2012年3月5日月曜日

買取のお客様 思い出のスピーカー 神奈川県 宮田様 JBL 4311



【お客様のコメント】

たしか、購入したのは82年だったと思います。 私は58年生まれなので、中学入学と同時にイマジン(ジョンレノン) という感じでとにかく多感な時期と洋楽の発展期とステレオ機器 の進化がまさに重なりあってた時代だったと思います。


もうなんでも聞きましたね。ロックといっても新ジャンルが次々に 花咲く感じでしたね。中高時代のバイト代はコンポーネントか レコード代。もちろん高額品は買えませんでしたが、 一応何とか後半にはサンスイのプリ&パワーアンプ、ソニーの チューナーとテープデッキ、テクニクスのターンテーブル、 トリオのスピーカー、シュアのカートリッジで聞いてました。

ジャンルはロックからジャズ、ソウルもう全て制覇してました。 音的にはまっていたのが、ひとつはプログレロックでしたね。 多彩な音楽的アプローチがあった為、いい音で聞けば聞く程、 その違いが鮮明でした。もうひとつはジャンル問わずアコースティック ギターの音色です。特に西海岸の乾いた系ロックやクロスオーバー系 で良い楽曲が量産されていたと思います。 学生時代は登山部三昧だったので、山から下りてきて都会にもどると 新宿のジャズロック喫茶「木馬」他とかでお酒を飲むみたいな生活で、 とにかくJBLにはあこがれました。

特にアコースティックギターが アンサンブルされた西海岸系ロックの音には癒されるものがあり、 好きな音楽としては当時プログレ~クロスオーバーだったのですが 、JBLで西海岸系を聞いてしまうと全くの別物で手に入れたくて しょうがなかったです。

そしてついに社会人二年目の82年だったと思いますがJBL4311B購入 その時はシュアのV15typeⅢも購入し、今までのお気に入りのレコード を一日半(当時土曜日は半勤だった)聞きまくりました。 うちのコンポでも十分アコースティックギターの再現性は最初から ばっちりでしたが、ドラムスのぬけとか特にサンタナのティンバレス の音とかが好きだったのでそこらあたりはちゃんと鳴るまでならしが 必要だった様で、半年後くらいにかたさが取れた感じでした。

その後は絶好調でした、やはり輸入版との相性が抜群でしたね。 ボーカルがちゃんと中心にいながらも各楽器が立体的に見えてくる。 友人宅とかで、高額大型JBLも何度も聞きましたが日本の住宅で まったく必要ないと思いました。8M以内で聞くんであれば 音にのまれてしまいますし、自分が能動的に鳴らすという主導権 が全く感じられないからです。

その点、4311Bは自分が主導権を握れます。その時の気分で調整できます。 自分好みに調教できたと思っています。 西海岸系ロックを中音量で綺麗に鳴らすというのが指標にしてました。 本当に自分の青春とともに生きてきたスピーカーです。

へたってしまいまいましたが、是非プロの手で再生していただき またどなたかに感動を与えられればと思います。

ケンリックサウンドの皆様どうかよろしくお願いします。

宮田

【ケンリックサウンドからのコメント】

コメントありがとうございます。 宮田様のスピーカーへのこだわり、 大事にされてきたのが伝わってきました。本当に青春をともに歩んだスピーカーであったに違いありません。

新しい活躍の場を与えられるよう、再び素晴らしい状態にメンテナンスしたいと思います。