し、じゃんじゃかじゃんじゃか混ぜ合わせて出来上がり、偏食家の子供の舌を騙しました。






こちらは直球勝負。エベレスト DD55000はサランネットフレームの補強の続きを行なっています。前回新たに製作した柱に補強材をフレーム形状に合わせ、階段状に加工し、柱に圧着しました。そして、欠けている角や、ヒビは充填材を流し込み、パテ埋めを施しています。かなり大型のフレームで鋭利な角のデザイン形状でもあるため、何らかの理由でエンクロージャーへ嵌めることが難しくなった時に、無理な力が加わって、折れや潰れが起こっているようです。実際、ダボの位置もずれ始めていたので次回その調整を行ないます。
つづく…。






パン と 綿棒 と JBL4344Mk2 バッフル面

先日、ボクシングの世界タイトルマッチが行われましたが、流石WBCバンタム級王者の山中慎介選手は圧巻の試合。長谷川選手も泣かせる試合でした。そんな男らしい模様がテレビから流れる中、私はこちらのパンにボコボコにされていました。





シュガーコーティングされたチョコクロワッサンと思いきや、あらぬ方向からパンチが飛び込んで来ます。ジャブをかいくぐったら、死角からボディにパンチをもらって、はやっ⁉︎と思った刹那、ストレートが顎に刺さって、ダウン。みたいな状況です。どうしてこんなところにカスタードクリームが?しかもゴロゴロした食感が、パン生地と合っている。意識を取り戻してからは、状況把握のためにガムシャラにかぶりつきますが、もがけばもがく程簡単にパンチを貰います。最期、薄れゆく意識の中で、テレビからの歓声が遮断されるような外耳道。自分の綿棒の使用時期は思い出せないが、JBL4344Mk2のバッフル面に突き刺したことを微かに感じながら眠りにつきました。


それがこちら。




JBL 4344 MkIIはバッフル面の塗装。まずはネジ穴の埃取りと綿棒による塗装。じゅわ〜と広がる塗料。掠れていたネジ穴が蘇ってきます。塗装しにくい穴たちから始めています。ネジ穴、アッテネータホール、バスレフポート、ユニットホール…。

↓マスキング。















↓塗装開始。














2014年4月28日月曜日

ケンリック特別版 JBL 4320 で聴く「レコード~ハイレゾ~DSD音源」

毎回その音の素晴らしさから、すぐ売約となってしまうスピーカーが再び登場です。販売間近の、JBL 4320 アルニコ再着磁スペシャル D130+砲金075 トランス式ATT・・・735,000円(税抜)で聴く、アナログからハイレゾ、DSDまでの再生音です。


「アナログ・レコード」


「CD音源(16-bit/44.1kHz ALAC)」


「ハイレゾ(24-bit/88.2kHz FLAC)」


「ハイレゾ(24-bit/96kHz FLAC)」


「ハイレゾ(24-bit/192kHz FLAC)」


「ハイレゾ(DSD64 2.8MHz)」


「ハイレゾ(DSD128 5.6MHz)」


とにかく、何を鳴らしても実に生々しい出音です!!

JBL4344Mk2端子板制作完了 と JBL4344修理完了!

JBL4344Mk2は端子板製作が完了しました。





キャビネットに仮止めしていた端子板を一旦外して、均等に穴を開けていきます。開いたところで塗装し、乾燥を待ち、その間金メッキ端子を準備しておきます。縦並びにした8本の端子は当然、純正よりもその間隔が狭くなるため、横向きに回転させて固定しています。穴にはオフホワイトのテフロン製のガイドワッシャーをはめて、金色のぶっとい端子を誘い込み、受け入れ。ガタツキが無くなるまでしっかり締め込むとずらりと並んだ金メッキ端子群!目が眩むほどの輝きを放つこれらの仕事人は、これから来るであろう良質な信号を各ユニットに受け渡す、大事な中継地点の役割を十分果たしてくれるでしょう!
マットブラックの面にセッティングされた金メッキ端子群をインストールする時が楽しみです。
























そして、JBL4344のレストアが完了しました。アッテネータプレートも新たに製作してあり、バッフル面の仕上がりの見え方が格段に向上しています。





コンデンサー交換も施された、息を見事に吹き返した逸品。測定、梱包も完了し、すでに主人の元へ運ばれていきました!



















2014年4月27日日曜日

JBLエベレスト DD55000 サランネットフレーム補修中

JBLエベレスト DD55000 のフレーム補修は引き続き継続中です。
こちらの折れ方はその前に補修した折れとは比較にならず、オーナーの方も一歩踏み込んだ応急処置をしていました。フレーム形状全体の崩れを防ぐためでしょうか?無塗装の全く別のヒラ角材が当てがわれねじ止めされています。まさに複雑骨折の様相を呈しています。確かにこの折れは、ただ接着するだけではその形状を保てない可能性がありますが、ただ、現状のまま塗装を施しても無骨であります。




そこで、同じ幅の材料を用意し、折れた箇所は棒ごと取り除き、そっくり新しい材に入れ替えます。その際、はめ込んだ時に微妙にテンションがかかるように必要な長さに切っておきます。新しい材が自立して置き換わるようなサイズにしておき(別の箇所の折れに繋がるので、長すぎてテンションをかけ過ぎるのも良くない)、接着。また別に同じ幅、同じ材料によるコマを用意しておき、目立たせず、かつ効果的な補強を施しておきます。
危険が常に付きまとう実際の山のエベレスト。こちらも負けじと一歩一歩踏みしめ、工程を前に進めています。
つづく…。


↓思い切って切断。




↓置き換え。




↓圧着中。


 ↓柱が乾いた後、一日おいてコマの接着。


↓圧着中。



2014年4月25日金曜日

新品レプリカJBLパラゴン登場予定です!!



美しいオープングレインのウォールナット仕上げ。これからスペシャルなパーツがインストールされ、心を鷲づかみにする音を奏でるようになります。

JBL D130F 解体ショー と JBL 4333A 蒔絵の日

マグロはその漁獲管理の声が高まり、その希少性が高まっていますが、巷では今もってマグロの解体ショーが人気です。ケンリックサウンドには、こちらも貴重なJBL D130Fが、修理依頼品として持ち込まれました。弊社の板前も腕が鳴るところです!



こちらのユニットはダンパーが沈み込み、エッジも水平が保てていない様子です。また、コーン紙も折れ曲がり、リコーン必至です。そこで板前、鈴木がMadonna『La Isla Bonita』をバックに、ラテンのリズムに乗せて流れるような手つきでひょいひょいひょいとコーン紙をものの見事に解体していきます。エッジにナイフを差し込み、固定したままユニットを回して、切り離していきます。リード線をニッパーで切断、ダンパーにも刃を入れて、フレームからアッセンブリーを取り外しました。鈴木がニヤリと歯を見せて完了。ライティングとともにちょっこりエロティックな解体ショーとなりました。





その脇で過ごした木曜なんの日、蒔絵の日。火曜日から変更になりました。次の日が休みですと湿度のコントロールがままならないので、変更希望が了承され、移動となりました。この日も鳳凰の尾っぽを増やしています。
つづく…。