2021年2月3日水曜日

買取のお客様 思い出のスピーカー 20年つきあった4312Bに新しいパートナーを・・・JBL 4312B 東京都・木下様








【お客様のコメント】

■今回、買取をお願いしたい事情

今月から仙台を離れ、東京に住まうことになりました。首都圏と地方都市とでは住宅事情がまるで異なり、かつ会社の規定もあり、部屋数も減。さらに、これまでは分譲マンションで、床はカーペット、窓は二重サッシと、それなりに防音にも努めていたので、なにげに爆音で楽しんでおりました。そして、転居した首都圏のマンションは、管理会社も騒音にうるさく、残念ながら設置してもその実力を発揮できない状況にあります。

■使用状況や現況使用状況については、一人目のオーナーが1年、私で20年使用している20年超えの戦士です。また、東日本大震災では、当時住んでいたマンションが一部半壊認定。JBL4312Bも、一つは前方に突っ伏し、もう一つは足を滑らせ転ぶ寸前。結果、前者はツイーターのネット部分が破損、後者は、下部の角の突板に若干の損傷を負っております。幸いなことに、破損したのはツイーターのネット部分のみで、音を出すには特に影響もなく、震災後のこの十年も私を十分に楽しませてくれていました。

■長年の愛機なので・・

仙台に戻ったときに、再び楽しもうかとトランクルームや貸しコンテナなども検討しました。ただ、転勤解除もいつになるかは不明のまま、音も出されずにいるのもどうかな?と。そこで、1ルームに、4343だったか4344を所有する身内に話したところ、こちらを紹介され、ホームページを拝見しておりました。御社においては、きっちりメンテナンスをし調整されたから、新しいオーナーの手に渡るようですし、私としては、配偶者よりも長く付き合ってきたこの4312も、そのほうがさぞ幸せなことだろうと考えております。JBLのスピーカーとしては、ありきたりな4312Bかもしれません。ですが、うちの愛機に、新しいパートナーと言うかオーナーさんを見つける手助けをしていただければと思います。よろしくおねがいします。



【ケンリックサウンドからのコメント】

木下様

この度の買い取り依頼、誠にありがとうございます。

長年の付き合いがある愛機を手放す寂しい心情と、次もまた大切にしてもらいたいという熱意が伝わってまいりました。

時代の移ろいや、今回のコロナ問題をはじめとした、取り巻く状況の変化によって、止むなく環境に合った生活スタイルを整え直していかいなければいけないのは、生活を営む以上、致し方のないことかも知れません。

これまで欠かせないパートナーだったからこそ、同じように大事にしてもらえる人の元で再び活躍して欲しい、というのはモノに対すると尊い気持ちの表れだと思います。

ケンリックサウンドでは、こうしたスピーカーたちに時間を掛け、丁寧にレストア・アップグレードすることによって、これまで以上の音と姿に蘇らせ、また来たるべく舞台で大いに能力を発揮してくれるよう仕上げることをモットーとしております。安心してお任せください。

木下様、ありがとうございました。