今回のお客様のユニットはペアの1本のセンター出しがエッジ交換では出ず、ギャップ内に問題があり、一度コーンを取り外し内部を点検しました。
このユニットは同軸2ウェイのユニットでウーハーの中心にツイーターユニットが搭載されています。ユニットを確認してみると、片側のツイーターのホーンの部分にサビが有り、それが原因でボイスコイルと干渉しノイズが出ていました。
これは湿気により発生した錆です。粉状になったサビはギャップ内に溜まりHPD-385の低域のレスポンスを悪くします。
上記の写真はダンパーとボイスコイルを接合している接着部分です。接着材が劣化していました。これもギャップ内に入ってくると音に悪い影響を与えます。
ボイスコイルのクリーニング及びツイーターのホーン清掃、ユニット調整を行い修理完了です。