2020年9月9日水曜日

トライセラトップス・和田唱さま ケンリックサウンドでJBL 4311スピーカーを蘇らせる





トライセラトップス・和田唱さまとは、以前にJBL L100 Centuryスピーカーを当社で修理・メンテナンス致しましてから約10年来のお付き合いとなります。

今回は新たに、お手持ちのJBL 4311スピーカーとQUADのアンプをレストア、チューンさせて頂きました。和田さんが好まれるヴィンテージな風合いは残したまま、ひたすら能力を高める修理・チューニングに注力しています。

この春発売となった和田さんの2ndソロアルバム「ALBUM.」は、歌、ギター、ドラム、他、全てのパートを一人でこなした、セルフプロデュース盤です。その楽曲をケンリックサウンドが仕上げ直したJBL 4311と同社DACシステムが紡ぎ出す音として、当社ショウルームで聴いて頂きます。すると、隅から隅まで全部知り尽くしていたはずなのに、ここへきて驚きの新発見をしてしまうほど、レコーディングスタジオでは聴き取れなかった熱いエネルギー感を体感してもらうことができました。

オーディオをやる方は、トーク中の声に注目してみてください。話し声が、自然な響きと発音で溌剌とした抜けの良さであることに、まず気付くと思います。そして和田さんをはじめ、当社技術者の河内、そしてカメラ背後にいる撮影者である私が、ちゃんとどこにいて、どちらを向いて話しているのかという情景までがしっかりと再現できていることが特長です。ヘッドフォンで確認するとなお鮮明に分かります。マイクとレコーダー、オリジナルファンタム電源と純銀単線マイクケーブル・純銀コンタクトの接続プラグなど、録音にもこだわっている結果です。

予期せず修理着手後に発覚した不具合箇所があったものの、上手い機転で解決させたことを伝えると、「運が良いですねボクは本当に」と和田さん。前向きで明るく誰とでも穏やかに付き合いが出来る、和田さんの人柄の良さを表す一コマですね。

以下記事は前回のものとなります。
http://blog.kenricksound.com/2011/08/triceratops-jbl-l100.html

JBL 4350 “最”初期型ホワイトコーン JBL 2230A搭載 オールアルニコ超希少モデル 出荷準備





JBL 4350 “最”初期型ホワイトコーン JBL 2230A搭載 オールアルニコ超希少モデル の出荷準備が完了しました。クレート木枠梱包で台湾へ出荷されます。同じく初期型ホワイトコーンのブルーバッフル版JBL 4350は、岩手県のお客様への納品が決まりました。ご自宅の工事が完了する年末までの間、お預かり予定です。どちらも、楽しみにお待ちください。

2020年9月7日月曜日

月刊 Goods Press (グッズプレス) 2020年10月号 「ステイホーム時代の[新]必需品」に納品事例と細井自宅リビングのKRS 4351掲載中



月刊 Goods Press (グッズプレス) 2020年10月号 「ステイホーム時代の[新]必需品」に、当社納品事例と細井自宅リビングのKENRICK SOUND 4351スピーカー掲載中

2020年9月1日火曜日

JBL 4312 Mk2 女性オーナー、ケンリックサウンドを語る。スピーカーカスタムから4年が過ぎて・・ 代官山・紹介制バー Membership Bar Owner talks of KENRICK





代官山にある、知る人ぞ知る一見さんお断り紹介制バーのオーナーでいらっしゃる戸崎様は、JBL 4312 MkIIを店舗用スピーカーとしてお使いのお客様です。4年前に、このスピーカーの傷修理を当社へご依頼頂いたことをきっかけに、修理のみならず高音質化カスタムや、PCオーディオとDDコンバータ+DAコンバータを取り入れるなど、より良い音の探求をされてきました。その軌跡を振り返り「ケンリックサウンド」について語ってくださいました。ついに次は真空管アンプを導入される予定です。

【2016年の過去記事】
戸崎様 JBL 4312 MkII ベリリウムツイーターカスタムご依頼
戸崎様 JBL 4312 MkII ベリリウムツイーターカスタム 出張セッティング

2020年8月21日金曜日

お客様の声 宮城県・針生様 JBL 4320カスタム 新開発ツィーター搭載 マホガニー突板貼込サンバースト塗装 ご購入





























【お客様のコメント】

4年ほど前に御社でSunsui SP-LE8Tを購入させていただきましたが、その後も度々ホームページを覗いては試聴しているうちに4320が欲しくなり、2020年3月に購入を決意。コロナウイルス感染拡大で先が読めないなか若干の躊躇もありましたが、我がリスニングルームを充実させることでストレスも軽減されるだろうなどと都合良く解釈し、自分で自分を納得させました(笑)。

4ヶ月ほど待って、7月23日にようやく納入。

設置場所はリスニングルーム兼AVルーム兼書斎兼寝室の14畳間で、スペシャルな4320はそのなかで圧倒的な存在感を放っています。

休日は音楽に浸り、本を読み、大変充実したStay Home環境が実現しました。

折角なので外観にもこだわりました。エンクロージャーは高剛性サテン(半艶)仕上げに加え、バッフルはマホガニー突板貼込サンバースト塗装サテン仕上げ。ウーファーを固定するクランプも剛性や耐久性を考えて、細井社長おススメのステンレス無垢のクランプ5点留めという組み合わせにしました。

そして、サランネットもC36 Viscountに使用しているものを指定させていただきました。サランネットを装着していてもスピーカーが透けて見えるので、雰囲気もバッチリです。

こういった個別の細かい要望を反映させてくれるのもケンリックサウンドさんならでは。まさにオンリーワンのSPです。古いSPが廃棄されることなく、クラフトマンたちの職人技によって手間暇をかけて新たな命を吹き込まれ、人々の音楽ライフを豊かにするケンリックサウンドさんのビジネスモデルに心から拍手を送りたいと思います。

設置後、早速聞き慣れたソースで音出しをしてみました。見通しが良く、ストレートで切れの良いサウンドが部屋いっぱいに広がりました。中音域から高音域の厚みや量感が素晴らしく、繋がりがスムーズです。今回075に新開発の大型ステンレスホーン(無垢)を付けていただきましたが、その効果が大きいのだと思います。低音は量感を伴いながらも締りがあり、スピード感溢れています。ボリュームを上げても決してうるさくなく、素晴らしいバランスで鳴ります。居ながらにして部屋が「JAZZ喫茶」になりました。

このスペシャルな4320は一生ものとして付き合っていけるSPだと確信しました。スタッフの皆さんの素晴らしい仕事に御礼を申し上げます。



【ケンリックサウンドからのコメント】

2015年春に針生様は「SANSUI SP-LE8T アルニコ再着磁・マルーンピアノ塗装」を 当社より予約購入されています。

そしてこの度、同じく軽量系コーンの始祖とも言えるJBL D130を生かしたスペシャル2WAYスピーカーをオーダーしてくださいました。新開発の大型イコライザーホーンを纏う075とは抜群の相性を見せるD130と相まって、2WAYなのに理想のフルレンジかのような繋がりの自然さと、溌剌としたマルチ駆動のいいとこ取りを集結させた出来映えとなっております。

これから鳴らし込みを重ねて、より熟れた音へと育んでいってください。

針生様、この度は誠にありがとうございました。

※参考製作価格・・・1,200,000円

買取のお客様 思い出のスピーカー JBL 4333 神奈川県・片桐様







【お客様のコメント】

1982年(自分が就職した年)にローンで購入した古いJBL4333です。
買取いただけるということ、感謝します。

長年愛用してきましたが、退職にともなって引越しすることになったので手放すことにしました。

エッジは20年くらい前にセーム革にしてもらっています。アッテネータ(アルプス製でした)は自分で洗浄してしまいましたので、ボリュームを回すとノイズが出ます。

一度、自分でユニットを外してペイントしなおしています。カバーのフレームも日曜大工で作り直しています。

大切に使ってきましたが、御社のご経験と技術で、この古いJBLがどこかで利用してもらえるようになること願ってます。ウェブサイトを拝見していて、御社であればこのスピーカーもまだまだ余生が送れるかもしれないと期待した通りになりそうで安心しました。



【ケンリックサウンドからのコメント】

片桐様

お問い合わせありがとうございます。

長きに渡り大切にされてきた思い出深きJBLだという様子が、頂いたコメントと写真から滲み出ています。

当社であれば、片桐様と同じようにこれから先何年も感じてもらえるほど、最高の状態に仕立て直し、再び次のお客様に引き渡すことができます。

到着したスピーカーも大事にされてきたことが分かる状態でした。これから、次期オーナーのために、しっかりとレストア、カスタムを施します。

片桐様、この度は買い取りのご依頼ありがとうございました。

2020年8月20日木曜日

昭和レトロ 横濱・旧バラ荘のモノラルヴィンテージスピーカーをケンリックがカスタム






























【お客様のコメント・・・最高品質の音楽も旧バラ荘で】

コロナ禍の休業中、密かにプロジェクトを進行しておりました。その名もSOUND AID project。

最新スピーカーを購入した方がよほど安上がりだったのですが、あのスピーカーは、やはりバラ荘の顔。かなり気合い入れました。

いまや数少ないスピーカー職人さんの手に委ねることで、60年の歴史ある特大スピーカーキャビネットを活かしながら、見た目は超レトロ、中身は最先端という音響システムを構築しました。

ウーファーに贅沢なアルニコマグネットのJBL D131をリコーン、ベリリウム銅ツイーターで2wayシステムに。

アンプ、アナログ変換、ノイズ低減にもにもこだわりました。ただ鳴るだけでない、メリハリと迫力のある低音とデジタル音源とは思えない豊かで伸びのあるボーカルの余韻。

モノラルでもここまでできるんです。野毛でもこれだけいい音で音楽を聴かせてくれる店はないというくらいの自信のサウンドが仕上がりました。

大好きなあの曲を最高品質の音で聴きたいというお客様のワガママなリクエストにもお応えします。まずは、その耳で確かめに、ぜひお運びください。

今回、スピーカーのオーバーホールを委託したケンリックサウンドさんのYouTubeチャンネルで、旧バラ荘のサウンドシステムが紹介されました。ご高覧くださいませ。



【ケンリックサウンドからのコメント】

相馬様、この度のカスタムご依頼、誠にありがとうございました。お問い合わせ当初は、お店でお使いのスピーカーがJBL Olympusとお考えになっていたことから当社へご連絡頂くこととなりました。その後、実際のスピーカーは詳細不明なヴィンテージモデルと分かりましたが、そのままカスタムをお引き受けいたしました。

高域も低域も不足していて、どうにか音質向上させたいとのご相談でしたから、今回はJBL D131を特別リコーンしたウーファーと、ベリリウム合金のツィーターを最高峰のファインメットカットコアコイル並びにMundorf Evo Silver/Gold/Oilコンデンサーで素直につなげた2WAYを完成させました。極力コストを抑えてPCオーディオを導入されたいという意向に沿って用意したシステムは、蘇ったスピーカーを驚くほど生き生きと鳴らすようになりました。

昭和レトロそのもののノスタルジックな店内と溶け込むような濃密なサウンドだと思います。お店を訪れるお客様にも好評のようで嬉しく思います。ありがとうございました。


『バー・旧バラ荘』
神奈川県横浜市中区野毛町1-12
045-515-7787
営業:月~日営業(不定休)
19:00~翌3:00

お客様の声 新潟県 辻様 JBL 4343AWX 新品精巧リプロダクト 高剛性ワンピースバッフル型 KRS DDC & カスタムDAC他 ご購入










【お客様のコメント】

細井様

この度は、新潟県村上市の遠方にも拘らず我が家に来て頂きありがとうございました。

ケンリックさんのオリジナルDDCの納品及び最良音質を出すための調整を5時間以上もかけて行って頂き大変感謝しております。

私の考えでは、オーディオとはスピーカー、アンプ、再生機材、良質な音源があれば良い音が鳴ると思い込んでいました。

ところが、細井さんは現状の私のオーディオの音を聞いて即座に機器関係のアースの問題、トランスのスイッチ音と地球磁場との調整、他機材の配置調整、スピーカーの配置調整等々、細心を図って現時点で考えられるすべての問題を解消し完璧な調整をして頂きました。

私は調整でこれほど良質な音を引き出せるなんて思ってもいませんでした。

目の前で起こった調整の数々の現象に驚きました、本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。(特にトランスのスイッチ音と地球磁場との関係にはびっくりしました。)

私のオーディオ歴は大学時代にアルバイト先の電気屋でテクニクスのコンポーネントステレオでイーグルスのホテルカルフォルニアを聞いた時から始まります。

当時アルバイトで稼いだ金は、アンプはサンスイ、ターンテーブルはマイクロ、カセットはナカミチ、スピーカーはオンキョウのスタジオモニター等々、すべてオーディオへつぎ込み6畳1間の狭い学生寮で4年間聞いていました。やがて大学を卒業し社会人となりグローバルな会社へ就職、そして結婚して住まいにオーディオを置くスペースがなくなり全てを手放すことになりました。

いずれ会社を退職したら家を建て納得のいくオーディオを買うと決意して早30年、社会人から引退し現在に至りました。

そんな中、ある日、ネットでオーディオを検索していたらケンリックサウンドさんのホームページにたどり着き胸が熱くなるのが感じました。それは学生時代憧れていたJBLが元気に鳴っていたからです。オーディオを購入するにあたって長い間ネットで検索していましたが、迷いなく、これだ!ケンリックサウンドだ!と思い、ホームページで掲載されていた、JBL 4343AWX 新品精巧リプロダクト 高剛性ワンピースバッフル型 オールアルニコの視聴予約を入れました。

細井さんはそのスピーカーを最高音質で奏でる為のアンプやDAC等の機材もセティングして私に聞かせてくれました。ジャズからクラッシクなど十分納得いく良質な音を思い存分聞き最高な時間を過ぎすことが出来ました。(写真にその時に購入したものを掲載)

次のグレードUPとしては、方向性統一した純銀単線のスピーカーケーブル、電源ケーブル、ラインケーブルを考えていますが、大変高価なものなので現時点では導入できませんが、いずれ導入することを楽しみにしてオーディオ人生を頑張っていきます。

ケンリックサウンドさんに出会えた事に心から感謝しています。ありがとうございました。



【ケンリックサウンドからのコメント】

辻様、このたびは当社にて製作のスピーカーやDDC、カスタムDACなど購入頂きまして誠にありがとうございました。

JBL 4343AWX 新品精巧リプロダクト 高剛性ワンピースバッフル型 オールアルニコ 最高音質」を軸に、オリジナルDDCやカスタムDACなどPCオーディオシステムも同時に注文してくださいました。
DDCの製作遅れにより、随分とお時間お待たせしてしまったことに加えて、ちょうど時期悪くコロナ騒動になってしまい、DDCの納品だけが最後になってしまいました。

その代わり、既に代替機で長らく音楽をお楽しみ頂いていたシステムの最終仕上げという意味も込めて私がDDCを直接お持ちして、診断・セッティング・最終仕上げを行いました。

十分良い音で鳴っていたと感じられていた辻様ですが、電源極性の見直しや、200V→100Vダウントランスのコア励磁影響を加味したシビアなセッティング他、きめ細かな作業を経て、文字通り見違えた音に、驚かれていました。

辻様、今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

買取のお客様 思い出のスピーカー JBL 4333BWX 千葉県・玉置様







【お客様のコメント】

凝り性だった若かりし頃、当時オーディオスピーカーは絶対JBLと憧れて購入した物でしたが、結婚を期に子育てと家族中心の生活となり趣味のレコード鑑賞も時間が取れなくなり、いつの間にか部屋の片隅に追いやらてしまいました。いつかは復活できることを夢見ていました。

しかし、その夢も儚く嫁からこの大きな粗大ゴミはどうするの?と問い質され、粗大ゴミにしたくない一心からWEB検索したところJBLスピーカー買取のケンリックサウンドさんに行き着きました。

疑心暗鬼で問い合わせしたところ、懇切丁寧に対応頂き、安心して取引させて頂きました。



【ケンリックサウンドからのコメント】

玉置様

この度は、JBLスピーカーの買取ご依頼を誠にありがとうございます。

お預かりした4333BWXスピーカーの様子から、大事にしまってあったことが伺えました。当社にて改めて活躍できる状態に仕上げ直し、再び大切にしてくださる方の元へお届けしたいと思います。

またJBLをお求めになる機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。この度はありがとうございました。

2020年7月15日水曜日

お客様の声 東京都・黒崎様 JBL 1500ALサブウーファーシステム(JBL 4331A改)製作 JBL S4800用



















【お客様のコメント】

細井 様

この度は本当にありがとうございました。おかげさまで、快適なJazzライフを堪能しています。不思議なもので「装置(あるいは音)のグレードがアップしたこと」で生活のレベルまで旧態のそれとはまるで違ったものに感じます。遅くなりましたが以下に、今件の顛末・感想等をしたためましたのでご一読ください。


・ケンリックサウンド さんに就て

『コンタクトをとる前の、私のケンリックサウンド さんに対する認識は〈JBLの大型スピーカーをレストアし、主に法人需要(カフェバー等)に応えている会社〉というものでした。

そんな訳ですから、今回の私のリクエストは門前払いされても仕方ないか…、と正直なところ覚悟していました。

私のリクエストとは…、44年前 初任給74,000円の自分が、長期月賦を組んで買ったJBL4331Aをサブウーハーという形で再生させる…、という願いでした。

クラシックも聴くようになったきっかけで S4800 を購入した後も 4331Aには特別の愛着があり、捨てる事は出来ませんでした。そこで思いついたのが 4331Aのエンクロージャーを生かし(JBL最後の単品発売ユニット)1500AL を装着したオリジナル・サブウーハーの製作を依頼する事でした。

これが実現すれば、ジャズやロックを聴く時にはきっとダブル・ウーハーの効果でサウンドのグレードアップが図れるのでは、と…そして何より毎日 あの愛すべき JBL4331Aの存在を目にする事も出来る。

そこで勇気(?)をもってケンリックサウンド さんに検討を依頼しました。おそらくケンリックサウンド さんの日々の仕事からは 奇妙かつ半端な内容の一件であったろうと思います。

しかしながら、実に、真剣に、私の依頼を扱って下さったのです。何度かのヒアリングで私の願いの肝の部分を理解され、その実現のためには 何が必要で、かつ何を為せば良いかを示して下さいました。

その内容は…、(単純にジャンク状態の4331Aのウーハーを付け替えてプリアンプに二つのスピーカーを繋げばよいか)程度に考えていた自分には、いささかショックではありましたが、筋の通ったアドバイスに寧ろ心躍るというか、ここは一つ あの4331Aの為にもベストを尽くしてやりたい…という興奮をおぼえたのでした。

…そしてセッティング当日、まず44年前の購入時を思い出させる美麗なJBL4331Aが運び込まれました。

嬉しさと共に ちょっと感傷的な気持ちが込み上げてきました。

うかがえば ケンリックサウンド さんのスタッフには「職人」と呼ばれるに相応しい経歴をもった方が何人かいらっしゃるそうで、「塗りのプロ」もその一人とか。

最初に セッティングの前段として、現行システムの音のチェックが始まりました。ここで驚嘆に値するのはケンリックサウンド を主宰される細井氏の「聴覚」と「知識」です。てきぱきと、しかし丁寧に各デバイスの接続をチェックされていきます。各段で示される音質の違いは明確で、「そもそも自分は現行システムをベストの状態で鳴らしていなかったのか!?」と恥いる次第…。

そしていよいよ チャンデバ、DAC、増設のパワーアンプを加えての、「4331A筐体+1500AL サブ・ウーハー投入 新システム」への移行です。

ここでも細井氏は細かい調整を繰り返し、何度となく各デバイスの設定を変更しながら一歩一歩 求める音に近づけていきます。各音域のカットやクロスの設定は勿論のこと、音に影響する要素の数多あることに驚かされます。私のプリアンプの特性から部屋の構造自体までをも含め細井氏は総てを勘案(生か)しながら追い込んでゆきます。

そうして遂に、私が最初に彼に求めた「自室=60年代のジャズ喫茶」計画が完成したのです!

音の調整のために流していた音源〈EMILIE-CLAIRE BARLOW “Live In Tokyo”〉は、たまたま私の愛聴盤でもあり幾度も聴いていた音。それ故に新システムの音の凄さ!がハッキリと認識できました。大袈裟な云い方に聞こえるかもしれませんが、目を閉じると 今 コットンクラブに自分が居る…そんな感動を味わえるのです。「耳で聴く」というより「身体で体感する」ような感動というのが近いかもしれません。「空気」が揺れている!.....ハッキリ受け止められる驚きでした。これなら「 今日は Five Spot、明日は Village Vanguard 」そんな毎日を楽しめるに違いない。そう思った瞬間でした。

ケンリックサウンド さんに感謝です。

多分、細井氏の企業理念は「物売り」(スピーカー販売)ではなく、クライアントの求める音を正しい方向に導いてゆく「音場の設計」のようなことなのではないかと思いました。

まず部屋〈あるいはホール〉があり、そこに様々なデバイスが組み合わされ、設置され 一つの「音」が出来上がる…、その経過あるいは結果の中でスピーカーや各種オーディオ機材の製造販売があるのでしょう。

昨今、音楽の楽しみ方も変化してきた と FM局のパーソナリティが語っていました。半数以上の人々がストリーミング再生で楽しんでいると。

確かに、古希に近い自分ですら  アナログ(LP・CD)よりデジタル(ストリーミング・ファイル)の再生頻度が高いです。

ケンリックサウンド さんにとってはまさに時代到来なのではないでしょうか。鋭い聴覚と卓越した電子工学の知識を併せ持った細井氏をはじめ 皆様の活躍の場が開かれたと思います。

このメッセージを目にされた方は、きっとオーディオに詳しく又 音楽を愛する方と思います。

もし、現状自前のオーディオシステムに何かモヤモヤしたものを感じていらっしゃる、あるいは新たに PC & DAC によるハイレゾ音源の再生に強く興味をもたれていらっしゃる という方は、是非ケンリックサウンド さんにコンタクトなさるのが良いと思います。とことん結果にコミットする(求める音への悩みを高次元で解決してくれる)オーディオデバイス カンパニーとして、お奨めします!決して敷居は高くない(笑)。』


以上、長文となりましたが 思いの丈を総て書き記したためです。お許しください。

それでは心より「本当にありがとうございました!」



【ケンリックサウンドからのコメント】

黒崎様、このたびは当社を選び抜き、カスタム製作のご依頼誠にありがとうございました。

JBL 1500ALを用いたカスタムスピーカーの製作は、かつて当社でも独自に行ったことがあり、特質はよく把握しておりました。最も注意を払ったポイントは、メインシステムであるJBL S4800と、如何様にしてクロスオーバーさせ、親和させるかということです。今回は事前に現状の音を確認するという工程はなく、サブウーファーを納めた当日に、セッティングも行う前提でしたので、組合わせるチャンネルデバイダー、駆動アンプともに、相性が優れたものを考えておりました。

初めは当社でカスタム販売しているJBL5235チャンネルデバイダーと、同じく製作販売している、JBL 5234, 5235などのチャンデバ用周波数カードを数種用意して組合わせ、現場で調整を行う予定でありました。しかし、設定の細かさや自由度の高さから、急遽DCX2496改を中心としたデジタルでの対応に変更となったわけです。

納品当日、まずはメインシステムのS4800の出音を確認します。一聴して各機器のコンセントプラグの良質方向が揃っていないことが分かり、早速一つずつ点検、方向を揃えていきます。ここで再生する楽曲は普段聞き慣れたものでなくとも構わないのです。むしろお客様に理解して頂きながら整えていく方が、より実感して頂けるのでここでも普段楽しまれている曲を選び使用しました。冒頭の5秒を聴き、コンセントプラグの差し込み向きを反転します。接地側へ機器のプラグ指定方向を揃えるというような一般の概念ではなく、本来それぞれに存在している、より良好な接続方向というものを音だけを頼りに探ります。

こうして組み上がる状態のシステムで鳴らす音は、だれが聴いても納得の改善につながるわけです。ただし、塵も積もれば山となるという、お山の形になる前の、機器一台一台の塵の段階では、相当の経験がない限り、相対判断であっても正しい知覚が難しいかも知れません。

メインシステムの調整も終わり、サブウーファーのクロスオーバーポイント、そしてスロープカーブを決定します。動画でも伝わるように、極めて自然なつながりで、なおかつステレオ再現のステージ広さ、そして奥行までもが広がり、音楽そのものが意思を持って活動し始めたと言っても過言ではないほどに、音全体が生まれ変わったのです。

大きな変化を遂げた音は、黒崎様にも大変ご満足頂けました。今回は、誠にありがとうございます。


2020年6月11日木曜日

韓国へと旅立つ異次元音質のローズ ケンリックサウンド新品精巧リプロダクトスピーカー



本日、韓国へと旅立つスピーカーは、ケンリックサウンド新品精巧リプロダクトの「JBL C37 Rhodes ローズ」です。これより木枠梱包が行われ、明日には空輸されます。到着まで、もう少々お待ちください。

お客様の声 愛知県・M様 JBL 4367WX用 特注ウォールナット総無垢スタンド

M様、この度は当社ブログをご覧になり、JBL 4367用として特注ウォールナット総無垢スタンドをご注文頂き誠にありがとうございました。許可を頂戴して、お客様のブログに掲載された貴重なコメントを、当ページでもご紹介することにいたしました。

【お客様のコメント】

JBL 4367WX
バーンイン300時間の記録

バーンイン250時間を機に、スピーカースタンドを変更した。メーカー選定にあたっては、迷わず、ケンリックサウンドさんに決めた。JBL大型モニターで長年培ったノウハウは絶大なる信頼感であって、他ショップへの依頼はありえない。

変更前) ウオールナットの角材スタンド 高さ10cm




変更後) ケンリックサウンド製 4367WX 用スタンド 高さ19cm (特注品)







で、ケンリックサウンド製のスタンドに載せた4367WXの音だが、4367の個性と思っていた硬質感が薄ぎ、突っぱった感が減って、弾力が出た。ややカサついた感じと、カンカン・コーコーと鳴るのは、JBLの魅力であり、同時に欠点なんだが、エッセンスは残しつつ、しなやかで、艶やかになった。

また、変更前では、上手に鳴る盤とそうでない盤の差が極端であったが、その差が少なくなって、上手に鳴る盤が増えた。つまり、危うい鳴り方をせず、安心して聴ける状態になったのだ。この状態は、まさしく “向上” と言えるし、“4367WXの覚醒” とも言える。

それにしても、プロの技は凄い。スタンド一つで、何ひとつ失うことなく、全体を底上げしてしまった。僕の持論は、「盤を選ぶステレオは性能が悪い」であるが、今回もやはり、それを再確認した結果となった。


ステレオサウンドの207号に、4367WXのレポートがあるが、“いかにもJBL” という記事になっている。意地悪な妄想をすると、評論家先生なら、実際に4367WXを聞かなくても、想像だけで創作できる記事だ(笑。




しかし、ケンリックサウンド製スタンドに乗せた4367WXは、“いかにもJBL” という音ではない。太く濃密でありながら艶っぽいのである。思うに、ダイヤフラムの樹脂化はJBLの英断を示唆するが、設計者の意図がケンリックサウンド製のスタンドによって、顕在化したと、僕は思う。

もし、評論家先生がこの音を聞いたなら、掲載記事は大きく表現が変わっていただろう、 曰く、 “JBL新世紀”  "新境地を開くD2デュアルドライバー” "ねいろの新基準はJBL”  “過去遺産との決別”  などなど。。。。(笑