その前にダボ受けの交換準備をしておきます。何回も出し入れされたであろう富士山を潰したような形のダボ受けは、その裾野の部分がゴッソリと削り取られる歪な形の山になっています。もちろん場所によってほとんど傷がない箇所もありましたので、特定の箇所だけが入りにくかったのか？特定の箇所でぶつかるような入れ方をする癖が使用者にあったのか？
それが今となってはわかりません。
とりあえず、バッフル面に15ミリほど埋まっている、ダボ受けをほじくり出していきます。なかなか取り出しに苦労することが予想されましたが、ダボを掴むと案外すんなり目の前に飛び出てきました。というのも、もともと傷つき白くささくれ立っていますので、取り出す時に傷を気にすることがありません。従って遠慮なく作業ができたおかげで、すいすいと取り出すことができました。
つづく…。
