2010年7月25日日曜日

ケンリックサウンド技術情報第7回

技術担当の河内です。

引き続きスピーカー磁石に関して、その後の状況です。
皆さん関心が高いアルニコ磁石についてウーファー、ミッドバスについての御報告です。

当然現状でも十分に楽しんで頂ける実力と品質を確保しておりますが、更なる実力を引き出す方法の一つとして再着磁をご紹介いたします。

アルニコ磁石は音のキレが良く大変好評ですが、左右のユニットの磁石の特性を揃える為に再着磁を行った場合の事例を紹介します。

ウーファーとして長年使って減磁した2231Aの再着磁前後のスピーカー単体のインピーダンス特性の変化です。
2231A
着磁前の単体インピーダンス特性例です。foは23Hzです。

2231Aaf
再着磁後はアルニコの磁力が回復してfoの23Hzのインピーダンスが約15dBほど上昇しています。

ウーファー、ミッドバスは再着磁により左右スピーカーの磁力を揃える事で特性を近づける事が可能です。再着磁時には更に合わせてリコーンを行えばより初期状態に回復して左右の特性が揃いますのでお勧めしますが、再着磁だけでも可能です。

ご希望の方を対象に再着磁の取扱いを開始しますのでお問い合わせください。
現状で満足できない究極を求めている方にお勧めです。価格や納期など症状や状況に等より異なりますのでご相談に応じます。またご不明な点などございましたらご連絡ください。お待ちしております。