2008年8月23日土曜日

お客様からのお便り 香川県 M様 JBL 4350 初期型ホワイトコーン 超希少モデル


JBL 4350 初期型ホワイトコーンモデル
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JBL 4350 初期型ホワイトコーンモデル
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JBL 4350 初期型ホワイトコーンモデル
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JBL 4350 初期型ホワイトコーンモデル
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今年の3月に当店にて、超希少な「JBL 4350 初期型ホワイトコーンモデル」をお買い上げいただいた、香川県のM様よりのコメントと画像です。導入から現在に至るまで日記形式で綴られていましたので、いくつかピックアップしてご紹介いたします。


【2月28日 ケンリックサウンド 細井様】

ギュンターヘルマンス氏がDGGを去ってアナログ時代は終わった、と言っても過言ではなく、確かに、このアナログ時代最後の本格派物量スピーカーが4350だったとして、パラゴンでもなく、ハーツヒールドでもなく今回、特に初期型ホワイトコーンということで4350を選択、決断しました。

かねてより500Hzクロスの3ウェイか、800Hzクロスの2ウェイか、カマボコ型中域重視の我々にとって議論の尽きないところでした。ので、上下を伸ばした4ウェイの4350は、、、それにも増して基音のほとんどの周波数帯域をコーン紙で賄っている43##は特に「紙臭い」としておりました。

本音を言えば、200Hzあたりからクロスできるような振動板を持ったドライバー、「375」ではなく、名付けて「575!」「2440」ではなく、名付けて「2550!」を切望し、そればかりか、この「2550」を装着した上でバランスをとった4350ならぬ「5350」を熱望していましたが、未だに夢、夢、夢。やはり今回のJBL自信作の中域もそのルーツは「375」でした。

そうなるとウーハーについても、ロードをがっちり駆ける事が出来て、重い「ドン」が軽くパーンと前に出てくる、やはりダブルウーハー!は最低条件とは思っておりました。

その後、あまり期待してもいなかった4345はフェライトでやはりがっかり。

次に狙ったのは、130Aダブルでバックロード+バサの4520システム。ですが、位相が決まらず音像異常・定位不安定で諦め。。。

という訳で、いよいよ搬入です。土曜日は宜しくお願い致します。プリには彫りが深くて中低域に厚みのある選りすぐりのクワドエイトを用意しました。残念ながら未だパワーアンプが揃っていません。当面、現有の275で行きます。何故か、今になって、4343が欲しい、、、気がするのは何故?


【3月10日 ケンリックサウンド 細井様】

取り急ぎ、メインラインアップで鳴らしました。
EMT930→クワドエイト→5235→275×2。

第一印象・・・2202がえらく「からっと」しています。130Aを彷彿させる「パンパン」。想像していた以上に紙臭くありません。やはりエネルギー、密度、質量感は相当なものです。オリンパスの2440に比べ、中域にかなりのゆとりを感じます。全体的に「毛筆で描いた油絵」的な記憶と印象が全く違います。敢えて言うなら「コテで描いた水彩画」とでも表現しましょうか。

でもやはりバスレフだし、2230はオリンパスの2215のように「弩スッツ ピタッ」とは鳴りませんね。「ブンブン」・・・当然ですかね。でもこのウーハーが在っての2202のこの音でしょうから、、、これもタルタルした2231「ブ~ンブ~ン」とは全く違いますネ。

いや~凄い。よし。

貴重な4350、有り難う御座いました。
ふと、、、普通の4350ってどうなのよ?

しかしこれを聴くと、オリンパスは中抜け。ビオラがない。残念。
2440が苦しそう。騒がしい。うるさい。困った・・・ナァ

またまた、、、何故か、今になって、4343が欲しい、、、気がするのは何故???


【6月4日 ケンリックサウンド 細井様】

セッティング次第でルイベルソンのツインバスドラの「ドン」という硬質の皮の低音とレイブラウンの「ブ~ン」という弦の軟質の、この異質な2つの低音の違いがはっきりと聞き取れるようになりそうです。

今は275を2台で縦接続。横接続では出なかった。このあたりもオリンパスでは出なかった情報量豊かな低音。欲が出て、上を#9で、下を275のモノ接続で聴くも、バランスが取れず・・・予想はしていたものの、、、がっかり。ましてや、この逆はサッパリ。鶏冠に来た!!!近日中に275をもう1台・・・!!!。

それはそうと、最近、クワドエイトのEQの石臭さが気になりだした。#7・・・やっぱり、球! 音が飛んで来ますよね。球のチャンデバは無いのか???当時のカタログ捲るに、、、ウエス○・・・冗談でしょ。あっさりエベレストにすれば良かったのに。。。当分、4350です。


【8月13日 ケンリックサウンド 細井様】

新しい我が部屋の測定を兼ねて、こけら落としに招いた知人曰く、、、「今までいろんなところで聴いてきたオリンパスを改めて、あらたまって聴くと、このスピーカーはその盤の空気で鳴るんですね。JazzはJazzの空気感で、パテ盤はフランスの空気感で、、、」と感じたらしい。この時は、何のことを言ってるの???としか思わなかった。

最近ビッグバンドがほとんどであったが、お盆だし、ゆっくりと、耳直しに久しぶりでJSバッハ・モーツァルト・ベートーベンを聴く。

3月に4350を鳴らした瞬間に感じたものの、この時点ではそれ程に深く考えなかったけれど、今再度、小首をかしげて痛感する。「これはモニタースピーカーだ!」・・・当たり前、、、か?オリンパスより少し広いバッフルの影響か、面で音を出してくる4350。下から上まで、、、小さい音から大きな音まで、、、全て「面」で表現する4350。

オリンパスは箱自体も含めてピーキーなのか、、、この歪みが奥行き・空気感を感じさせるのか、、、あの独特のキャンキャンを嫌って我がオリンパスはネットワークも含め全てプロ用ユニットに入れ替えたのに・・・同じ2440なのに。。。「我が家のハーツ、パラゴンは鳴っているよ!」という方、ヒントを頂けませんか?

この度は本当に有り難う御座いました。人生において、趣味は「元気」の基。今回の4350購入によって、この「元気」を沢山頂いています。今後とも、末長いお付き合いをお願いできれば幸いです。もうひとつ、これもまた貴重な5234有り難う御座いました。これから比較調整が楽しみです。



お買い上げ誠にありがとうございました。高額商品ですが、M様には香川からわざわざ飛行機で東京の当店までお越しいただき、現物のチェックをしていただきました。状態、内容ともにご満足いただけ導入に至りました。現在もチェンデバ入手のお手伝いなどさせていただいています。今後ともよろしくお願いいたします。