オリンパスはその巨体をひっくり返し底面のサンディングと塗装から始めています。袴の4カ所にあるはずのプラスチック鋲ですが、2つははずれ完全にその機能を失ってしまっていました。そこで4本の銅無垢製の鋲を打ち込むことによりその機能を保持することとします。
袴の部分は欠けているということもなく接着もしっかりとしたものでした。
ものによっては朽ち果てボロボロと崩れ落ちるものもあります。
欠けていることも多い袴ですけれども、こちらの筐体に関しましては状態が非常によくパテ埋めすることもほとんどありませんでした。
またJBL4350等は全て黒の袴まであることが多いのですがこのオリンパスに関しましてはウォールナットの突き板が貼ってありますので、
その分を養生して塗り込む などの手順の方法工夫が必要になってきてひと手間かかってきます。 塗料が乾燥した後、ひっくり返していよいよサンディングに工程を進めます。JBL4343などと違って、面が複雑にカラミ、ひさしの部分などこれまたいろいろと難儀な仕様になっています。
つづく…。