2009年5月5日火曜日

PCによる3wayチャンデバ→HDMI経由→デジタルAVアンプ一台でのマルチアンプ

HDMIチャンデバ+Panasonic SA-BX500

HDMIチャンデバ+Panasonic SA-BX500

HDMIチャンデバ+Panasonic SA-BX500

写真は、PCによるチャンデバ→HDMI経由→デジタルAVアンプ1台(Panasonic SA-BX500)という構成で3wayマルチアンプドライブのテストを行っている様子です。38cmダブルのウーファーから芯のある超低域が再生できます。

当店で扱っているDCX2496改・フルデジタル・チャンネルデバイダーは大変好評を得ておりますが、難点として複数台のデジタルアンプが必要ということでした。

ステレオ2chのデジタルアンプを複数台利用する場合には無駄がありませんが、Panasonic SU-XR57など、多チャンネル分のアンプを内蔵するレシーバーを使う場合は、フロント2chしか使えずサラウンドチャンネルのアンプは未使用のまま無駄になっていました。

2台、3台のアンプを同時にボリューム調整するというのも面倒でした。確実な方法と言えば、DENON RC-7000CI + RC7000RCIなど無線式学習リモコン+赤外線送信アダプタを使うことでストレスなくコントロールが出来ます。

これまでチャンネルデバイダーからのデジタル信号はS/PDIFで送られるため、受けるアンプで2ch分しか処理できないという問題がありましたが、今回はHDMIを使うことで、一本のケーブル、一台のAVアンプで3wayまでのマルチ駆動が可能になります。

フロント2ch、サラウンド2ch、サラウンドバック2chのアンプを使ってシステムを作ることができ、当然ボリュームも一カ所だけです。PCのGPUパワーを使うことで、3Way、FIRチャンデバのマルチアンプシステムとなり、200dB/Oct〜の遮断特性と位相回転無しということができるわけです。

まさに夢の「AVアンプ一台でマルチアンプ可能」な方法で
・nVidiaのビデオボード、CUDAを使ってFIRクロスオーバー処理
・HDMI(リニアPCM、8ch)で出力
・AVアンプのL,R,SL,SR,SBL,SBRを使ってスピーカーへ
というシステムです。

iTunesやfoobar2000、winampなど、お好みのプレイヤーから動作させることが出来るので、イコライザーを使ったり、プラグインの管球アンプエミュレータも生かせます。

製品としてリリースするかまだ分かりませんが、ご興味がある方には下記のようなケースに組み込んだ上、パッケージとして販売致します。SSDやファンレスパーツを用いて無音PCに組み上げることも出来ます。ただし、ある程度パソコンに理解がある方限定です。CDをリッピングして直接再生しますので、CDプレイヤーは不要です。価格30万円〜 詳細はお問い合わせ下さい。

HT-5000