2020年9月9日水曜日

トライセラトップス・和田唱さま ケンリックサウンドでJBL 4311スピーカーを蘇らせる





トライセラトップス・和田唱さまとは、以前にJBL L100 Centuryスピーカーを当社で修理・メンテナンス致しましてから約10年来のお付き合いとなります。

今回は新たに、お手持ちのJBL 4311スピーカーとQUADのアンプをレストア、チューンさせて頂きました。和田さんが好まれるヴィンテージな風合いは残したまま、ひたすら能力を高める修理・チューニングに注力しています。

この春発売となった和田さんの2ndソロアルバム「ALBUM.」は、歌、ギター、ドラム、他、全てのパートを一人でこなした、セルフプロデュース盤です。その楽曲をケンリックサウンドが仕上げ直したJBL 4311と同社DACシステムが紡ぎ出す音として、当社ショウルームで聴いて頂きます。すると、隅から隅まで全部知り尽くしていたはずなのに、ここへきて驚きの新発見をしてしまうほど、レコーディングスタジオでは聴き取れなかった熱いエネルギー感を体感してもらうことができました。

オーディオをやる方は、トーク中の声に注目してみてください。話し声が、自然な響きと発音で溌剌とした抜けの良さであることに、まず気付くと思います。そして和田さんをはじめ、当社技術者の河内、そしてカメラ背後にいる撮影者である私が、ちゃんとどこにいて、どちらを向いて話しているのかという情景までがしっかりと再現できていることが特長です。ヘッドフォンで確認するとなお鮮明に分かります。マイクとレコーダー、オリジナルファンタム電源と純銀単線マイクケーブル・純銀コンタクトの接続プラグなど、録音にもこだわっている結果です。

予期せず修理着手後に発覚した不具合箇所があったものの、上手い機転で解決させたことを伝えると、「運が良いですねボクは本当に」と和田さん。前向きで明るく誰とでも穏やかに付き合いが出来る、和田さんの人柄の良さを表す一コマですね。

以下記事は前回のものとなります。
http://blog.kenricksound.com/2011/08/triceratops-jbl-l100.html