JBL4344Mk2はコンプレッションドライバーのギャップ清掃、ダイヤフラム調整を行なうと同時にツィータのダイヤフラム交換と高域側のユニットを清掃、調整始めています。
コンプレッションドライバーはブラックコーティングされたダイヤフラムを一旦外して、ギャップを露出させ、清掃に入ります。若干広めに感じるギャップ。清掃道具もその隙間に入りやすく感じます。清掃後、ダイヤフラムを元に戻しますが、この頃のタイプは、ガイドピンではなく、セッティング場所にあらかじめ設計されているガイドがありますので、そこに嵌め込むだけで、ダイヤフラムのセンターが出る仕組みになっています(製造時に問題が無く、また、パワーを入れ過ぎたなどの使用時の問題が無ければ)。確かに組み立てしやすい設計ですが、何か不具合があった場合の調整はやりにくい構造です。今回は問題なく音が排出されました。
そして、ツィーター。ダイヤフラムの交換もオーダーされています。ダイヤフラムは幅1ミリ、厚み0.1ミリのリード線が端子にネジ留めされた幅2.5ミリの金属板に空いた1.2ミリほどの角丸穴に半田付けされています。リード線の断線に気を付け、熱を加え過ぎないよう手際良く外します。新品のダイヤフラムを付けるときも無駄無く熱を加え半田付けを行い、負担をかけないよう意識します。
その後、ダイヤフラムが捻れによる歪みを生じないようにパーツを組み込んで完成。インストールを待ちます。
つづく…。