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スピーカーのセッティングとアンプの導入作業です。今回チョイスした機材は、ラステームシステムズのRSDA904というフルデジタルアンプです。出力は小さいですが、4チャンネル分のスピーカー出力があり、パソコンでの設定にてチャンネルデバイダーとしての役割を持たせることが出来ます。
この環境に合わせてプリセットされたイコライジングのみを使いたかったので、今回はデバイディング機能は使わず、KENRICK SOUND 4346とJBL S3500に対してシングルドライブを行うことにしました。
素直な出音はするデジタルアンプですが、フラットだと味気ない表現のままですから、中域に厚味を持たせアナログアンプの良さを加味するため、真空管のマイクプリを組み合わせることにしました。『ART DIGITAL MPA』というデバイスです。12AX7真空管を2本搭載しており、今回のクラブミュージック用の音色調整には中々効果を発揮してくれています。
これには192kHzのADコンバータが内蔵されているため、ミキサーからのアナログ信号をDIGITAL MPAに入力し、24bit/192kHzのAES/EBUでRSDA904に接続します。DIGITAL MPAはややノイズレベルが高いものの、設定がぴったり決まるとRSDA904との組み合わせで、だいぶ心地よい結果を引き出せました。
メインの電源周りは『KENRICK SOUND KR-4TP+KR-PW15』です。
ビンテージJBLユニットを用いたケンリックサウンドのスピーカー、そして真空管プリと24bit/192kHzのデジタルアンプドライブ・・・まさに新旧の融合で作られる独自性の強いサウンドです。4346のスピーカー・エッジは、やはり耐久性を考え、標準のウレタン素材からギャザーのクロスエッジに変更しました。
次回はサテライトスピーカーの設置とKENRICK SOUNDオリジナルデジタルアンプの導入作業の模様をお伝えします。
ケンリックサウンドでは、バー、カフェ、クラブ(小箱)の音響プロデュースを承ります。少ない予算でも充実した音響設備のご提案を致します。詳細はお問い合わせ下さい。