2013年12月27日金曜日

JBL4320 JBL4333AWX内部プレゼント発見!

年の瀬も年の瀬、通勤で利用する電車も幾分空き始めて、乗客同士の間に隙間が生まれるほどになってきました。どこか緊張感のない空気の中で、年末年始への期待を想像しているのか?書き終わらない年賀状が頭の片隅に残るのか?空間が生まれてもそれを埋める新聞の広がりが少ないことに改めて時代の変化を感じます。そんなことをうつらうつら考えながら、つい2、3日前のことを思い出します。

日本中をサンタクロースが駆け巡ったその日。修理中のキャビネットからは、おそらく必要のないプレゼントが見つかりました。JBL4320に入っていたのは紙ヤスリ。ウーファーが振動するたびに一緒になって震えていたのではないでしょうか?この不必要な振動装置のオプションは折角ですが、撤去しました。さらには修理依頼で届きましたJBL4333AWXにもこれまた気になるものが差し込まれていました。サンタクロースもわざわざユニットを外して入れ込んだのか?首をひねりたくなるプレゼントは楔です。おそらく、キャビネットを組んでいく際、接着の固定で使用されたとものだと思われます。細井曰く、この楔は時々入っている定番品だとのこと。中には作業工程完了チェック表らしきものも出てきたことがあるそうです(チェック表の意味がない気がしますが)。ケンリックサウンドでは忘れ物が無いように心掛けます!

本年は数多くの方にこちらのブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。皆様におかれましては、ますます寒さ厳しくなる折り、くれぐれもご自愛いただいて、良い音しをお迎えくださいませ。

↓JBL 4320からはペーパーが見つかりました。




↓JBL 4333からは楔が!




↓内部文章!?チュエックリスト発見!





2013年12月26日木曜日

JBL パラゴン・オックスブラッド・ポリッシュモデル完成です

















いよいよ完成しました。JBLパラゴン中期型をベースに、オックスブラッド・ポリッシュ仕上げにしたスペシャルカスタムバージョンです。もちろん今回も、ファインメットカットコア(ナノ結晶軟磁性材料)トランス式アッテネーターを375だけではなく、贅沢にも075に対しても用います。ウーファー150-4Cを含め全てのユニットは再着磁、そして、砲金削りだしホーンやバックチャンバーなど最高峰に相応しい仕上がりとなりました。文句なしの出音に鳥肌が立ちます。

販売価格・・・5,890,000円

マドレーヌのいただきもの と JBL4331A修理完了!

お客様から美味しい焼き菓子をいただきました。こんがりと焼けたマドレーヌです。抹茶?味のマドレーヌもあって、包装紙から取り出す前から期待に胸が膨らみ、口腔が刺激されます。まず手にしたのは、そのグリーンのマドレーヌです。姿を現したマドレーヌはバターの良質な照りを身に纏い、しっとりとした食感のスポンジに誘ってくれます。最初は様子見で小さくマドレーヌに食いつくと、端のせいかギュッとした甘みが口の中に広がります。幅25ミリ、奥行15ミリほどついばんだ後は、口を大きく広げ、パティシエの指先に付いた旨味もろともいただくように、マドレーヌを自身に取り込みます。すると、甘さの中に苦味が並走し、味の場が広がります!寒い冬に温かいコーヒーとともに、幸せなひとときをスタッフ一同美味しく頂きました!ありがとうございました!







そして、あま~い時間を過ごした後に4331Aのレストアが完成しました!
新しいアッテネータプレートに打刻し、再塗装された艶やかなバッフルに貼り付けます。
お客様のもとで良い年越しができたら幸いです!















2013年12月24日火曜日

クリスマスパーティー と JBL4343 ピアノブラックスペシャル アッテネータホールの目隠し、端子板加工中

一足早いクリスマスパーティーを家で行いました。商店街のいつもの焼き鳥屋にてチキンを調達。ケーキは電車好きの子どものために、汽車型のケーキを発注し、仕事帰りにピックアップしていきます。案の定、ぽぽさんと喜んでもらえました。そして、汽車に積まれたイチゴだけがどんどん消費されていきます。パスタにアボカドサーモン、ピザなど今夜は洋食花盛り。血管がどうなっても構わないと思うほどによく食べました。我が家は食イスマス。飲んで喋ってとっても楽しめました。



ところで、毎日が特別な日になりそうなJBL4343ピアノブラックスペシャルは、実は純正の内部ネットワークではなく外部ネットワークを使用する予定であり、今回バッフル面に取り付ける形のアッテネータは使用しないつもりでいます。そこで、アッテネータノブのホールは当然不必要なものになりますので目隠しをします。必要な大きさを割り出し、切り出して塗装したのち、バッフル面のシックな装いを崩さないようにヘッドがマットブラックになっているネジを選択します。そして、端子板は各ユニット(4種)分、プラス、マイナスで8個穴を開け、ロジウムメッキ端子の取り付け準備を進めておきます。
つづく…。










2013年12月23日月曜日

JBL4343 ピアノブラックスペシャル作業開始

JBL4343ピアノブラックスペシャルが、オリンパスとともに届きました。荘厳なキャビネットはまさに楽器であるかのごとく優美な佇まいで工房に鎮座します。ある意味では、クリスマスに向けて、この三連休の街の賑わいと喧騒の中で静かに祝福してくれるようなそんな余裕すら感じうる両ペアです。








届いたその日のうちに吸音材の入れていきます。フワッフワッの新品吸音材は余分な音をどんどん吸収してくれそうな素材感で色も鮮やかなレモンイエローです。以前JBL4343ピアノブラックスペシャルの吸音材を切り出した関係で、その寸法をノートに記載しています。そのため、今回の切り出しはスムーズ、手順もピアノブラックとはいえ、吸音材の張り込みに関しては変わりがないので思った以上にスピーディに仕事が進んでいきます。ミッドが収まるバッフルのボックスに吸音材を張り込むと、暖かな鳥の巣のようです。配線の通る穴の位置だけは忘れないようにしてバッチリ張り込みました。しかし、このピアノブラック魅力的な姿になるまでは、まだまだ序章に過ぎません。
つづく…。





↓張替え前




↓張替え開始
















↓鮮やかなイエローの吸音材。黒と黄色でトラのようです。



2013年12月22日日曜日

JBL Olympus, JBL 4343 オリンパスと4343ピアノブラックスペシャル準備中







JBL オリンパスと、JBL 4343ピアノブラック、いずれもスペシャル仕様を製作準備中です。

成城石井のプリン と JBL4331Aインストール中!

成城石井のプリンをいただきました。昨今のバリエーション豊かなプリンの中で、昔懐かしい、焼きプリンの味をしっかりと熟成させている印象を持ちます。アマ苦いカラメルソースと一緒に食べると、プリンのしっかりした弾力のある食感とあいまって、なんとも言えない喜びが懐かしさとともに吹き出します。アルミに包まれたその容器も郷愁を誘い、昔食べたオヤツのプリンを思い出します。




思い出のサウンドがきっちり蘇るであろうJBL4331A の修理は、ネットワークのレストアが完了して、その組み込みから始めました。 アッテネータも新品に交換され、鳴りが楽しみになってきます。この後、端子板を固定する前にコンプレッションドライバーホーンをインストールします。バックパネルからインストールしますが、微調整の際、端子板の留まるホールから、コンプレッションドライバーホーンを支えることができ作業性が高まります。無事にインストールできたところで、アッテネータのノブを新品にして、再塗装された目くら板も4枚取り付け、バッフル面のブルーとコントラストが際立ってきます。





最後はウーファーと、マジックテープ、アッテネータプレートを残すのみです。
つづく…。