2009年5月5日火曜日

お客様宅のご紹介 神奈川県 K様 JBL 4341ご購入 & JBL4343AWX下取り

K様 JBL 4341WX
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K様 JBL 4341WX
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K様 JBL 4341WX
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K様 JBL 4341WX
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EMT930st、STUDER D730mk2、Marantz #7、Marantz #9、Mark Levinson LNP-2L


池田ピアノ運送による厳重な梱包と運搬の様子
JBL 4341 ご予約のお客様

ピアノ便で安全に発送

ピアノ便で大事に搬入

階段も安全に運びます

頑丈な梱包

2階へ搬入中

設置中


当店からJBL 4341WXをお買い上げいただいたお客様、神奈川県のK様宅にお邪魔しました。K様からリクエスト頂いた内容で、4341はほぼ新品のようにレストアされました。アッテネーターもすべて新品、純正SPターミナルも新品、サランネット生地も新品張り替えしています。もちろんキャビネットの修復も丁寧に行いました。

袴の部分にはオリジナルの樹脂製の鋲が付いていますが、経年で粉砕して金属ピンの先が露出するケースが多く、当店では銅製の鋲に打ち替えます。些細なポイントですが、製品の寿命を延ばし、音質への配慮も同時に望めます。

K様 JBL 4341
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↑オリジナルの樹脂製の鋲が欠損している様子。

↓銅製の鋲に打ち替えます。
K様 JBL 4341
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見えない部分までこんなに綺麗になりました。
K様 JBL 4341
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K様からのコメントをご紹介します。

細井さんとは、彼がまだカメラマンをしていらした頃、オークションで4343用の純正ダボを出品していらしたものを購入したのがきっかけで知り合いました。それ以降オフ会等で交流したりと友人面でのお付き合いとなっておりました。

KENRICK SOUNDさんを始められてからは、いつか自分も購入できれば良いなと思っておりました。

今回下取っていただいた4343WXは私にとっては2セット目で、延べ15年程愛用しておりました。数多くのプリ、パワーアンプを試しましたが、4343をマルチアンプで鳴らすことの素晴らしさとは裏腹に、熱源や物理面での精神的な辛さを感じると共に、シングルアンプで上手く鳴らすということにも限界を感じていました。

4341WXを欲しいと思ったきっかけは、4343WXが現在の部屋には少々大きかったということと、瀬川冬樹氏が愛用していらしたという憧れがあってのことで、いつか巡り会えればいいなと漠然と感じておりました。

ある日KENRICK SOUNDさんを訪ねると、4341WXが入庫したての状態で台車に乗せられていました。私に巡り会うためにやってきたとしか思えない運命的な出会いを感じ、音を聴く前から購入を即時に決断してしまいました。

さっそく在庫の4341SFを聴かせてもらったところ、シングルアンプで上から下まで気持ち良く鳴る4341はとても魅力的に感じました。

細井さんの丁寧なメンテが施された4341WXは新品のように光り輝き、見ているだけでもうっとりする美しさがあります。4343専用のラスクボードにもピッタリ収まり、低域のだぶつきもなく気持ちの良いダンピングが感じられます。上から下まで過不足なく鳴るどころか、4343の音をも凌駕する鳴りっぷりには驚かされました。

4343からの買い替えということでの迷いはありましたが、得るものこそ多くこそすれ、何一つ失うことはありませんでしたので、4341への買い替えは大正解でした。

今回は私の細かいオーダーにも気持ちよく応えてくださり、末永く付き合って行ける最高のパートナーを提供してくださって、本当にありがとうございました。
コーン紙を含め入手困難なオリジナルコンディションの4341WXを入手できたことは何ものにも代え難い喜びがあります。

また4341ではオプションパーツ等でお世話になることも多いかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。


3年半前に初めてK様にお会いした頃の写真です。当時の私はシルバーのエクステを編み込んだドレッドヘアーでした・・・。

K様と私


K様が今までずっとお使いであった4343は下記のようにヤマトホームコンビニエンスさんに引き取られて当店の工房にやってきました。
jbl 4343 買取

ヤマトらくらく家財便 集荷中


そして、メンテナンス完了して、次のオーナーとなる兵庫県のK様の元へ納められました。このように30年経ったスピーカーでも、大切に使われたオーナーから、また次のオーナーへと受け渡されているサイクルがあります。私がその橋渡しとなり、改めて手をかけてあげることにより、さらに愛情を持って使って頂けるような素晴らしい状態へと蘇らせることができるものと思って仕事をしております。

K様はEMT930stに搭載されているフォノイコライザー、155stは通さずに、PartridgeのTH7559という昇圧トランスから#7のフォノイコライザーに通して聴かれています。ニアフィールド、小音量でも実在感を肌で感じることができる音にまとまっており、低域の量感はスタンドなしがベターというセッティングにもうなずけます。この日、K様宅に一緒にお邪魔した芳垣真之さんご自身の日記にコメントをされています。芳垣さんは、収納のノウハウに関する著書も出版されていますので、チェックしてみて下さい。K様、ご満足頂けたようで光栄です。今後ともよろしくお願いします。