2015年5月28日木曜日

JBL4311 スペシャル ユニット事情

JBL4311 スペシャルは高域のユニットとしてJBL LE 20形のフランジを装着したベリリウムドーム型ツィーターを準備しました。標準のJBL LE20のペーパーコーンが繰り出す軽く優しく細かな音色とは違い、鋭く微細な伸びのある音色になっています。










どちらが優れているというわけではありませんが、狙いに合わせ変える料理の素材選びと同じように、今回のコンセプト、使用する他のユニット、ネットワークとの組み合わせの中で出てきた一つの提案です!














金属のドームによる軽やかではあるが、俊敏で鋭くしまった音色の効果を期待します。ウーファーは伸びのあるJBLD131改造バージョンを用意しました。4インチにボイスコイルをサイズアップしたJBL D131は今度は下に伸びのある音場を広げてくれます。

大口径のボイスコイルが繰り出す広がりと伸びのある低音はもちろん厚みも増して、ふっくらと振動するベースの弦の音を腹の底から支えてくれます。厚い層で広がる低音は腹持ちの良い大変贅沢な空間を作り出します。












ネットワークはトランス式アッテネータと最高級のコンデンサーを使用し、その音色は皮膚に迫り楽器の像が目の前に迫ります。レンジが明らかに広がったそのネットワークは中域の描きこみは余裕感たっぷり、上と下とも当然とばかりに拾いながら、どんどん描き出していきます。









通り道と繊細な表現力そしてその再現力極まったいきいきとしたJBL4311Specialを楽しんでいただければ幸いです。極上のチューンナップが放たれる時が楽しみでなりません!
つづく…。