放たれた香りとは反対に、ソファーから飛び跳ねて近寄ってきた、テニスボールよりも小さい握り拳を持つ人は、獣の嗅覚を最大限に刺激され居ても立ってもいられなかったようです。薄皮を剥き終わるやいなや、私の手から獣の手にオレンジの宝石が移動します。両手につまんだポンカンの実は片方が無くなると直ぐに補給するように催促のサイン。このエンドレスゲームにつきあい始めると、私の舌の上にその甘さを確かめる機会が遠のくのです。
さて、遠のいていたJBL4343BSFがようやく完成する運びとなりました。白いクリスマスツリーを携え、堂々の躍動感です!