2014年12月5日金曜日
ケンリックではこんなスピーカー修理もできます。JBL 135A オリジナルホワイトコーン移植作業。
希少なJBL 135A ホワイトコーン、アルニコウーファーです。JBL L71 Veronaや、L45に採用されました。プロ用の型番は2230Aで、初期型JBL 4350に採用されています。いずれも数は少なく貴重です。この後の時代は136A、および2231Aへと移行しますが、コーンに塗布された特性調整用である白いアクアプラス(Aquaplas)の代わりにマスリングがセンターキャップ直下に加えられます。
オリジナルの135Aや2230Aはランサロイ(Lansalloy)というゴム系エッジが用いられており、経年で硬化し機能を果たさなくなります。このエッジを修理に出した場合、JBL C8R2235という純正リコーンキットでリコーンされてしまったという個体も当時に多いのです。
今回のお客様は、いったんはC8R2235でリコーンされた135Aをできるだけ元の状態・特性に戻したいとのご希望でした。幸い、アクアプラスの純正135Aコーンも保管されていたため、以下項目にてオリジナルコーンの移植修理を完了いたしました。
【費用はユニット1本あたり】
・135Aオリジナルコーンのホワイトニング・・・13,000円
・ホワイトフォーム新品交換・・・28,500円
・ダンパー新品交換・・・15,000円
・リード線(錦糸線)新品交換・・・8,000円
・センターキャップ新品交換・・・8,000円
・コルクガスケット新品交換・・・3,500円
・アルミヘアライン再研磨・・・2,500円
【その他、追加可能なオプション】
・マグネット再着磁・・・20,000円
・大型金メッキ端子交換・・・11,500円
・マグネット励磁化・・・仕様により別途ご相談
ケンリックサウンドでは、スピーカーユニットの単純なエッジ交換やリコーンのみならず、上記のような細かいカスタム修理にも対応できます。ご相談ください。