2019年2月26日火曜日

スタッフ自宅オーディオ環境に思わぬ救世主 ケンリックサウンド・スタッフ誕生日会



スピーカー・レストアラーの白片が、ついに43歳の誕生日を迎え、無事に厄年(前厄、後厄含む)を突破しました(代わりに私・細井は本厄真っただ中ですが)。プレゼントはディスクリートOPアンプなどカスタムを施したRasteme SystemsのD級アンプ。ちょうど出物を探していた矢先とのことで、渡りに舟となりました。

2019年2月24日日曜日

JBL 4312Mk2用スペシャルウーファーユニット、リコーン作業の紹介 The reconing of specially created woofers for the JBL 4312Mk2

ケンリックサウンドの熊木です。
This is Kumaki from Kenrick Sound.

今回の投稿では現在私が担当しているJBL 4312Mk2用ウーファーのスペシャルリコーン作業を紹介します。
Today I will be writing about a project I'm working on right now, which is the reconing of JBL 4312Mk2 woofers using a specially created unit.

通常4312Mk2にはJBL 2213Hが搭載されていますが、今回のスペシャル仕様ではアルニコマグネットを持つJBL D131のフレームを使用。特性調整用である白いアクアプラス(Aquaplas)をコーンに塗布した特別作製のホワイトコーンと、しなやかでロール高が十分な特製クロスエッジを使って組み上げます。超強力な磁気回路を有するD131は、あの名機D130の弟分でありながらボイスコイル径はなんとD130と同じで4インチ!4312Mk2の標準ウーファーボイスコイル径が3インチであるのに対し て、より大型でマグネット部もD130と同じものが搭載されています。
The 4312Mk2 comes with JBL 2213H units, but in this special edition, we will be using the alnico magnet JBL D131, with specially made white cones(white aquaplas) and cloth surrounds. The D131 is like a little brother of the famous D130 and uses the same size 4 inch voice coil as the D130(the normal 4312Mk2 woofer comes with a 3 inch voice coil). 

以下はスピーカーコーンのアセンブリー作業です
Below are the basic steps of the cone assembling.


コーンにクロスエッジを接着。均等に貼ることによって、コーン紙の動きがより滑らかになります。
Attach the cloth surrounds to the white cone.  By attaching it evenly all around, the cone will have a smooth movement.


ボイスコイルをコーンに接着。スピーカーに組み込んだ際、ボイスコイルが理想の高さに来る位置を確認して取り付けなければなりません。
Attach the voice coil to the cone so that the voice coil will come to it's ideal position when the speakers are complete.


リード線とダンパーを取り付けて、コーンアセンブリーは完成です。
Install speaker lead wires, attach speaker spiders, and the assembling is complete.

エッジの貼り方、ボイスコイルやダンパーの高さ決め、すべての工程が完成後に得られる音に多大な影響を与えます。一つ一つの作業を確実かつ丁寧に進めることが、良質な音を得るためには欠かせません。
Every step of the cone assembling; attachment of the surrounds, positions of the voice coil and the spiders effect the sound of the speakers greatly.  Each step must be executed precisely in order to get the best sound from the speakers.

スピーカーコーンのアセンブリー作業がスピーカーユニットの音質、音の出方を決定づけると言っても過言ではないでしょう。
It is not an understatement when I say that the assembling of the speaker cone is very decisive to the sound you will get, when everything is complete.

2019年2月15日金曜日

スピーカーダンパーの交換が必要な例をいくつか紹介 Some reasons to check if your speaker spiders need replacement

ケンリックサウンドの熊木です。
Hi, this is Kumaki from Kenrick Sound.

前回の投稿ではダンパー交換作業の一部について書きましたが、今日はダンパー交換を推奨する例をいくつか紹介したいと思います。
In my last article, I wrote about one of the procedures of replacing spiders. Today, I would like to share a few examples of when the spiders should be replaced.

エッジの柔らかさやしなやかさが音の出方を決め、音質に多大な影響を与えることは良く取り沙汰されますが、実はダンパーの状態もエッジと同等に重要です。長い間使い続けているスピーカーユニットのエッジが朽ちたり、ヘタることによってコーン紙の重みを支えられなくなると、その自重は全てダンパーにのし掛かります。エッジと対で保たれていたバランスは、ダンパーのみではその荷重を支えきれず、マグネット内奥へ落ち込んでしまうのです。
It is generally known that the flexiblity and the movement of the surrounds effect the sound of the speakers greatly, but the spiders effect the sound just as much.  When the speakers are used for a long time and the surrounds decay, the weight of the cone will be placed on the spiders. The spiders alone can not hold the weight so it will dip down from its original position.


上の写真からは経年劣化によりダンパーがヘタってしまい、ボイスコイルが沈みこんでいるのがわかります。
Above is a photo of a spider that has dipped down caused by time-related deterioration. You can see that the voice coil is positioned lower than its ideal place.


これは新しく取り付けたダンパーの写真です。しっかりとボイスコイルがマグネットセンターポジションに位置しています。
Above is a photo of a newly replaced spider. You can see that the voice coil is placed at the ideal position.


上の写真は、工場出荷時に精度悪く始めから斜めに取りつけられてしまったダンパーの様子です。これでは明らかにコーン紙が滑らかに振幅ことができません。ダンパー新品交換に先立って、根元の接着部を残し周りの古い部分を切り取りました。
Above is a photo where you can see that the original spider was placed slanted on to the voice coil. You can imagine that the cone can not move smoothly with spiders like this.

これら写真から分かるように、しなやかなエッジと状態の良いダンパーが共に備わってこそ、スピーカーユニット本来の力を発揮することができるのです。
As you can see from these photos, not only the surrounds, but the spiders are also a very important key to getting the best from your speaker units.

2019年2月12日火曜日

異次元の音質!これが5cmフルレンジ KENRICKカスタムスピーカーの実力 空気録音



トロイダルトランスにて外部電源化したBOSE M3スピーカーをさらに徹底チューニング(純正状態でもそこそこの能力を秘めていますが、カスタム後は目を見張るほどの驚異的パフォーマンスを誇ります)したのち、当社・ケンリックサウンド開発の大容量リチウムフェライトバッテリー電源を核としたUSB to S/PDIF DDコンバーターとカスタム型DAコンバーターを組み合わせております。PC上のSSDからWAV音源を再生する超高音質な小型ニアフィールドスピーカーの出音をステレオペアマイクにて約50cmの距離から近接録音(レベル固定)した動画です。

当社が得意とする大型スピーカーのみならず、こぶし大の極めて小さなフルレンジスピーカーであっても、ここまで驚異的な音を引き出すカスタムとチューニングが可能です。もちろん、サブウーファーの類は一切なく、左右2本の5cmユニットだけで再現される音そのものです。収録マイクはSchoepsの選定品(ディスクリート・マイクプリ)、こだわりのファンタム電源は当社オリジナル左右独立モノラル構成のリチウムフェライトバッテリー駆動によるもの。録音時~YouTubeアップロードまで一切の加工やエフェクトなど介在せず、16bit/48kHzでLPCMレコーディングしたWAVを上げています。

常時モニター用ヘッドホンを装着したまま最大ゲインが得られるようクリップが起こらないか否かをモニタリングしながら撮影を行っているわけですが、近接距離からのスピーカー音源でモニター音がマスクされることを嫌ってフード内側に遮音用ニードルフェルトが囲ってあり、その下にヘッドホンがあります。ゆえに冒頭からフードを目深に被って、ぶっきら棒な様子に映りますが気になさらず構わずに、音質に注目してみてください。


2019年2月8日金曜日

JBL15インチウーファー、ダンパーの新規交換作業 Replacing worn out spiders from JBL 15" bass drivers

初めまして、ケンリックサウンドの熊木です。私はエッジ交換やリコーンなどユニットの修理に係る業務を担当しています。
Hello, this is Kumaki from Kenrick Sound. My job is mainly re-foaming and re-coning of the speakers.

今後このブログにスピーカー修理を始めとした、ケンリックサウンドでの作業の様子をアップしていきたいと思いますので、お付き合いよろしくお願い致します。
I plan on sharing some of the work we do, and other things that goes on here at Kenrick Sound.

さて、本日取り上げるのはダンパー交換の作業の一部です。古いダンパーが経年劣化によりへたり交換が必要な場合、ダンパーを丁寧に除去する工程を伴います。この過程を抜きにしては、ボイスコイルがマグネットのセンターに位置するように新しいダンパーを取り付けることができません。
Today we will focus on a process in changing old spiders. When the old spiders are worn out and needs to be changed, we need to remove it completely, including the adhesives that were used. Unless we remove all the old spiders, we can not attach the new spiders in place for the voice coil to come to the center position to the magnet.

まず、ダンパーを小回りが利くデザインカッターとニッパーを用いて切り取り、ボイスコイルの付け根に接着されている僅かな部分だけを残します。次に、残りはリューターを使って綺麗に除去します。
First, we will cut the old spiders leaving only the part that was attached to the voice coil.


上部写真のようなダンパーの接着部分を取り除かなくてはなりません。
The remains of the spiders seen in the photo above needs to be removed.


上部写真のようにリューターを使い削り取ります。
In this photo, we are using a rotary tool to remove the remains.


上部写真のように除去することによって、新しいダンパー位置の調整が可能になります。
Only then, we are able to adjust the spider to the ideal position.

以上、古いダンパーの除去作業でした。
So, that's about it on how to replace spiders.


2019年2月7日木曜日

【雑誌】月刊 Goods Press (グッズプレス) 2019年3月号 「夢中になれる趣味時間。」 に掲載中です。

2019年2月6日発売の月刊誌『Goods Press (グッズプレス) 』2019年3月号 「夢中になれる趣味時間。」 に当社代表・細井研志の生い立ちや、ケンリックサウンドの成り立ちについてが紹介されています。