2014年2月28日金曜日

花粉と赤い彗星の襲来!

今日も暖かい日。続いています。ラジオからの情報ではこの日は花粉が都心部でよく吹き込んで来るそうです。怖い。そんな花粉とともに届いたのが赤いキャビネット。前回まで使用していたキャビネット(青と黒)は売り切れで手に入らず、別仕様になります。ただ、見た目にも、機能面でもそんなに大差はありませんし、サイズも大幅に違いませんでしたので、当初目論んでいた場所にピッタリ収まってくれました。



 今回こちらのキャビネットにはネジを分類、収納します。これまでも分類、収納はしていましたが、30×60×30の箱にいっぱいに小分けされていた状態は、アダルト組の腰に否応なくダメージを与えていきます。一大勢力のアダルト組の腰はケンリックサウンドにとって重要な体の一部です。負担を少しでもやわらげるため導入に至りました。これで作業もいくらかスムーズになるのではないでしょうか?

今は仮収納の状態で、ラベルもラフで貼ってありますが、これから使い勝手を見ていき、より見つけやすく取り出し易い形に修正していきます。










白片誕生会 開催!

先日、レストアスタッフ、白片の誕生会を行いました。白片は私と同じ三十代。どちらもアラフォー男子です。甘いモノが苦手な主役はあっさりした甘さの焼き菓子に立てたローソクの火を吹き消し、ローソクの座の部分にあったアルミホイルが焼き菓子の中に残ったという情報を頭に入れつつ、頬ばっていました。



一方、甘いもの食べられる組は奥沢ロールをいただきました。スポンジと生クリームのシンプルな構成ながら、その美味しさは、脳みそに複雑な計算を引き起こさせるものでした。一見したところではただ甘いだけと思いきや、大変あっさりとした、軽やかでふわりとしたクリーム、スポンジも重たくなく、するっと食べられることができて、口の中ですぐに溶けていきます。見た目の印象に比べて、ずっと比重が軽いのでしょう。大変美味しくいただきました。

白片への誕生日プレゼントは地ビールです。越後の名産品らしく、コシヒカリ仕込みのビールもありました。いい夜を過ごせたのではないでしょうか?










2014年2月27日木曜日

梅 と JBL 4312Mk2スペシャル バッフル、バックパネル塗装

春の陽気がちらほら。ケンリックサウンドの側のとある公園では、あの大雪が嘘のように朗らかな空気が朝から漂っています。梅がほころび始め、思わず通勤の足を止めてしまいました。紅梅、白梅、どちらもようやく芽吹いている蕾のほうが多いですが、その中で幾つか可愛らしく咲いていました。



さて、こちらも一花咲かせようと意気込んでいる4312Mk2スペシャルですが、キャビネットのサンディングが終わり、バッフル、バックパネルの塗装を行いました。一見、清掃で販売できるレベルの痛みのようでしたが、ユニット、ネットワークとカスタムしていく状況の中で、全体感を整えるとともに、バッフル面の状態を再度チェックしていきますと、マジックテープはくたびれ、バッフル正面と立ち上がりに隙間を見つけましたので、張り替えるためにマジックテープは剥がし、隙間は充填材を塗布して、形状を整えておきます。この下準備で仕上げの感じが変わってきますので、大事なポイント。これで安心して塗装ができます。
つづく…。









2014年2月25日火曜日

JBL4320スペシャル サランネット新規張替え

JBL4320 スペシャルはサランネットを新規製作フレームに張り終えました。やはり、新たに製作したフレームはエッジがしっかり出ていて、また、剛性が高くなっています。厚みもそれなりにあるこのタイプのサランネットフレームは面が綺麗に出ると、質の高い存在感がより増してきます。フレームの状態で装着チェックをして、張り込みを開始します。





今回はエンブレムがピン留めではなく、ホールへの差し込み式になります。穴の径はもちろんのこと、穴を開ける位置の少しのズレが、ゆるゆるになったり、偏ったテンションで途中で引っ掛かり、最後まで差し込めないケースもあり得ます。接着で止める仕様ではないので、その辺りに気を回しつつ作業を進めました。








無事差し込まれ、キャビネットにもうまく収まったようです!収めてみると、包容力のある、余裕を持ったカクカクしたレストア泣かせのエンクロージャー形状が、シルバーベースのサランネットのエンブレムとあいまって、大変シックな仕上がりになっていると思います。サランネットの後ろに隠れている、スペシャルネットワークに繋がれた砲金ホーン075とD130の鳴りも楽しみで胸高鳴ります!










2014年2月24日月曜日

苗場土産 と JBL 4312Mk2スペシャル CARDAS(カルダス)純銅スピーカーターミナルを用いた端子板製作

ある種の方々にとっては、青春の聖地の一つではないでしょうか?苗場。白い聖地の熱気に旅立った河内からお土産をもらいました。今回の苗場訪問、熱源は松任谷由実さんのコンサートです。貴重な半券とともにおみやげをパチリ!
ドームやイベント型の大きなホールと違って、ホテルの会場を使用する関係でその距離感は密接。おじさま、おばさまの熱気で溢れていたそうです!この世代の方々は松任谷さんも含めて本当にお元気です。苗場の雪も溶けたのではないでしょうか?





さて、4312Mk2スペシャルは、端子も純正の端子から交換します。今回使用する端子はCARDAS(カルダス)の純銅スピーカー端子です。当然ノーマルの端子板は使用できんませんので、端子板の新規製作から始めました。使用する板材はMDFボード。今回はカルダスの端子に付属しているマットブラックのインシュレーターも使用しますので、そちらの計測から入り、端子板へのセッティングポイントを割り出します。適合する木工用ドリル刃も新規に購入し、加工しました。仮止めした後、水平方向の微調整を加えて、位置を決定し、ボードへの組み付け完了となります。後はスペシャルモデファイされるネットワークを待ち、ハンダ付けに備えます。
つづく…。





























JBL4312Mk2スペシャル オールアルニコ仕様カスタム開始

リコーンや、センター合わせ、塗装などレストアを進めてきた、LE5-2、LE20ですが、ユニットの行き先が決まりました。JBL 4312Mk2です。こちらはウーファーも含めて全てフェライトからアルニコに仕様変更し、端子からネットワークまでモデファイしていきます。ウーファーですが、4インチ径ボイスコイルの、D131を特別リコーンして使用します。












まずはキャビネット。こちらは状態が良い方ですが、使用年数相応の色褪せがありますので、木部はサンディング、ワックス、オイルフィニッシュし、バッフル、バックパネルも再度塗装を掛けます。いつものように、天地をひっくり返し底部から、充填剤塗布、パテ埋めをして削り始めました。削ってみてわかることは、塗膜が厚く無く、木部も乾燥が進んでいるのか?サクサク削れていきます。サンダーの甲高い動作音も抵抗が少ないせいか、鈍くなることもありませんでした。塗膜が厚いなど、いつもの感覚ですと1動かしても、0.5残る感覚がありますが、1動かしたら1削れる。今回はそんな感覚です。
つづく…。












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