ホーンのドライバーをレストアしました。やや重量のあるホーン、綺麗な曲線を描く排音装置の後ろにあるドライバー、こちらのネジを4本外し目的の箇所を露わにします。まずはカバー裏のスポンジを張り替えます。経年劣化により、弾力性は失われ、指で触るだけでポロポロと崩れてきます。振動により、崩れたスポンジのカスが悪さをする可能性がありますので、音質の面でも新しいものに変えた方が良いと考えます。
そして、次なるチェックポイントはダイヤフラムになります。
ギャップの中に錆び付いたネジから取れた鉄粉や、ゴミが入りこみ、こちらのケースも異音が生じることがありますので、丁寧に取り除きます。磁力の発生しているパーツ上での作業になりますから、ネジが引き寄せられる、ドライバーが持っていかれる、この点に注意しながら作業を進めていきます。大事な磁力もこの時ばかりは、無ければ無い方がありがたいと思ってしまいます。
そして、清掃後、音を出しながら、ビビリ音が出ないように中心を決めていきます。
生まれ変わったホーン、クリアなサウンドになったのでしょう!セッティングが楽しみです!