2010年7月16日金曜日

ケンリックサウンド技術情報第6回

技術担当の河内です。毎日蒸し暑い日が続きますね、技術情報の続編です。

前回スピーカーシステムの周波数特性測定の事をお伝えいたしましたが、最近の測定状況を報告します。
修理完成時に周波数特性を測定する事により試聴だけでは分からない、左右の特性違いやユニット単体やBOXのビビり音等の不具合を見つける事が出来ました。今後品質向上に有効な事がわかりましたので、今後出荷するスピーカシステムは周波数特性測定の確認を実施する事に致します。

最近の測定事例ではサンスイSP-707Jがあります。昨日オークションに出品して即日に多数の方々に入札頂き注目を集めておりますが、参考までにデータをご覧下さい。古い時代のユニットですがバックロードホーン特有のなだらかな低域特性がから読み取れる様に自然な低音が魅力ですね。
SP-707J 周波数特性



引き続き昨日商品として掲載されたパラゴンD44000 の測定事例です。
D44000
流石に最近のスピーカーと違って決して平坦ではありませんが各ユニットの個性が際立つ周波数特性です。
大変貴重な商品だけに何日もかけて入念に測定、調整を繰り返しました。
35年近く経過したパラゴンだけに375やキャビネットのビビり音対策を十分に施して当時の性能を引き出していると思います。
ご興味のある方は是非とも弊社にお越し下さり試聴をお勧めします。
よろしくお願いします。