2021年12月4日土曜日

オーディオケーブルの良質方向を聴いて判断する(純銀単線)ケンリックサウンド高音質の秘密 How to judge better direction of Solid Pure Silver Wire



ケンリックサウンドが推奨する「方向性を正しく管理された」純銀単線の音の良さは以前より声高に紹介してきましたが、果たしてその方向性なるものがケーブルにあるのか?という疑問を晴らすために、普段当社で方向判定に用いている機器を特別にスピーカーを通した音として空気録音し、実施の音の違いとして動画に撮りました。

特に方向性差異が顕著に表れるのは優れたスピーカーシステムと、A級無帰還アンプの組み合わせ条件下です。動画中の実験装置もそれに従っており、とりわけテストプローブ終端までの結線も方向性を定めた純銀単線を用いています。

反磁性体の結晶内にある電子スピンの向きが変化することにより、導体を流れる電流の性質が1本の純銀無垢単線の末端同士で変わるものと考えられます。スピンの向きに変化をもたらす外的要因は複数あり、強い磁気を与える、高い電圧電流を印加する、加熱、剪断(圧力を伴う切断)など、いずれも磁化作用が引き起こされることで、ケーブルの良質方向が反転します。

当社で使用する純銀単線は、スピーカークロスオーバーネットワークの内部配線、機器間のインターコネクトケーブル、海外輸送用電源ケーブルの線材として効果を発揮しますが、正しく方向を事前判断の上、各結線を行うほか、組みあがった最終段階でも、イグナイターによる方向性再統一の矯正作業を行っています。

純銀単線の使用方向が異なるときの音質の違いは、数値で可視化する一要素としてインダクタンス計測を行っておりますが、実際には原因の本質ではなく、その違いを司る要素は引き続き研究中です。