2016年1月28日木曜日

本日のご来店購入 北海道より鎌田様 JBL 4343BWX



本日、北海道よりお越しいただいた鎌田様が、「JBL 4343BWX 世界品質のレストア技術と音」を購入されました。もう6年も前からケンリックサウンドをチェックされていて、いつかはケンリックからJBLスピーカーを手に入れたい、とご所望されていたようです。

このスピーカーのために、わざわざ北海道より来ていただいたということと、私と年齢が同じであるということもあって、大変うれしく思います。

北海道のご自宅にて何度もパソコンで再生されたYouTubeビデオの音と、実際に東京のケンリック・ショウルームにて生で聴く音は、まるで相違がないばかりか、期待以上に凄かったとのことで、「来てよかった!」とおっしゃっていたのが印象的です。普段、ハードロックをお聴きになる鎌田様は、ご自身でもギターを演奏されるのですが、「これまで同じCDから聴いたことがなかった音のニュアンスが、このスピーカーとアンプシステムでは聞こえてくる」と、4343BWXを前に感動されていました。

「私は長い間、本当に良い音という音が、どんな音なのか判らずにいました。ある程度以上の音になると、個人の好みだと思うからです。YouTubeで、何度も再生して聴いたケンリックサウンドの音は、まさに私が求める音でした。お店で聴かせて頂いて、スピーカーのゴールは見つけたなと思いました。」

当社が心がけている点、それは出口であるスピーカーを最良のパフォーマンスにレストアして提供することはもとより、入口のソース、駆動システムのアンプや用いるケーブルとの相性、同じJBLスピーカーでもモデルごとに変えるべき鳴らし方、セッティングの微妙な異なりまで、全てお客様の好みに整えることや「欲しい音」に仕立て上げることができるというところにあります。

ワインにはソムリエが、住まいにはインテリアコーディネーターがいるように、音選びのエキスパートは、本当に自分が望む音をシステムから引き出すために必要不可欠なのです。ケンリックサウンドには、それを可能にするスピーカーの調律師が揃っています。アナログ盤面に刻まれた音情報、データとしてある音情報、それらを巧みに抽出し、オーディオ機器を通った電気信号が、トランスデューサーであるスピーカーを経て、物理振動になり、音楽が生み出されるまで、システム全体で最良な結果を導き出す自信があります。

それだけに留まらず、さらにマイク・収録機材を通り、再びデジタル信号となった情報がパソコンや携帯端末からYouTubeビデオ再生される音の質まで、手を抜くことなく責任を持って提供しているということが大きな特徴です。まず、良い音でスピーカーが鳴っているのが最低条件、そして最高峰のマイク・撮影機材とエンコーティング技術、それらが全て整ってこそ、発揮される音なのです。

さて、スピーカーは明後日、厳重梱包を経て発送いたします。北海道までは少し日数がかかりますが、どうぞ楽しみにお待ちください。

鎌田様、このたびは誠にありがとうございました。ぜひ、お部屋に収まった後の写真とレビューも楽しみにお待ちしております。(お土産のカレーセット、食べるのが楽しみです!)

2016年1月26日火曜日

買取のお客様 思い出のスピーカー 東京都 松枝様 JBL 4301B



【お客様のコメント】

私があこがれの4301Bを手に入れたのは社会人になってからでした。

約35年前ですがその時の私には欲しくても少々高い買い物でしたがあきらめきれず、我慢できずに無理してやっと手に入れることができました。

なぜか大人の男性になったような気になりJAZZを聴きながらグラスを傾け至福の時間を楽しんでいました。

その後30代前半で病に倒れ、リハビリを頑張りましたが後遺症が残りその後も継続中です。

断捨離の薦めはわかっていてもこだわりのある物はなかなか難しいです。

貴社のホームページを見ていて、綺麗に修理されまたどなたかの所で輝けるならばお願いしようと思いました。

どうぞよろしくお願いいたします。

松枝



【ケンリックサウンドからのコメント】

松枝様

この度は、買取りをさせて頂きまして誠にありがとうございます。

35年経過しているスピーカーであっても、当社のリファイン技術によって、再び新しい魂と音を身にまとって、大切にしてくださるオーナーの元へと嫁いでいきます。

また、こだわりあるオーナーが、次の30年~40年と、素晴らしい音を楽しんで頂けるよう心を込めてレストア致します。

松枝様、この度はありがとうございました。

2016年1月24日日曜日

JBL4310special インストールなどなどレストア進行中!

JBL4310の塗装が完了し、新しいコンデンサーを備えたネットワークとユニットをインストール中です。ウーファーはリコーンの予定なのでまずはLE5-2とLE20からインストールしていきます。ウーファーはリコーン中なので、その他の部分とサランネットの入れ替えを急ぎます。アッテネータプレートは綺麗に収まる様にサイズ確認を行い、あてがっては削り、あてがっては削るという作業を繰り返して、その個体にあった調整を繰り返していきます。アッテネータノブもパドックを選択し色味を揃え、格調を損なわないように素材感を大切にしました。



クリーム色のバッフルにブラウン色が映えます。サランネットは新品フレームを用意して、バーガンディ色を張っていきます。暖色のこのサランネットもまた、このバッフルに良く合うと好評をいただいています。内部配線はテフロン銀メッキ配線を使用していますが、今回はこの被覆にもブラウン色を選択しました。配色にもこだわりをもって完成度を高めていきます!
つづく…。













↓アッテネータプレートの保護シートは付けたまま。加工中の傷を防ぎます。




2016年1月20日水曜日

「Hayasaka Yasuhiko Trio」 ジャズライブ









友人のジャズドラマー、早坂さん率いる早坂泰彦トリオのライブが東京・中野のBright Brownにて行われました。

普段ケンリックサウンドのショウルームにてスピーカーを撮影するシステムでライブを撮りました。

ピアノ:川久保典彦 ベース:田中洋平 ドラム:早坂泰彦

2016年1月18日月曜日

素敵な出会い と JBL4425 インストール中

沢山あるインチねじをじゃらじゃらじゃらじゃらいじっていると、なんだか反射率が違うネジが目に入ってきました。種類ごとに分けられているネジの袋、1つの袋の中には1種類しか入っていないはずなので、別の種類のねじが入っていた場合にはすぐに分かります。今回の反射率の違いは微妙だけど強い反射でした。ぎらりと光るネジを取り出してみると、ヘッドは同じでも、ネジ部分がまるで違う代物が出てきました!



少しネジを切ろうとした痕跡があるような無いような?つるりとした、ただの金属の棒です。これではプラスドライバーに吸い付くことは出来ますが、対象物を固定することは不可能です。差し込んで接着材を流し込めば固定は出来るかもしれませんが、そんなあほなことは出来ません。普通のネジを選択し直しました。沢山の在庫を抱えると、こんな素敵な出会いがあるのですね。

















そして、JBL4425 シルバーZキャップコンデンサー仕様にも、新品のブラック六角インチねじを用いて固定します。
つづく…。





2016年1月17日日曜日

ブラウン色のお土産 と JBL4310クリームバッフル化完了!

そういえばお正月開けに持ち寄ったスタッフのお土産は正にお土産という感じ、とても微笑ましいものがありました。温泉地に赴き温泉饅頭、オーストラリアに向かって、マカダミアナッツチョコ。コアラのぬいぐるみもいただきました。北半球と南半球の違いがあるとは言え、現地のものを現地から持ち帰る点においては、そんなに違いが無いと思います。



ちょっと温泉饅頭やチョコレート色に似ているウォールナットのJBL4310。現在バッフルの塗装まで出来上がり、木部もワックスを掛けています。下塗りをしてまずは表面の様子を確認。内角など乾燥の過程でひび割れを起こしやすい箇所に改めて充填剤を塗布して収縮の差によるひび割れ防止策を講じて、塗りを重ねていきます。一気に厚く塗ることはせずにJBL4310の持っているテクスチャーを生かしながら仕上げていきます。今回はクリームバッフルの特別品になりますので、特に下地の黒が浮き出てこないように、そしてテクスチャーを壊さない様にしながらぎりぎりのラインの厚み付けを行いました。
つづく…。








↑下塗り
↓上塗り中








↓塗り重ね乾燥、養生テープ剥がした状態。


2016年1月12日火曜日

お客様の声 東京都 H様 JBL 4301B ベリリウムダイアフラム トランスATT 特別リコーン ご購入









【お客様のコメント】

40年ぶりに我が家に音楽が戻ってきた。そんな言葉が、今、一番、合っていると思います。

17歳のころから、毎週、高校が終わって、茗荷谷から秋葉原のテレビ音響の試聴室に通っていたころがもう40数年前。その頃は、ステレオは特注の世界にまで入り込んでおりましたが、その後、大学生活や結婚、子育てで、すっかりステレオとはご無沙汰の40数年。

最近、子育ても終わり、少し、自分の時間が持てるようになりました。そんな中、ここ2-3年、ステレオが気になっていました。

当時、手に入れたAccuphaseのC200とM60 を2回目のオーバーホールに入れて、久しぶりに聞こうとしたら、JBL4425のウレタンがボロボロで音が出ませんでした。Accuphaseからの勧めで、ケンリックさんにウーファーの張替えをお願いしました。

HPを見ているうちに、今回、我が家にやってきたJBL4301Bスペシャルカスタム がとても、綺麗に鳴っていたのをみて、思わず、飛びついてしまいました。昨年のクリスマスの日に、試聴に行き、そのまま、我が家に嫁いでまいりました。ケンリックさんに嫁に出した4425は、特別のチューンを受けて、どちらかの愛好家のもとへ嫁ぐはずです。

この製品はツィーターがオリジナルとは違うものがついいており、これが、また、素晴らしい高音を奏でてくれます。隣家に迷惑をかけたくないので、大きくても3Wぐらいでしか鳴らしませんが、このツィーターは出色ものです。これまで、四六時中、テレビがつけっぱなしになっていた我が家は、クリスマス以来、ステレオだけの生活になってしましました。

それくらい、素晴らしいサウンドです。

40数年間が空いていますが、JBLでこれほどきれいな高音域とまとまった音を聴いたことはありません。

一度、お聞きになることをお勧めします。

40年のブランクが一篇に戻るほど、ケンリックさんの製品は素晴らしかった。

後は、ヘッドアンプ兼DAコンバーターをケンリックさんの「E1-KRS」に変えたいですね。そうすると、また、音が一段と素晴らしくなるんです。

これも、一聴の価値あります。



【ケンリックサウンドからのコメント】

H様、このたびは「JBL 4301B ベリリウムダイアフラム トランスATT 特別リコーン品」ご購入誠にありがとうございます。当初はお手持ちの4425ウーファーエッジを修理交換するのみのご予定でユニットまでお預かりして費用も頂戴しておりましたが、その後、細かくご相談に乗っているうちに、スピーカー機種変更のプランが現実的になってきましたね。

4425よりサイズが大きな4331スペシャルYouTube試聴での音の良さでご検討されていましたが、ご来店くださり直接聴いて頂いた今回の4301Bの音に、大変感動されてご購入と相成りました。ご自宅にお持ち帰り頂いたあとも、これまでお使いだった4425よりも小さなサイズなのに、より大きなスケールで、心を動かす音がするこの4301Bスペシャルスピーカーに本当に驚かれているのが印象的です。先日H様のお宅にお邪魔してE1-KRSと組み合わせて鳴らした音が、特に素晴らしかったです。撮影したビデオを今改めて再生してみても、なにかとても目頭が熱くなるような訴求力を伴う、生きた音だということが伝わってきます。

さて、あとは「E1-KRS」の導入を経て完成形を迎えるH様のスペシャル4301B。ぜひパーフェクトサウンドまでへの導きをお手伝いできればと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。このたびは誠にありがとうございました。

2016年1月11日月曜日

やせ待ちのJBL4310のサンディング と 港町のお菓子

取引先様から美味しいお菓子を頂きました。神奈川にゆかりのある方で横浜らしいお菓子でした。横浜ハーバーというお菓子ですが、60年以上の歴史があるらしく、 柳原良平さんによるオリジナルパッケージも目を引きます。 薄くソフトなカステラ生地に刻んだ栗と栗餡を優しく包み込み、しっとりとした食感とお口に広がるマロンの味わいが絶妙ばマロンケーキでした。





その他にも色々な味がありあっという間に無くなってしまいました。年始めから甘いものに飢えている、獰猛なケンリックサウンドのスタッフ達、血気盛んにレストア業務にも取り掛かっています!



私の方はJBL4310のサンディングを引き続き行っています。天面両側面と場所を変えていき、枯らしに枯らしたバッフル面のサンディングにも取り掛かります。更に痩せてきた箇所にパテを盛って放置、下塗りした後にやせの進行を確認して、駄目押しパテ埋めをして塗りを重ねていく予定です!
つづく…。





2016年1月8日金曜日

お客様からの頂き物 と JBL4310WX レストア中!

この年末年始にお客様から大変美味しいケーキを立て続けにいただきました。イチゴのロールケーキとガトーショコラでしょうか(専門的な知識が無いため詳細が分からず申し訳ありません)?年末にいただいたケーキはフレッシュなイチゴが贅沢に使用されていて、実の中心部まで赤く染まった濃厚なイチゴでした。生地も黄色く甘みもたっぷりある上にコク豊かで絶品です。そして、ガトーショコラ?はオトナ!ビターなテイストに2016年の新たな息吹を感じました!これまでロールケーキを沢山いただいてきましたが、チョコレートケーキは初めてです。丁寧に用意されていたホイップクリームとの相性も抜群で寒さが吹き飛ぶほどのハーモニーでした。これが手作りだということに驚嘆します。スタッフ一同美味しくいただきました!ごちそうさまでした。





そして、ワークショップではJBL4310WXのレストア、キャビネットの補修えお開始しました!ボロボロに割れた筐体の角は3種類の接着材を使い分けて固定。パテ埋めして成形していきます。底面をサンディングした後、バッフル面を含め全体のパテ埋め進行中です!